あらすじ
突然、四十八歳の上司が茶髪にした。彼は自分がキムタク似だと思っているが、外見だけを取り繕ってるみっともないおやじなのだ。そんな彼が渋谷でナンパしているのを見てしまい……(「恥ずかしい人」)。勝手な人、ケチな人、スケベな人etc.気づくと増殖中の大迷惑なおやじたち。でもどこか笑えてちょっと可愛いその生態を愛情込めて描く爆笑小説。
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Posted by ブクログ
下記の短編
何個あてはまる?
ちょっと複雑な気持ちで・・
・断れない人
・恥ずかしい人
・ゆるい人
・うすい人
・うろたえる人
・勝手な人
・まめな人
・ケチな人
・臭い人
・ひとりの人
・やる気のない人
・スケべな人
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多種多様なおやじの詰め合わせで
好きなおやじも嫌いなおやじもいた。
そう。年齢ではないのよね。
良いおやじも悪いおやじもいる。
本当なんでこんなにも違うものか………
薄い人のおじさんたちとまめな人、一人の人はは好きだった。
臭い人は憎めない
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くせの強人の短編集。嫌悪感を感じるおじの話しが多くパラパラと。唯一気に入った"まめな人"退職後、家事に勤しむことを生き甲斐にするおじ。映像化したら光石研さんだなぁと考えながらほっこり。私も毎朝これから家事を始めたいとかあるので分かる。
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今作も群さん節たっぷり。情けなかったりしょうもなかったり少しほっこりしたり。かっこいい訳でも正義感がある訳でもないおやじ達の日常。大どんでん返しも事件も起こらない、そんな小説。いい意味で後を引く事もなく、何も考えずサラッと読める。そこが好き!
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世間の「親父」
世間が見る「親父の姿」はなかなか面白い。昔の「頑固親父」「雷親父」などは消え去りどちらかというと「個性丸見え」の親父が増えたのか。子から見た親、社員から見た年配、家族からみた祖父など世間もどんどん変化していることに面白みと楽しみも増えたと感じた。 できればそんな「親父」を普通にする方法の対処法があるともっと面白いかも。
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久々に群ようこさんの本を読んでみた。
小気味良いサバサバした感じが心地よい。
どこにでもいる、あるあると思うおやじ、きっと近くにいたら嫌だし、ネガティブに捉えてしまうけど、文章で読むと可愛く見えてくるのが不思議だ。
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「丼」というより、どうしようもない中年男の「標本」である。
微笑ましいものもあり、どうにも笑えないものもあり。
だいたいは顔をそむけながら失笑してしまう短編集である。
しかし、真顔になってみると、どこまでが許されるか、というジャッジを迫られている気がしてくる。
作者も、それとなく、「私はね…」とささやいている。
夫として一番許せないのは「勝手な人」だ。
この作品だけはシリアス一点張りな気がする。
放尿は、あり得ないのひと言。
ハゲは、全然罪ではない。
短く刈り込めば、気にもならない。
励まし合う(ハゲ増し合う?)仲間もいて、いいのではないだろうか。
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いろんなオヤジが主役の短編集。笑ったのは「臭い人」と「うすい人」です。どっちも近くにいますから!!
臭いオヤジはほんと公害。以前に女性陣全員が上司を取り囲んで「あの臭いやつをどうにかしろ!」と迫って、上司から異臭について注意してもらったなぁ。歯周病からくる口臭が原因だったみたいで、叱られたオヤジはちゃんと気をつけるようになったから遠慮してちゃダメだと思ったことを思い出しました。
そして現在の上司がメタボなハゲちゃん。散々みんなから「床屋も神経使って可哀想」とか「非常時に懐電いらず」とか「腹の栄養を髪にまわせ」とか散々言われてるので、作中のオヤジみたいな気分なのかなぁと笑いながら読みました。
髪の毛がいっぱいでいいね、と恨めしげな顔で見られるけど、こっちはこっちで湿度が高いとモッサモサで大変なんですけどね。
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様々なオヤジの生態を綴った短編集。
居るんじゃないかなぁという、ギリギリのキャラ設定がミソ。
でも、裏表紙にある『どこか笑えてちょっと可愛いその生態を愛情込めて描く爆笑小説』には、同意いたしかねます。
しても、クスリ程度です。
たって、私も三十半ばのオヤジですから。
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断れないという理由で愛人4人をもつ冴えない48歳。
自称キムタク、趣味はナンパの痛すぎる48歳。
冠婚葬祭、人付き合いは金がかかるといってケチる53歳。
などなど・・!!
思わずふき出しちゃう軽~い小説♪
気分転換におすすめです◎