山本周五郎のレビュー一覧

  • ながい坂(上)

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    山本周五郎の長篇時代小説『ながい坂〈上〉〈下〉』を読みました。
    『寝ぼけ署長』、『五瓣の椿』、『赤ひげ診療譚』、『おさん』に続き、山本周五郎の作品です。

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    〈上〉
    人生は、長い坂。
    重い荷を背負って、一歩一歩、しっかりと確かめながら上るのだ。

    徒士組の子に生まれた阿部小三郎は、幼少期に身分の差ゆえに受けた屈辱に深い憤りを覚え、人間として目覚める。その口惜しさをバネに文武に励み成長した小三郎は、名を三浦主水正と改め、藩中でも異例の抜擢を受ける。
    藩主・飛騨守昌治が計画した大堰堤工事の責任者として、主水正は様々な妨害にも屈せず完成を目指し邁進する。

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    2022年08月14日
  • 赤ひげ診療譚

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    山本周五郎の連作時代小説『赤ひげ診療譚』を読みました。
    『寝ぼけ署長』、『五瓣の椿』に続き、山本周五郎の作品です。

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    給与は最低。
    昼夜のべつなくこき使われる。
    けれど“赤ひげ”先生こそ本物の医者だ!

    幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長・新出去定の元、医員の見習勤務を命ぜられる。
    不本意な登は赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。
    傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く医療小説の最高傑作。
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    2022年08月06日
  • 五瓣の椿

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    山本周五郎の長篇時代小説『五瓣の椿』を読みました。
    『寝ぼけ署長』に続き、山本周五郎の作品です。

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    父思いの娘が復讐の殺人鬼と化す異色の周五郎時代長編。
    倒叙ミステリーとしても傑作。

    婿養子の父親は懸命に働き、店の身代を大きくした。
    淫蕩な母親は陰で不貞を繰り返した。
    労咳に侵された父親の最期の日々、娘の懸命の願いも聞かず母親は若い役者と遊び惚けた。
    父親が死んだ夜、母親は娘に出生の秘密を明かす。
    そして、娘は羅刹と化した……。
    倒叙型のミステリー仕立てで描く法と人倫の境界をとらえた傑作。
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    講談

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    2022年08月04日
  • 白石城死守

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    人がまだ義理とか人情とか武士道とか、言っていた時代の話。泣ける。我慢して、自我を通すことなく、貫いて生きる。やろうと思っても、できないから余計すごさがわかる。

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    2022年07月03日
  • 日本残酷物語 2

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    島に生きる人々、というのが一番印象深い。壱岐対馬の部分だけでも読む価値がある。山の騒動では、一揆が資料をもとにして説明している。50ページもあるが、本書の趣旨からは外れているような感じがした。
     文字は大きいのだが、活字が古く、紙が黄色いので、読むのに意外と時間がかかる。

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    2022年06月30日
  • 戦国武士道物語 死處

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    古い話だけど、泣ける。大将ではなく、名も知らない部下たちの忠義、武士としての生き様、心にじんわりくる。

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    2022年05月25日
  • 時代ミステリ傑作選 逃亡記

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    今、流行の時代小説の人情物の原典がここにある。古さを感じさせない。人間は、そうはかんたんには変わらない。いいです。

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    2022年05月07日
  • さぶ

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    ネタバレ

    時代小説に苦手意識持ってたけど、読んでよかった。
    栄ニタイプもさぶタイプも現代でも、生きてると損するのは、変わらずだな。
    そしておすえタイプの女、昔からいたんだな。
    栄ニとさぶの男の友情物語としては美しいけれども、そこに厄介な女が絡んでたんですね、という、そんな私の大敵みたいな女が絡んでて、おもしろかった。

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    2022年04月16日
  • 山本周五郎 作品集 二

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    今回は1作目より哀愁漂う感じの3作品でした。
    菊千代抄 昔のしきたりに翻弄された女性の話

    その木戸を通って 今で言う記憶喪失の女性が
    最後、記憶を取り戻したのか居なくなり
    その後どうなったのか凄く気になりました。

    ちゃん  家族の嫌味なく支え合って
    生きている感じがとても良かったです。

    #癒やされる #感動する #切ない

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    2022年03月02日
  • 山本周五郎 作品集 一

