群ようこのレビュー一覧
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れんげ壮シリーズ8作目。変わらぬ日々を送るキョウコさんだけど、今回は風邪をひいてしまって、この先のことを考えたり…。死ぬことよりも死ぬまでの老後が不安なの、すごくわかる。クマガイさんの言うように、本当に自然の中でスッと朽ちることができればどれだけ良いか。年齢を重ねるにつれ人とのお別れも多くなるし、色々考えてしまうのかも。
おネコさまとおイヌさまはあいかわらず。義姉夫婦もチユキさんもなんだかんだ楽しそうだし、甥のケイのところにもやってきてますますキョウコさんに届く写真が増えそうな。笑
今回はぶっちゃんいなかったな〜。キョウコさん、次回は会えるかな? -
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ブッちゃん出てこなかったけどシリーズ第8弾!
遂に甥まで犬猫飼い始めて幸せの連鎖反応が席巻する。
キョウコさんも飼えばいいのにそこは頑固に責任の持てないことはできないとか通している。
散歩中に見かけたフレンチブルドッグにつけたあだ名が棟梁とかw
ねじり鉢巻付けて半纏着せたくなりそうでした。
キョウコさんも風邪をひいたきっかけで、残りの余生について思い迷ったりする年頃になってきた。
今まで健康だから暮らしてこれたけど、この先病気で長患いとかになったら心配ですね。
結婚してる同世代も夫が死んだ後の暮らしぶりについて考えたりとか。1人でいる時間を謳歌したいとか考えてるようで、ある意味キョウコさんのシングルライフは誰からの干渉も受けず。わがままに暮らす感じで時代の最先端の生き方のようにも思える。
彼女は後悔せずこの先も生きていけそう。なんといっても月10万円の生活を続けてこれた倹約のプロだから、社会保障制度が破綻しない限りは、多少は年金も入るし、最終的には生活保護とかも視野に入れれば、その方が今より暮らしぶりが良くなるんじゃないかなって思ってしまう。 -
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安定のシリーズ第7弾!
キョウコさんも50代後半に入っていて高校からの同級生で教師しているマユちゃんも定年近くなのに校長のパワハラに耐えられなくなって辞職して無職になっちゃうとかお疲れ様でした。
でも彼女はじっとしてられない性格のようで専門を深めるために大学院に通うとか。
それにしても凄いのは無職のプロのキョウコさん。かれこれ15年近く仕事をせずにボランティアもしないで、レンゲ荘の留守番をしてゆるりと暮らしている。
下腹が出てきたのと、夢と現実の区別が付きにくくなってきてるようですが後は至って健康です。
今回は恋猫のブっちゃんが出てこなかったのですが、高齢者の恋愛ともなると溺れることなく達観できるところがミソですね。
コナツさんが正式に結婚して、その披露宴に呼ばれたり、チユキさんとこのワンちゃんが増えて賑やかになった様子や兄夫婦の猫様御一行の愛らしい姿にニマニマしながら、周りの人の幸せそうな姿にお裾分けをいただいて暮らしてるところが良かったです。
とても素敵な年の取り方をしてきた感じで、ほうれい線とかも輝いていそうっw -
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れんげ荘シリーズ第6弾!
ブッちゃんの家がわかったのに、なかなか逢いに行けないでいるキョウコさん、実家では二人暮らしになっていた兄夫婦が一緒に暮らさないかと言ってくるなかわがままを貫き通してシングルライフを愉しんでいる。姪のレイナも地方に就職し自立したようで時の流れを感じます。
そんな実家に子連れの猫が迷い込んできて住み着いたとか、兄夫婦も猫の魅力にメロメロになってしまたり、チユキの山の家でも子犬を飼いだして犬中心で二人の仲が円滑になり出したとか動物の取り持つ力は凄すぎる。
キョウコは義姉やチユキから送られてくる猫や犬のフォトを見るだけでニマニマと2時間は過ごせるとか。
もうほとんど病気w
ついにブッちゃんへの想いが募りすぎて家まで何気に行ってみたり、妄想力も全開で愉しませてくれました。
体調の変化としては歳をとって5時に目が覚めるようになった様子。 -
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シリーズ3作目、甥も就職決まったようでキョウコさんも50歳過ぎてたりなんだろうなって読んでました。
結婚せず子供も持たず働かずに残りの人生のんびりと誰の迷惑もかけず1人で生活しようと決めたキョウコさん。
母親との軋轢は続いてるようですが、他の人たちはちょうど良い距離感で接してくれる。チユキさんは、モデルや旅館の仲居さんをしたりで生計立ててるようだけど、年配のクマガイさんは遺産や商売やってた頃の財を崩して生活してるらしい。てか年金生活じゃないのかな?
