磯田道史のレビュー一覧

  • 磯田道史と日本史を語ろう

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    磯田さんと著名人たちが色んな視点で歴史について語られており、私にとって刺激的な一冊だった。
    また対話内容からも学べることが多く、再読したいと思えた。
    読みやすい一冊。

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    2024年03月01日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    冒頭、秀吉と二度の天災の章がおもしろかった。こういう発見を探すのが歴史学者なのだと今後ももっと伝え続けてほしい。未来の素敵な学者ががもっと増えそう。
    最後の東北地震の章は、編集者の意図なのか著者が本心から入れたかった話なのかわからないけれど、ちょっと蛇足感があった気がする。おわりにでサラリと話すのみでもよかったのでは的な、微妙な違和感が。

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    2024年02月25日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

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    久しぶりに内容の濃い新書に出会いました。磯田先生が対談されるそれぞれの方が専門分野をお話されて勉強になりました

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    2024年01月29日
  • 無私の日本人

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    貧しくとも、人のために何かができる。
    貧しくとも、幸せに生きることができる。

    日本人のもつ美徳を、教えていただいた。

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    2024年01月24日
  • 感染症の日本史

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    与謝野晶子、聖徳太子、原敬、宮沢賢治などなど、よく知られている歴史上の人物の史実から、主に日本の歴史で流行病がどう影響していたかを、先生お得意の臨場感ある語り口で読むことができる。

    また、磯田先生の研究者のとしてのルーツについても触れられていてよかった。

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    2023年12月25日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    徳川時代、自らの政権を長く保つ方法を学ぶ。一方で、一つの政権が長くなることで、国としての発展は難しいと思わされた。自らの政権を長引かせたいと思ってしまうが、そのため害されるものがある。このバランスをどう取る、と考えるのが必要。

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    2023年11月11日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    過去の文献から、地震、噴火、台風の日本各地での状況を特に過去マックスの被害を受けた可能性のある場所、状況を考え今後の防災への呼びかけを訴える。
    地震では南海トラフは150年程度のスパンで起こっており、あと20年の猶予はあるかと著者は考えている。また、富士山噴火は、大地震と前後することがほとんどであり、火山灰の影響は数週間は出て、目がやられる。津波は、想定していたものより過去の最大の高さは大きい。台風や貯水池の崩壊による水害は各所忘れたことろには弱い場所に家が建っており被害を大きくしがちである。

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    2023年09月24日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    ネタバレ

    父の書棚にあった本。
    とても読みやすく「司馬遼太郎」作品を解説している。
    磯田道史氏の本を読んだのはこれが初。
    「花神」について紹介されているが、早速、購入し
    2冊目を読んでいる最中である。

    司馬遼太郎から見た
    「なぜ日本が無謀な太平洋戦争に突き進むことになったのか」
    がわかる。
    父も太平洋戦争時代を生きていた。
    これを読みながら共感する部分があったのではないかと推察する。
    司馬氏は兵隊として、戦争へ行かなければならなかった。日本の戦況状況を知りながら戦う事の恐ろしさについて紹介されている。
    昭和初期生まれの父は、よく銃を持って立川から都心へ向け行進したようである。父はそれを誇りに思っていた

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    2023年09月09日
  • 歴史とは靴である

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    武士の家計簿以来のファンです

    実際に女子高でのご講義、
    磯田先生の鼻の下はびろ~んとしてなかったでしょうか。
    気鋭の歴史家、そして歴史を学ぶ事の本質は何か。
    先人が苦労に苦労を重ねて後世に残したものは何か。
    そして私自身は何を残すのか。
    大きい小さい、高い安い、ではなくて価値のあるもの。
    遠い昔、自分の女子高時代には、世界史日本史、年代と登場人物を覚えるだけのものでしかなかったので残念。
    でもこれから還暦を超えてもなお学習します!
    磯田先生に感謝!

    #感動する #アツい #タメになる

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    2023年08月28日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    おもしろい。
    タイムカプセル開封感がたまらない。旧金沢藩士の猪山家は代々「御算用者」という会計•経理の家柄だった。幕末に新政府の会計方を任され、明治以降は海軍に出仕した。経理のプロが自家の借金返済のために付け始めた家計簿が、現代までよく残っていたものだ。関連する手紙類も含めて、取りまとめて保管した几帳面さも驚嘆に値する。

    一応、大学で歴史学を学んだ身としては、何となく『こうじゃないかな』と類推していた幾つかのことに正答を得られた感じで満足感が高い。
    だが、私がこの本を読んで何よりも感じいったのは別の所にある。それは"藤沢周平の小説のもつ時代描写の的確性"だ。ご存知の通り、

