群ようこのレビュー一覧

  • この先には、何がある?

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    群ようこさんの、物書き人生を振り返る内容のエッセイ。
    こういうエッセイって、群さんにはめずらしい。
    群さんにとっては、過去の悲しいことや、怒りの感情を改めて思い出して文章化するのはなかなかつらいことなのではないかと思ったけど(それくらい、激怒の感情が伝わってくる近年の出来事があり)、読む方としては興味深く、たのしく読みました。

    手書きからワープロ、パソコンと移り変わっていくのは、歴史の証人だなぁ。

    亡くなった仲間への眼差し。
    かもめ食堂のこと(キャストと舞台まで決まった映画化ありきで小説の執筆依頼があったとは驚きだ。書き直しのときは、周囲も相当気を遣っただろうな。もたいさんご本人が言うとは

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    2025年05月29日
  • 捨てたい人 捨てたくない人

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    私の場合
    捨てたくても捨てられない人なので
    この作品とっても参考になった
    結果やっぱり必要な分だけあればいいんじゃないかと思う

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    2025年05月28日
  • ついに、来た?

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    誰しもが通るであろう「老い」ついてのお話!
    そして親の介護の苦しさや辛さがある、
    とても現実的な短編集でした。

    内容に出てくる介護する“側”の人間たちの
    本音の部分が前面に出ていて、
    読みながら『自分の親なのになんでそう思うの…』と
    悲しくなってしまった。
    でも実際、自分の身にそれが起こった時に
    今の生活があって、仕事があって…などなどが
    浮かんできて『今の生活は変えられない!』と
    なってしまうんだろうなと怖くなってしまった。

    そうならない為にも心の準備や必要な手配は
    予めやっておくべきだと学びました!

    『まだ私は20代だし…』『親もまだ先でしょ…』と
    思いがちですが、
    タイトルの「つい

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    2025年05月26日
  • 捨てたい人 捨てたくない人

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    捨てる、捨てない、その行動によってわかる人間性もあるのかしら。捨てるの大好き人間なので、捨てられない人をみると、なんで?と不思議に思う。どちら側も描かれた5つの短編集。
    「捨てられない姉 捨てさせたい妹」
    現実にいたらこの妹絶対好きになれないけど、姉妹の仲は悪くないようで。服の選定は私もしてほしいくらい。
    「息子の嫁の後始末」
    息子の嫁の荷物を片付ける父親…がんばれと応援したくなった。人の荷物はその人の意外な一面もみえてくる?知らない方が幸せなことってあるよね。
    「本好きとフィギュア好きの新居問題」
    この男が1番読んでてイライラした!笑
    彼女がきちんと自分のやることをやって、大切なものを捨てた

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    2025年05月24日
  • しあわせの輪 れんげ荘物語

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    何かが起こるわけでもないキョウコの日常を描いたこの物語。シリーズ中盤で退屈に思ったこともあったが、ずっとこのシリーズを読んできて、その年数分自分もキョウコも歳をとり、それぞれの境遇も移り変わっている。同年代のキョウコの早いリタイアが羨ましかった時代、そして私も無事?少し早めのリタイアすることができて、また違った感覚で面白く読めるようになった。フォローしているYouTuberやブロガーの日常を垣間見させてもらってる、そんな感じもあるな〜。

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    2025年05月14日
  • 別人「群ようこ」のできるまで

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    ネタバレ

    群ようこさんといえば映像化された「かもめ食堂」や「パンとスープとネコ日和」の、ほのぼのしたおしゃれイメージが強かったので、エッセイを読むと意外な内容で驚かされます。
    ずいぶん前のエッセイですが、今読んでも十分面白い。

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    2025年05月12日
  • パンとスープとネコ日和

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    全体的に、かもめ食堂みたいな雰囲気。
    実写化はやっぱり小林聡美かな、と思ったらそうだった。

    母が妻子持ちの坊さんと不倫して出来たのが、主人公。
    がさつで、居酒屋兼定食屋みたいな店を切り盛りしながら子育てした母を反面教師に、母亡き後、修道院の食堂みたいなシンプルなカフェを経営する。

    自分は自分、他人は他人。
    ゆっくり息していこう。
    母親が反面教師、家みたいな居酒屋と定食屋の中間みたいなお店、そういう場所の雰囲気とか人の会話も苦手なので、わかるなぁと共感。
    母とはまったく方向性の違う店を出したことで冷たくなった、子どもの頃から知っている母の常連さん。味が薄いと文句を書かれたレビュー。
    人はいろ

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    2025年05月06日
  • 働かないの れんげ荘物語

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    れんげ荘の続編。相変わらず読みやすかった。地震騒動や新しい隣人、未開の地だった2階の探検、新しい趣味。主人公と同じ年代になって共感することが多い。平凡な日常を求める中で他人と比べて焦燥したりこれでいいのかと葛藤する毎日。普通の難しさ。晩年どうなっているかも読みたくなる

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    2025年05月03日
  • かもめ食堂

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    映画のまんま。
    多少の違いはあったけど、俳優陣もあの3人以外あり得ないって思うくらいまんまだった。

    本を先に読んでたら違うのかなぁ?