少しづつ貯金を切り崩して生活している自分に不安を感じてか他の住人の生活資金が気になりだしてる様子でした。
今作は押入れで暮らしていた旅人のコナツさんとの距離が縮まってました。コナツさんこの時点で33歳でした。
ポカンと窓辺からブチ猫を観察してたら部屋に入ってきた匂いフェチの猫にブチオって名つけて餌付けしようとしたのに、首輪からアンディって洒落た名前が付いた飼い猫だと知っても不倫相手を待つように部屋に訪ねてきて欲しいって思ってるキョウコさんが切なすぎるw
元カレたちよりも本気で切実に恋しちゃったみたいですよw -
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群ようこさんの、物書き人生を振り返る内容のエッセイ。
こういうエッセイって、群さんにはめずらしい。
群さんにとっては、過去の悲しいことや、怒りの感情を改めて思い出して文章化するのはなかなかつらいことなのではないかと思ったけど(それくらい、激怒の感情が伝わってくる近年の出来事があり)、読む方としては興味深く、たのしく読みました。
手書きからワープロ、パソコンと移り変わっていくのは、歴史の証人だなぁ。
亡くなった仲間への眼差し。
かもめ食堂のこと(キャストと舞台まで決まった映画化ありきで小説の執筆依頼があったとは驚きだ。書き直しのときは、周囲も相当気を遣っただろうな。もたいさんご本人が言うとは)。
れんげ荘のこと。
本って、こうやって作られるんだなぁって、興味深い。
それとも、群ようこさんが大先生だからこうなのかな?
読者を想定せずに書いているって、さらりと書いていたけどすごい話だ。
物書きの方って、読む人に届くようにとか、メッセージとかあるのだと思っていたが、群さんは、世に出た本のことは、読み手に委ねます、任せます、という潔さ。
長くコンスタントに仕事をしていくには、これくらいの腹の据わり方をしていないとならないのかもしれない。 -
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誰しもが通るであろう「老い」ついてのお話!
そして親の介護の苦しさや辛さがある、
とても現実的な短編集でした。
内容に出てくる介護する“側”の人間たちの
本音の部分が前面に出ていて、
読みながら『自分の親なのになんでそう思うの…』と
悲しくなってしまった。
でも実際、自分の身にそれが起こった時に
今の生活があって、仕事があって…などなどが
浮かんできて『今の生活は変えられない!』と
なってしまうんだろうなと怖くなってしまった。
そうならない為にも心の準備や必要な手配は
予めやっておくべきだと学びました!
『まだ私は20代だし…』『親もまだ先でしょ…』と
思いがちですが、
タイトルの「ついに、来た?」と焦らないように
していきたいと思いました! -
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捨てる、捨てない、その行動によってわかる人間性もあるのかしら。捨てるの大好き人間なので、捨てられない人をみると、なんで?と不思議に思う。どちら側も描かれた5つの短編集。
「捨てられない姉 捨てさせたい妹」
現実にいたらこの妹絶対好きになれないけど、姉妹の仲は悪くないようで。服の選定は私もしてほしいくらい。
「息子の嫁の後始末」
息子の嫁の荷物を片付ける父親…がんばれと応援したくなった。人の荷物はその人の意外な一面もみえてくる?知らない方が幸せなことってあるよね。
「本好きとフィギュア好きの新居問題」
この男が1番読んでてイライラした!笑
彼女がきちんと自分のやることをやって、大切なものを捨てたくない気持ちを尊重してる上でのこの煮え切らなさ。何かあるたびにそんな感じなら一生同居は難しそう。彼女は強かで賢そうで、好印象でした。
「溜め込みすぎる母」
年齢なのか何なのか、絶対わかってないのにわかってるって言われるとモヤモヤするよな〜。休日に実家に帰って片付けするだけ優しいと思う。カップ麺三百超えはね…衝撃ではある。
「夫の部屋」
夫の良いところが全くわからなかった…。娘が頼もしくてよかったけども。奥さんと娘でスッキリ暮らしていってほしい。人を断捨離することも時には必要なのかしら。 -
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全体的に、かもめ食堂みたいな雰囲気。
実写化はやっぱり小林聡美かな、と思ったらそうだった。
母が妻子持ちの坊さんと不倫して出来たのが、主人公。
がさつで、居酒屋兼定食屋みたいな店を切り盛りしながら子育てした母を反面教師に、母亡き後、修道院の食堂みたいなシンプルなカフェを経営する。
自分は自分、他人は他人。
ゆっくり息していこう。
母親が反面教師、家みたいな居酒屋と定食屋の中間みたいなお店、そういう場所の雰囲気とか人の会話も苦手なので、わかるなぁと共感。
母とはまったく方向性の違う店を出したことで冷たくなった、子どもの頃から知っている母の常連さん。味が薄いと文句を書かれたレビュー。
人はいろいろだから、仕方がないよ、と迷いながら呑み込む主人公の強さを感じます。
店主のこだわりがや、お客さんへのいたわり、優しさなどが感じられるカフェなんだろうなぁ。
資本主義の真ん中で、バリバリ営利目的でやっているお店よりも自分の芯を大切にして細々とやっているようなお店で一息つくのも良いかもしれない。
近所にあったら通ってみたかった。