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    2023年08月15日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    5つのポイントに分けて、徳川家康の言動・結果が書いてある。
    他人に振り回されず、自分の人生を自分のものにする。50代を目前にした人生に役立てる。
    オススメです

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    2023年08月07日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    家康は我慢して我慢して、天下をとったんですね。
    勉強熱心だった。
    今の世の中でも、通用しますね。
    というか、今の日本の常識を作ったのが家康だから…?
    ただし、面白みないなー。
    歴史にifはないけれど。
    織田とか豊臣の天下だったらと考えずにはいられない。

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    2023年08月07日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    司馬遼太郎の思考をその著作から読み解いた本。
    司馬遼太郎の著作を通して、日本の歴史・日本人の特性を知り、今後の日本について考えられる良著。
    なぜ司馬遼太郎さんの著作は多くの人々を惹きつけ、考えさせるのかが理解できる。

    印象に残ったキーワード
    ・着眼大局、着手小局
    ・格調高い精神にささえられたリアリズムと合理主義をあわせ持たなければならない
    ・司馬さんが21世紀を生きる日本人に伝えたかったこと。「「共感性」を伸ばすこと」「自己の確立」

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    2023年08月06日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    信長にこき使われ、信玄に脅かされ、秀吉の命で関東へ・・・。家康は最初から天下を目指したわけではなかった。今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」のままの、家康の人生は厳しい選択の連続だった。家康は最強のライバルから何を学んだのか?

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    2023年04月28日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    どうする家康は間違いではないと感じました。後世の人は徳川家康と聞くと天下をとった権謀術数の人と思っていますが、少なくとも秀吉に臣下の礼をとるまでは、どににもいる大名の一人だったと感じました。天下をとる人は実力と言うよりかなりの強運では。

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    2023年04月27日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    NHKの歴史番組でもおなじみの磯田先生。独自の視点で家康をとらえます。運もさることながら、やはり学びですね。家康自身信長や秀吉、吾妻鑑からも多くこと学んだ。そして江戸幕府とつながった。棚から牡丹餅的な言い方をされることが多い家康ですが、実像はそんな簡単なものではなかったと思います。

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    2023年03月29日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    やっぱり磯田先生

    生まれ年が卯年だった、織田の人質時代は実は松平家から出されていたなど古文書と当時の時代背景を交えた説明が多々あり説得力があります。
    大河の“どうする家康”の磯田版として楽しく読ませて頂きました。
    他の方の本の紹介もあり、これからそちらを読んでいこうと思っています。

    #タメになる

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    2023年03月21日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    この本を読んで、西郷隆盛の姿をより深く知ることができました。
    本の帯にあるように、彼が「愛すべき異端児」でありながら、新しい日本国家を作るために徹底した破壊を断行したことから、畏敬の念と感謝の情を抱かざるを得ません。
    西郷隆盛は強烈な個性をもった男であり、「傷がある金の玉」というような存在であったと聞いて納得できました。
    彼は少年時代から「ややこしい奴」であり、「面倒くさい男」、本人が述べている「始末に困る人」ではあったとのことです。
    しかしながら、「観念を現実に具体的に変換する能力」や「人間平等の原理」を持ち、大久保のように「規格内の人材リーダ」ではなく、「規格外の人物リーダ」として活躍して

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    2023年02月22日
  • 無私の日本人

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    涙流さずして読めないような三話でしたが改めて…「この国は豊かになった」のだと思いました。貧しさや悲劇の傍らにある心ある人の心に触れ、心温まる思い出した。何故そこまで他人の為に…自らを犠牲にしてまで…主に忠誠を(この本ではありませんが)誓うことができる? 本作歴史小説ですが、説明がとても丁寧で読みやすく、かつての日本人の心に触れられた気がします。感動です。

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    2023年01月23日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

    購入済み

    筆まめの極地

    ドキュメンタリータッチの導入部から一気に読者を引き込む筆致は、学者の著作とは思えないほど巧みである。描き出し方が上手な上に、描かれている内容が十二分に称賛に値するものである。日記をつけている当人たちは将来この資料がどれほどの値打ちを持つものである ということをまるで意識していないと思われるが、今日 これほど詳細で 些末な 生活記録というのは、実に貴重であると思わざるをえない。
    中国の史書は、将来の人にどう読まれどのように評価されるかを、常に意識しながら書いたようだが、その分 内容が歪められることも多かったように思う。本書のように他人に読まれることを気にしていない資料こそ、精度が高いと思ってし

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    2022年12月16日