花も刀も

花も刀も

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

3.7

没落した家運を剣によって再興しようと淵辺道場に入門した平手幹太郎(造酒)は、稽古おさめの試合で筆頭代師範を破るが、その夜、破門を命じられる。強い自負心と出世への野望を秘め、酒も飲まず女遊びもせずに剣ひと筋に励みながら、その努力が空回りし、ついには意味もなく人を斬るまでの失意の青春を描く『花も刀も』。ほかに『枕を三度たたいた』『源蔵ヶ原』など全8編を収める。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

花も刀も のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長編の『樅ノ木は残った』が想像よりも地味で抑揚のない印象だったのに比べ、短編集のこちらはどの話もいろいろな方向に色彩豊かで面白かった。
    「落武者日記」「若殿女難記」「古い樫木」「花も刀も」「枕を三度たたいた」が好きかな。

    「落武者日記」 実直で誠実でここぞというときに恐るべき肚の座り方を見せる祐八郎。石田三成にはこういう家臣がいただろうなーと思った。
    「若殿女難記」 オチは早い段階で読めてしまうものの、テンポがよく楽しかった。「解説」には戦後の解放感が広がる時期に書かれたとあり、なんか納得。
    「古い樫木」 福島正則やなヤツだーなどと思いながら読んでいたが、予想外に爽やかさの残る結末だった。
    「花も刀も」 平手造酒(この話では幹太郎)という人物を初めて知った(『天保水滸伝』の登場人物として昭和の中頃まではかなりメジャーだったのね)。めぐり合わせの悪さが連続し、それが臨界に達して破綻するまでの過程がつらかったが、不思議と爽やかさもあった。
    「枕を三度たたいた」 予想外な結末で面白かった。林之助の行動はぶっ飛んでいるが、人間性の本質は『樅ノ木は残った』の原田甲斐に似ているのだと思う。
    (2025.9.23)

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    表題作。巡り合わせの悪さは自分だけではない。救いは人間関係だ。「古い樫木」も良かった。13.5.28

    0
    2013年05月28日

    Posted by ブクログ

    花も刀も

    山本周五郎の初期から後期までの幅広いジャンルの短編集。ちょっとおかしいのからシリアスなのものまで、時代劇も現代物も合わせて。

    三部大作を読み終えたあとでは短編ではやはり物足りない感があるのは事実だがそれでも読み応えはある。

    タイトルにもなっている花も刀もは剣術に生きる主人公が剣の道、人との付き合い、食べていく方法で大いに葛藤する姿を書いている。誰も間違ってはいないが信念が受け入れられない主人公の歯痒さをつい自分の経験に当てはめて読んでしまう作品だ。

    0
    2015年05月12日

花も刀も の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

山本周五郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す