【感想・ネタバレ】子のない夫婦とネコのレビュー

あらすじ

結婚と同時に子ネコと暮らし始めた夫婦。子宝に恵まれなくても、二匹が加わって幸せに歳を重ねるが、ネコたちとの別離は順番に訪れる。熟年離婚した男やもめと思いがけず拾ったイヌとの、ドタバタで温かい日々。七十歳で夫と死別した後、ネコを五匹も引き取ってしまった母に振り回される娘。ほか、「老いとペット」を明るく描く連作小説。

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Posted by ブクログ

犬と猫の件がいいかなぁ、タロウとハナコと3人で川の字に寝てる場面がお互い信頼し心を許してる同時に受け入れてよかったし、3人と人として見ている群ようこさんが素敵だなって。れんげ荘の猫との触れ合い部分が似ていて淡々としてる、れんげ荘はどちらかいうと10万円で生活するのが心配するけどね。どの章も生き物は死ぬまで責任を持つのが1番大事でブレない。あれっ去年から猫を飼うと決めたのに一つも進んでいない知識も情報も無い自分ってなんなんだろう。

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2024年08月21日

Posted by ブクログ

様々な家族構成の家庭と、そこで暮らす猫と犬の5ストーリー。
癒されたり、「分かるー!」と笑ってしまったり(当方、猫を飼っています)、考えさせられたり……。
ペットと暮らす日常が多角的に描かれていました。人間の「日常」に動物が紛れ込むと、人間だけでは紡げないストーリーが生まれるものだなあと、しみじみ。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

動物好きな群さんが描く、
ネコ・イヌと家族になる人達の
温かくも可笑しく優しいお話5篇。

どのお話も、動物の仕草が分かりやすく、
ネコが障子をバリバリに破っても、
イヌが猛ダッシュで走っても、
「ま、かわいいし元気があるなら良いか」
と飼い主があっさり受け入れているところが群さんらしい作品だと思う
また、
家族になったということは最後まできちんと面倒をみて見送るということ。
この辺りをファンタジーにせず、
きちんと「命」と向き合っているのだと描くところが、
お話の世界であっても目を逸らさない群さんの動物達に対する温かい眼差し、
飼い主達への当然の問いにも感じられた。
飼い主の覚悟を文章の上で問いてる。
けれどもいつか来るその日、
お別れした時の喪失感は涙が枯れるまで泣いてまた歩き出すのだと励ましている様にも映った。

私はネコよりもイヌが出てくる作品が好きでした。群さんがイヌを描くことは珍しい気がして。
このイヌの描写がまた可愛い。

のほほんと癒やされながら読める作品でした。
肩肘張らずにシンプルに描くのは
相変わらず素晴らしい。
群さんはそういう作家、と捉えていたけれど、めちゃくちゃ技術の居ることなのだなとも思いました。

あと、幻冬舎の文庫は文字が比較的大きくて読みやすかった!
視力落ち気味だけれど疲れず読めました。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安定の群ようこ節さく裂といいますか、とにかく動物が可愛い。それにつきます。
本作に出てくる人も動物もあっさり死んじゃう場面も出てきますが、淡々としていてそういう重いことよりも日々のなんてことない動物や近所の人やお医者さんなどとの暮らしぶりや関わりぶりの方に気持ちがいく展開です。

群さんのように何十年もの歳月をこんなにあっさりと淡々と描くのって、案外と難しいかもしれないですね。
読んでいると自分もこんな風に何か書けそうだなーという気がしてきますが結構ワザだと思います。
「米袋はかわいくないけどネコはかわいいからいいよね」って(笑)

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2024年07月25日

Posted by ブクログ

群さんらしいが、今回は犬も登場。
場合によって、いや、よらずにペットは家族以上の存在、という話ばかり。夫婦という形ではない縁で、楽しく暮らしている見本って感じかな。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

犬と猫を飼っている私からしたらすごく身近な話でした。♡

読んだあとは私たちの家族(犬猫)をもっともっと大好きになり早く会いたいな早くギューってしたいなという暖かい気持ちになりました。^^

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

タイトルにネコと書かれていましたが、今回の作品はイヌも登場します。
ネコやイヌとの暮らしが描かれています。
共に暮らし生きていく。互いの人生を深めてくれる素敵なお話です。
いてくれるだけで感謝出来る相手がいるのは幸せですよね。

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2024年03月21日

Posted by ブクログ

結婚後、猫好きの夫と子猫と暮らし始める夫婦。

離婚して 犬と暮らし始めることになった男やもめ。

独身二人姉妹との猫達のバタバタ生活。

夫に先立たれ、開放感?と共に 5匹の猫と暮らすようになった老母。

動物好きの夫と暮らし始め、犬と猫を引き取ることになった事実婚夫婦、、

と5作の連作です。

どの作品も、猫や犬が中心で、読んでいるだけでその情景が想像できるくらいに行動や表情がリアルに書かれていて、とにかく賑やかです。

短編なので、ちょっと家事の合間に読みつつ、なんだかこちらまで癒やされる感じがしました。


猫や犬を飼うことによって、とても愛情がわき、自分が、妻に子供に これだけのことをしてあげれただろうか…
と反省する作品もあり、動物を飼うことで見えてくるモノもあるのだと教えてくれます。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

猫や犬を飼う人たちの短編
優しい話が多くて読んでいて穏やかになれる。

ネコを5匹飼っているお婆さんだけはわがままで好きになれなかったけど。
動物との暮らしっていいよね。

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

ネコやイヌと暮らし始めた人達の話し。
可もなく不可もなし。
平和な話。
たまにはこういうのも良いかも。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

猫、犬を飼い出した人達の親バカ(猫バカ?)ぶりに呆れるやら笑い過ぎるやら。
恥も外聞もなく思いっきり可愛がれるのがなんか羨ましい様な。。。
タイトルの話が面白く、夫婦の間に猫が入るとギスギスした関係にもなれないねぇと微笑ましくもなる。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

ネコとイヌとの日常を描いた5つのお話。
動物と暮らしたことがなくて、
飼ったらこんな感じなのかな〜と楽しみながら読めた。

どうしてもネコとイヌの寿命はヒトより短い。
いつかは訪れるお別れが分かっていても、かけがえのない家族を見送るのは、とてもつらく胸が締めつけられる。

どの家族もネコやイヌと一緒に過ごすことで、
楽しく明るい暮らしになっていて、
動物たちは生活を彩り豊かにしてくれるんだろうなと伝わってきた。

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2024年03月24日

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