山本周五郎のレビュー一覧
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ネタバレ新出去定先生は貧しい人を無償で診療するけれど、それが徒労だとわかっていてやっているところが本物だなと思うし、リアル。こういうことを続けている人は、人助けがそんなに簡単なことじゃないことをわかってやってると思う。
貧しい中で一家心中未遂を起こしてしまう人の「みんな生きて苦労しているのは見ていられても死にそうなのはどうして見ていられないのか。このまま生きていて生きる苦労が軽くなるというのか」というせりふ、世の中に色々な苦しみがあるのに見て見ぬふりで何もしない大勢に対する鋭い批判、つきささる。
慈善に対する色々な面を感じる作品だった。 -
Posted by ブクログ
再読。
20年ぶり?
私が当時購入した文庫は、平成17年6月5日 84刷 版。
この作品は、昭和38年1月から7月まで週刊朝日で連載されたものです。古っ。
ん〜、こんな終わり方だったっけ?•́ω•̀)?
さぶちゃん?タイミング、タイミング大事よ?
ってゆう終わり方。
ま、いいんですそれは。
だって、さぶちゃんですもの。
それよかオイラは山本氏の作品をいつ何処で知ったのだろう?
てんで記憶が、無い。
ワタシ、子供の頃なんて本読まなかったからね。ずーっと外で遊んでて暗くなってから家に帰って怒られて外に閉め出されて泣いてたもんね。
そんな私が20代の頃に大ハマリして文庫揃 -
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ブクトモの皆様から『さぶ』はいいとお聞きしていたので買ってきました。
山本周五郎さん、私はまだ『樅ノ木は残った』しか読んだことがなかったんです。賞の名前になるくらいの人だから凄い人なんだろうなだと思っておりました。
少年の頃から、『芳古堂』へ奉公に来ている栄二とさぶ。さぶが主人公と思いきや、栄二が主人公でございます。
仕事もでき、面倒見の良い兄貴肌の栄二と、不器用でのろまに見えるものの、誠実で、栄二を心から慕うさぶ。
ある日、金襴の切が栄二の道具袋の中から見つかり、栄二に窃盗の疑いが向けられる。全く身に覚えのない罪を着せられ、人足寄場へ送られてしまう。
栄二は怒りと屈辱の中で世間 -
Posted by ブクログ
僕は時代小説が得意ではない。苦手ではなく、得意ではない
あくまで僕の読み方の問題なのだけれど、どうしても幼少時に祖母の側で興味がないのに「一緒に見させられた」という感覚が蘇ってしまい集中出来ないのだ
しかしこの「さぶ」
とんでもない傑作だと思う
「さぶ」というタイトル
そして冒頭出てくる泣きながら橋を歩くさぶ
おい、待てよ!と追いかける奉公先の仕事仲間、そして親友である栄二
振り続ける雨の中、故郷へもう帰るんだと嘆くさぶ。子供の頃から一緒に頑張ってきただろと説得、連れ戻そうとする栄二
さぶは言う、女将さんから身に覚えのないことで怒られた、とんまでぐずなのもわかっている、限界だ、故郷へ帰りた