    えーあの話の裏にこんなことあったんだ!!
    と、
    映画とはまた違ったストーリーも楽しめたし、
    この三人、言われてみたら著者の群ようこさんが少しづつ入った三人組かもなぁ。
    なんて。

    群ようこさんの本はエッセイしか読んだことなかったから、ようこさんの人となりはわりとわかるんだけども、こんな小説描くんだ!
    と、感激する反面、なんか群ようこさんっぽいおばさんがたくさん出てきて、それまた面白かった!笑!!!!

    次は寄る年波には平泳ぎが読みたい。笑

    #群ようこ
    #面

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    2025年04月28日
  • パンとスープとネコ日和

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    ドラマを見たことがあったので、興味があり原作も読みました。
    内容はドラマよりも周りの人たちの個性が強く描かれていましたが、穏やかさは変わらず描かれていて良かったです。あと、アキコさんの心の動きは小説のほうがしっかり書かれていたので、本を読んでからドラマを観るのもおすすめです

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    2025年04月24日
  • しあわせの輪 れんげ荘物語

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    身内であっても、合わない人がいる。うん、よかった。私そのもの。合わないなら、できるだけ関わらない方がいい。

    テーマは老いと、人生の終わらせ方かな。永遠のテーマ。思い通りにならないから。

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    2025年04月09日
  • 雑草と恋愛 れんげ荘物語

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    いつも通り、キョウコさんの日常生活。
    クマガイさんも、チユキさんも(←ちょっと波乱)、アパートも、加齢問題も。色々でてくる。
    キョウコさんの兄やその家族が温かいなと思った内容でした!

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    2025年04月09日
  • 雑草と恋愛 れんげ荘物語

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    ずっと読み続けているれんげ荘シリーズ。
    主人公もきちんと年齢を重ねていくので、悩みもだんたん変化していく。
    今回は、自分の兄弟との関係が主だった。
    それにしても群さんの作品は、ねこの描写がどんどん増えてきて、いろんな作品がねこという括りで、シリーズ化されてる気がする。

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    2025年04月08日
  • 今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和

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    お店の取引先のパン屋さんが
    続けられなくなってしまったのがかなしい。
    けれど、新しいパン屋との出会いもあって。
    人生ってこういうことの連続だなぁって感じた。

    美味しいパンが食べたくなった。
    鼻に酵母の、焼きたてのかおりが
    ただよってくるような気持ちがした。

    アキコがブレスレットを買いに
    デパートへと歩く道すがら
    人びとの人生を振り返るシーン。
    みんな、もっているもの
    もっていないものがある。
    自分とは違う人生を歩む人たちに
    尊敬の念を抱けることって
    素晴らしいなとしみじみした。

    美味しいスープとパンが食べたくなった。

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    2025年04月08日
  • 婚約迷走中 パンとスープとネコ日和

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    このシリーズ、ほのぼのしてて好き。

    しまちゃんの
    まっすぐでブレないところがでているな。
    シオちゃんの空気感好きだなぁ。

    猫を飼っている人には
    きっとあるあるの描写、
    いつか私も体験したいなぁ。

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    2025年04月08日
  • 雑草と恋愛 れんげ荘物語

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    ネタバレ

    れんげ荘シリーズ第9弾。緩くほっこりするストーリーは健在で、今回もほのぼのと癒される。
    チユキさんの生活に変化があって、ぶれない一貫性がこんなにもあったんだなあと。1度しかない人生自分で決断して後悔しない生き方を実践している登場人物たちは、たくましい。
    雑草抜きに焦点があてられるが、これはホントにきりがない。やってもやっても追い付かないし、気になるものは気になる!(笑)
    無理をしないとクマガイさんに諭されるところは妙に納得してしまった。
    日々の忙しい生活の合間をぬって作る読書の時間にふさわしいお話だったように思う。

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    2025年04月04日
  • れんげ荘

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    群さんのエッセイを一気に読んで他のも読んでみたいと、こちらを選ぶ。

    今の自分に近い年齢で、仕事を辞め、れんげ荘で隠居の様な生活を始める主人公のキョウコ。

    思えば自分が美大生の時、下宿先がこんな感じだったことを思い出し、一つの家にドアで部屋が仕切られ、6畳一間。カビの生える押し入れ、共同トイレ、風呂無しで、風呂は裏の銭湯へ、ベランダもなし、窓を開けるとスナックのカラオケが聞こえ、地面からはどくだみの花の香り…となんだか懐かしくなった。結局4年住んだが後半はほぼ女友達のマンションに入り浸っていた。

    過酷な条件の暮らしも、住めば都…とはいかない面もある。だが6畳一間で悶々と青春をすり潰した生活

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    2025年03月22日
  • しあわせの輪 れんげ荘物語

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    このところ、犬と猫の話題が中心でちょっと心に響かない部分があったが、今回も、犬猫話題は中心であるけれど、家族やパートナーとの関係、老いていくことや病気をしたときの話など、人生の歩み方に話が広がっていく。
    クマガイさんの『生きることがあなたの責任』という一言が胸に残った。

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    2025年03月20日
  • いいわけ劇場

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    悲劇は離れて見ると喜劇。
    絶対お近づきにはなりたくないし、自分がこうなりたくもない、何かしらに依存せずにはいられない人たちの生き様。
    群ようこさんの筆致で楽しく読めた。

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    2025年03月11日
  • これで暮らす

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    作者の愛用してるものを作者の目線で語っている。参考になる実用的なものも多数あるので、自分も試してみたくなった。共感する部分もたくさんあり、勝手に親近感が沸いてしまう。

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    2025年03月06日