ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
ミネストローネ、チキンのスープ、たまごサンド、アボカドサンド……店に足を運んでくれた方々に、喜んで食べてもらえるよう、アキコは、体育会系で気もちの優しいしまちゃんとふたり、マイペースで店を営んでいる。愛猫のたろちゃんを失った悲しみを抱えつつも、周りの温かい応援に支えられ、日々を大切に生きています。――ドラマ化もされ、ロングセラーになった『パンとスープとネコ日和』の第二弾。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~5件目 / 5件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
群ようこさんの物語に触れている時間は、いつでも心が温かく柔らかくなる。 本当に本当に、読むと元気が出る。 自分でも不思議なことに、群ようこさんの本を読んでいると、物語の空間の美しさや儚さに感動して涙が出てくる。自分は本に生かされているのだと感じる。 登場人物のみんな好きだな。特にしまちゃん。 美味...続きを読むしいものと猫が好きな人には是非。
「パンとスープと猫日和」シリーズ第二弾。 この作品を読みながら何か似ている作品があったと思っていたらNHKテレビの夜ドラ 「作りたい女と食べたい女」だった。 料理好きで気遣い細やかな「作りたい女」と隣りに住むハートは極繊細だけれどガテン系で食欲旺盛、無口で力持ちな頼もしい「食べたい女」 この2人の愛...続きを読む情物語なのだが群ようこさんの本作品に流れる店主アキコとアルバイトのしまちゃんのお互いを多いやりそれぞれの足りないところを補い合う関係がまさにそれかなと感じました。 この第二弾では他界してしまった愛猫「たろ」への想いと、まるで入れ替わりのようにやってきた2匹の猫との生活でかなり紙面は埋まるのだけれど、それと並行してアキコの母の過去と自分の出自の秘密が明らかになっていき、もしかしたら知らなくても良かった事、あるいはやはり知るべきかもしれない事と向かい合い悩む事となる。
お兄さんの奥さんに2度も会えて良かった。頭の中のモヤモヤが風で流されてとか表現がいい。向かいのママさんの家にお邪魔してたんだね、人を見る目があるママさんに呼ばれるなんか成長だよ。あのイタリアレストランもいい感じ、島ちゃん連れて行くとかよっぽどだね、島ちゃんも片腕のかけがえのないパートナーになっている...続きを読む。田中さんのお節介はキツいけど奥さんとの出会いに進展に結果出会いだね。先生も2回来てくれたけど自信がない時期で助かったのでは。島ちゃんと同じ匂いがするとか面白いしまた出て欲しいって野球チームに島ちゃん入ろうよ。
前作、アキコの暗い気持ちのまま進み私もふとした瞬間に亡くした。を想い出すきっかけに。距離を感じていたママさんとの関係が経営者として認め始めたのかなと感じます。表紙の通り猫たちの登場に今後の展開は明るくなるのかなと気持ちが落ち着きました。
“パンとスープとネコ日和”の第2弾です~ 身の丈にあった暮らしをする 今を大切にしっかり生きる アキコとしまちゃんを見てると 背筋がしゃんと伸びてきます! アキコにとって しまちゃんもたろちゃんも福 そしてお店のドアをあけるお客さんも~
食べ物の描写も、生活も、ほっこりする。 仕事の合間に読んで気持ちを落ち着けるのにぴったりな小説。群ようこさんは心の処方箋に欠かせない。
『ネコが同じ空間にいるだけで、どうしてこんなに幸せな気持ちになれるのだろう』。 私は2019年の暮れから読書&レビューの日々をスタートさせました。それまで本を読んだことのなかった私には、読書によってそこに非日常を体験できることにとても驚きました。そして、950冊以上の小説ばかりを読んできた...続きを読む私がもう一つ驚いたことがあります。それは、小説には猫がものすごくたくさん登場するということです。私は女性作家さんの作品限定で読書を進めています。そんな女性作家さんには猫好きを公言される方も数多くいらっしゃいます。そんな作家さんが猫への想いを自らの作品に落とし込む、これはもしかすると当たり前の結果論なのかもしれません。 さてここに、これまた猫好きを公言されていらっしゃる群ようこさんの作品があります。「パンとスープとネコ日和」と書名に猫が、そして表紙にも猫が描かれてもいるこの作品。全編に渡って猫の描写が途切れないこの作品。そしてそれは、猫を愛する方に必読な群ようこさんの人気シリーズ第二作な物語です。 『母とたろの写真の前に、水と御飯を置くことからはじまる』『朝』、『母にはお米の御飯、たろにはお気に入りのドライフードと、かつおのおやつ』を用意するのは主人公のアキコ。そんなアキコは『ついたろのほうから先に水や御飯をあげてしまう』という中に、『「たろちゃん、元気?」と声をかけ』ます。