【感想・ネタバレ】柳橋物語のレビュー

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Posted by ブクログ

柳橋物語としじみ河岸
柳橋物語はもう、悲惨。泣きっ面に蜂という感じ
火事で祖父を失い、ショックで記憶喪失、洪水でお世話になったひとを失い、
結婚を約束した庄吉に勘違いされ、裏切られる。
しかし、最後には避けていた幸太の愛に気づく。
強い女性

しじみ河岸はもっと悲惨。救いがない。
家族を養うのに疲れて、犯してない人殺しの罪を被る。
律之助の操作により、罪を犯していないことがわかり、また元の生活に戻っていくり
救いがない。。

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2021年06月07日

Posted by ブクログ

柳橋物語
宝塚"川霧の橋"の原作ということで読んでみたけど、おせんちゃんに次々と災難がふりかかってくるし、そこに折れないところと最後の決断が本当に強いな…と。

しじみ河岸
事件の結末に何が幸せなのか…となるような苦しさ。「生きることに疲れきって、ただもう疲れることから逃げたしたいという気持ちで、ーああ、おれにはそれがよくわかった、おれはそのことだけでまいったよ」
この言葉に全てがつまってる

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2021年11月23日

Posted by ブクログ

元禄の大火と地震、日本は災害の国だ。江戸時代は燃えたり流されたりしたら住み替えも日常茶飯事でそのまま行方不明になってしまうことも多かったのだろう。おせんは火事でたまたま救った赤ん坊に縛られて庄吉の愛を失うが、その子があるゆえに亡くなった孝太の愛を得る。あまりに悲惨なおせんの境遇がしんどく、読み続けられるか不安だったが、最後の淡い光のような明るさに心底ホッとした。おせんの一歩一歩はとてもゆっくりとした歩みだけれども、なにか絶対に揺るがない心の強さがあって、こうして粘り強く生きていくことが価値なのだと思えてくる。

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2021年11月06日

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