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    初めて山本周五郎作品を読みました。
    あだこ 晩秋 おたふく 3作品
    どれも読んでいて嫉妬だったり苦悩だったり
    でも喜びがあったりで面白かったです。

    #深い

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    2022年03月01日
  • おごそかな渇き

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    しみじみ人情を感じる短編集だけど、実はそれぞれ違いがあり、バラエティーに富む。武家もの、心意気、相手を気遣う気持ち、ほんとうの人間らしさが感じられる。
    「将監さまの細みち」なんて、背景を変えたら現代の小説になりそう。”あのひとは知っていた”と気づくあたりはドラマのようで「蕭々十三年」「紅梅月毛」と全く違う世界を描けるってすごい。

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    2022年02月22日
  • 将監(しょうげん)さまの細みち 山本周五郎名品館IV

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    泣ける。ドラマがある。人の心にジーンとくる。思想でも、主義主張でもなく、沁みてくる。黒澤明やテレビのドラマで使われる題材が山ほど、そこにはある。

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    2022年02月22日
  • 赤ひげ診療譚

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    山本周五郎全集11
    長崎遊学から戻り、御目見医になると思っていた保本登が連れてこられたのは汚らしい貧民に医療を施す小石川養生所。
    戸惑いながらも医員見習いとして赤ひげと呼ばれる新出去定に仕えるうちに世の中の底辺に生きる貧民の生きる姿や本当の善と悪を知り、医は仁術ということを学んでゆく秀逸な物語。

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    2022年02月20日
  • 裏の木戸はあいている 山本周五郎名品館II

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    いいです。勧善懲悪、予定調和ながら泣かせる。日本人のベースは、こういった物語で作られていったのだろう。テレビドラマでもよく見られるわけだ。

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    2022年02月08日
  • 赤ひげ診療譚 合本版

    購入済み

    面白かった

    昔の医師がどんなに大変だったか
    病気に関して無知な人々が多かったんだと感じました。
    ぶっきらぼうで堅物の赤ひげ先生ですが
    患者の事を1番に考えてる姿勢が大好きです。
    好きな小説の1つになりました。

    #感動する #アツい

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    2022年02月02日
  • 白石城死守

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    歳をとり涙腺が弱くなっている身としてはたまらない。どの物語にもウルウルポイントがあり周五郎はやっぱり良いなと改めて思います。

    生きづらいかもしれないが人として一本芯の通った人間を描かせると、周五郎はほんとに上手いと思う。

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    2022年01月23日
  • おたふく 山本周五郎名品館I

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    価値観の旧いところと今に通じるところといろいろあるものの、名もない人たちの日々の努力は泣ける。文豪は、夏目や谷崎だけではありません。

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    2022年01月23日
  • さぶ

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    1963年に書かれた本とは思えないぐらい現代につながるとこがあり、人の営みは変わらないとはいえ驚く。
    身に覚えのない盗みから、人足寄場におくられた英二。この盗みの事件を誰が何のためにやったのかというミステリー要素としても続きが気になるし、"さぶ"や"のぶ"達の登場人物が魅力的。
    不公平や理不尽なことがある世の中でも周囲の支えてくれてる人を大切にしたいと思う本

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    2022年01月02日
  • 季節のない街

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    山本周五郎先生の短編集。

    昭和30~40年位でしょうか、その頃の貧民街で起こるあれこれ。

    好みとしては、江戸時代ものがよい。

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    2021年12月14日
  • 裏の木戸はあいている 山本周五郎名品館II

    購入済み

    武士と職人の江戸情歌

    沢木耕太郎の選んだ周五郎作品集(I)「おたふく」が良かったのでこの(II)を購入しました。直木賞を辞退した周五郎のような、意地っ張りの武士、職人の男伊達が巧みに描かれております。「情」たっぷりで、演歌のような情感を感じました。でてくる男性よりも女性の方が魅力的だとの見方もあるようですが、読み方次第ですね。「おたふく」も是非お読みください。(完)

    #胸キュン #ほのぼの #切ない

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    2021年12月04日