『写真の中の、のんびりと横になっているたろを見ると、「うん、元気だよ」という声が聞こえたような気がする』アキコは、『ああよかったとほっとして、今日も仕事にがんばろうという気にな』ります。『店にいるときは絶対にそうはならないけれど、家にいても閉店後に外を散歩していても、ふとたろを思い出しては涙が出た』というアキコ。そんな『アキコがこの店を出して何年も経っているわけではないのに、商店街の変化はすさまじ』いものがあります。『経営者が亡くなったり、店が維持できなくなると、すぐに店舗の工事がはじま』ります。『とにかく商店街の店をシャッターが閉まったままにはしたくないので』『どうするの、次、どうするの』と『店の権利を持っている人に』『せっついて結論を迫る』『商店街の店主』たち…そんな話を『喫茶店のママから聞いた』アキコは、自分の店が『夜は閉めている』ことを『迷惑なんでしょうか』と訊きます。『アキちゃんは自分の好きにやればいいのよ。そこまで他人は口を出さないからね』と答えるママは、『アキちゃんの店も、お客さんがたくさん来てくれてよかったわよ。せっかく店を開いて、閑古鳥が鳴き続けているんじゃねえ』と言います。それに『はい、どうにか。ありがとうございます、ママさんにもいろいろ教えていただいて』と『頭を下げ』るアキコ。『あの体つきがしっかりした女の子も、よく働いてるね。いい子が見つかったわよ…』と語るママに『本当にしまちゃんには助けられてます。あの人がいなかったら、私は店を続けられなかったです』と答えるアキコ。『あ、準備しなくちゃ。じゃあね』と『いつものように、いいたいことをいって、あわてて店に入っていった』ママに、『失礼します』と返すアキコ。そんなアキコは、『開店当初は店の前にずらっと行列ができたけれど、最近は少し落ち着いている』という店のことを思います。『順番待ちをしているのも、二組か三組程度になって、あたふたせずに仕事ができるようになった』という今を思うアキコ。そんなアキコは、『何もいわなくても必要な品々をすべて並べて準備万端になっている』と『しまちゃんが仕込みの準備をしてくれ』た店内を見ます。そのことを褒めると、『バッティング・ピッチャーだけじゃなくて、学校に入ってすぐは、用具係をやらされたので、そのへんは大丈夫です』と『照れくさそうにい』うしまちゃん。『彼女は店にやってきたときと変わらず、いつまでたっても初々しい』とアキコは思います。そして、『あのう、いいですか』と『若い女性の二人連れが遠慮がちにドアを開け』ます。『はい、どうぞ』、『いらっしゃいませ』と『厨房からとびだして、二人を席に案内』するしまちゃん。『前にも一度うかがって、とてもおいしかったので、友だちを連れてきました』と話す女性に『どうもありがとうございます』、『ありがとうございます』としまちゃんとアキコは頭を下げます。席に着き、『あれこれ話しながら、やっと注文』を決めた二人組は『ベーグルのたまごサンドとバゲットのアボカドサンド、チキンのスープでお願いします』とアキコに告げます。『はい』と答えるアキコ。そして、『二人の楽しくそして緊張する時間がまたはじま』りました。そんなアキコの日常が淡々と描かれていきます。 “ミネストローネ、チキンのスープ、たまごサンド、アボカドサンド…店に足を運んでくれた方々に、喜んで食べてもらえるよう、アキコは、体育会系で気もちの優しいしまちゃんとふたり、マイペースで店を営んでいる。愛猫のたろちゃんを失った悲しみを抱えつつも、周りの温かい応援に支えられ、日々を大切に生きています。ードラマ化もされ、ロングセラーになった『パンとスープとネコ日和』の第二弾”と内容紹介にうたわれるこの作品。2012年4月15日に第一作が刊行されたあと、このレビュー執筆時までに第五作まで刊行されている群ようこさんの人気シリーズの第二作にあたります。また、このシリーズは主人公のアキコを小林聡美さんが演じてテレビドラマ化もされています。 そんなこの作品で描かれていくのは、書名通りの物語です。第二作には『福が来た』という四文字が冒頭につけられていますが、シリーズ名は『パンとスープとネコ日和』です。『パンとスープ』というのはアキコが経営するお店のことを指し、『ネコ』というのはアキコが飼っている猫のたろのことを指しています。第一作では、長年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせる一方で、グレーのキジトラ柄の猫のたろがやってきた日常が描かれていました。そんな第一作に続くこの第二作では、前提に大きな差異があります。それこそが第一作の結末で描かれた大きな事象が尾を引く物語です。これは第二作のレビューなのでこのことを書かないことには始まらないので書いてしまいますが、第一作の後半には、”たろちゃん…。噓だよね”、”ごめんね、ずっと放っておいたから。朝と晩しか一緒にいられなかったものね…”と悲嘆に暮れるアキコの姿が描かれています。