花も刀も

花も刀も

693円 (税込)

3pt

3.7

没落した家運を剣によって再興しようと淵辺道場に入門した平手幹太郎(造酒)は、稽古おさめの試合で筆頭代師範を破るが、その夜、破門を命じられる。強い自負心と出世への野望を秘め、酒も飲まず女遊びもせずに剣ひと筋に励みながら、その努力が空回りし、ついには意味もなく人を斬るまでの失意の青春を描く『花も刀も』。ほかに『枕を三度たたいた』『源蔵ヶ原』など全8編を収める。

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花も刀も のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長編の『樅ノ木は残った』が想像よりも地味で抑揚のない印象だったのに比べ、短編集のこちらはどの話もいろいろな方向に色彩豊かで面白かった。
    「落武者日記」「若殿女難記」「古い樫木」「花も刀も」「枕を三度たたいた」が好きかな。

    「落武者日記」 実直で誠実でここぞというときに恐るべき肚の座り方を見せる祐八

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    表題作。巡り合わせの悪さは自分だけではない。救いは人間関係だ。「古い樫木」も良かった。13.5.28

    0
    2013年05月28日

    Posted by ブクログ

    花も刀も

    山本周五郎の初期から後期までの幅広いジャンルの短編集。ちょっとおかしいのからシリアスなのものまで、時代劇も現代物も合わせて。

    三部大作を読み終えたあとでは短編ではやはり物足りない感があるのは事実だがそれでも読み応えはある。

    タイトルにもなっている花も刀もは剣術に生きる主人公が剣の道、

    0
    2015年05月12日

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