山本周五郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
山本周五郎の長篇時代小説『ながい坂〈上〉〈下〉』を読みました。
『寝ぼけ署長』、『五瓣の椿』、『赤ひげ診療譚』、『おさん』に続き、山本周五郎の作品です。
-----story-------------
〈上〉
人生は、長い坂。
重い荷を背負って、一歩一歩、しっかりと確かめながら上るのだ。
徒士組の子に生まれた阿部小三郎は、幼少期に身分の差ゆえに受けた屈辱に深い憤りを覚え、人間として目覚める。その口惜しさをバネに文武に励み成長した小三郎は、名を三浦主水正と改め、藩中でも異例の抜擢を受ける。
藩主・飛騨守昌治が計画した大堰堤工事の責任者として、主水正は様々な妨害にも屈せず完成を目指し邁進する。 -
Posted by ブクログ
山本周五郎の連作時代小説『赤ひげ診療譚』を読みました。
『寝ぼけ署長』、『五瓣の椿』に続き、山本周五郎の作品です。
-----story-------------
給与は最低。
昼夜のべつなくこき使われる。
けれど“赤ひげ”先生こそ本物の医者だ!
幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長・新出去定の元、医員の見習勤務を命ぜられる。
不本意な登は赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。
傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く医療小説の最高傑作。
-------------------- -
Posted by ブクログ
山本周五郎の長篇時代小説『五瓣の椿』を読みました。
『寝ぼけ署長』に続き、山本周五郎の作品です。
-----story-------------
父思いの娘が復讐の殺人鬼と化す異色の周五郎時代長編。
倒叙ミステリーとしても傑作。
婿養子の父親は懸命に働き、店の身代を大きくした。
淫蕩な母親は陰で不貞を繰り返した。
労咳に侵された父親の最期の日々、娘の懸命の願いも聞かず母親は若い役者と遊び惚けた。
父親が死んだ夜、母親は娘に出生の秘密を明かす。
そして、娘は羅刹と化した……。
倒叙型のミステリー仕立てで描く法と人倫の境界をとらえた傑作。
-----------------------
講談 -
匿名
ネタバレ 購入済み初めて山本周五郎作品を読みました。
あだこ 晩秋 おたふく 3作品
どれも読んでいて嫉妬だったり苦悩だったり
でも喜びがあったりで面白かったです。 -
購入済み
武士と職人の江戸情歌
沢木耕太郎の選んだ周五郎作品集(I)「おたふく」が良かったのでこの(II)を購入しました。直木賞を辞退した周五郎のような、意地っ張りの武士、職人の男伊達が巧みに描かれております。「情」たっぷりで、演歌のような情感を感じました。でてくる男性よりも女性の方が魅力的だとの見方もあるようですが、読み方次第ですね。「おたふく」も是非お読みください。(完)