そうです。あんなに大切に可愛がっていた猫のたろが亡くなってしまう、これが前作の結末でした。それを引き継ぐ第二作には当然ながらたろは登場しません。『ネコ日和』と書名にあっても猫のいないアキコの日常がここには描かれていくのです。しかし、この第二作に猫が描かれないわけではありません。そうです。アキコの記憶の中にあるたろとの想い出の日々がアキコの振り返りの中に描かれていくのです。 『たろちゃんがいたら、今日一日、どこにも行かないで、思いっきり抱っこして遊んであげられたのに』 『しまちゃんの実家で法事がある』ことから土曜日に臨時休業したお店。『自分一人しかいない部屋』に佇むアキコはたろとの日々を思い出します。 『アキコが、たろの大好きなふかふかのボールのおもちゃを手にすると、まん丸い目の色が変わり、 「投げて、投げて」と訴える』。 ↓ 『力を抜いてたろをめがけて投げてやると、太い体で立ち上がり、短い両手と口でキャッチする』。 ↓ 『「すごいねえ、たろちゃん」 手を叩いて褒めると、たろは、「やった」という顔でおもちゃをくわえて、たたたっと走ってきて、ぽとりとアキコの目の前に落とし、急いで元の場所に戻って、「投げて、投げて」と訴える』。 たろと遊んだ時のことを思い出すアキコは、『もっと遊んであげればよかった…私じゃなくてたろちゃんが飽きるまで』とアキコが先に遊びに飽きて『もう、おしまい』とその場を終えてしまった過去を悔やみます。そして、『何て自分勝手だったのだろう』とアキコは涙を流します。この第二作には、たろのことを忘れることができないアキコの姿がそこかしこに描かれています。私は猫を飼ったことがなく、猫を亡くしたこともありません。なのでアキコの感じている思いにピタリと寄り添うことはなかなかに難しいのですが、猫を飼われていらっしゃる方には痛いほど共感できる物語が描かれていると思います。そういう意味でも猫好きな方には必読の作品だと思いました。 そして、もう一方の『パンとスープ』については、これまた第一作とはうってかわったお店の様子が描かれていきます。第一作では、お店で提供する料理についてこんな説明がありました。 “お食事 千円(税込み) ◎サンドイッチ、スープ、サラダ、小さなフルーツ(パンは全粒粉か天然酵母。二種類から選べます)” 取材も受けたことでお店は大繁盛を見せますが第二作ではそんな喧騒もすっかり過去のものとなり、 『その日の客数は十組だった。それでも来てくださるのはありがたい』。 という、それでお店としてやっていけるの?と心配にもなる現状が描かれています。当然のことながら『経営者として、あれこれ考えざるをえなくなった』アキコ。しかし、ここにアキコという女性の考え方が垣間見えます。 ・『コーヒー、紅茶など、ソフトドリンク類を増やせば、喫茶目当てのお客さんも増えるかもしれない』 → 喫茶店の『ママさんへの仁義を欠いてしまう』。 ・『自家製パンを前に打ち出す』 → 『善良とまじめさを絵に描いたような、若いパン工房の夫婦を裏切ることになる』。 なんともアキコらしい逡巡がそこに垣間見えます。であるならば、他店に影響を与えない解決策も考えられます。 ・『営業時間を延長して夜の集客を増やす』 → 『自分たちの時間がなくなる』 ここにさらにアキコらしい考え方を見ることができます。『これから先、大丈夫かしら』と思うアキコ。物語では、あることを思いつくアキコの姿を見ることができますが、ここでは伏せたいと思います。元々極めて平坦な物語が故にそれを書いてしまうこと自体ネタバレだと思うからです。いずれにしてもアキコの店では、 ・『ベーグルのたまごサンドとバゲットのアボカドサンド、チキンのスープ』 ・『食パンのチキンサンドでミネストローネ』 といったメニューが提供されていきます。”食”を前面に押し出した作品では決してありませんが、 『他人様にお出しする料理は、いくらシンプルなものであっても、家庭料理とは違うので、野菜の切り方ひとつにしても、アキコの感覚でいうと、「すっ」としていなくてはならない』。 そんなアキコのこだわりの先に描かれていく『パンとスープ』がお客さんたちの心と胃袋を満たしていく物語は、どこまでもほっこりとした雰囲気感が魅力たっぷりに描かれていきます。 また、物語に登場する人物の少なさもこの作品の特徴です。 ・アキコ: 主人公、レストランを経営 ・しまちゃん: アキコの店で働く従業員 ・ママ: 喫茶店を経営 ほぼこの三人だけで物語は展開していきます。これだけ登場人物が縛られるとそれぞれの人物の人となりがすべて露わになってもいきます。 『本当にしまちゃんには助けられてます。あの人がいなかったら、私は店を続けられなかったです』 そんな風に語るアキコの言葉に見られるように、しまちゃんをただの従業員以上の存在として思いを込めるアキコ。 『この商店街でアキコの店で何かあったとき、まっさきに相談できるのはママなのだった』 自らの母親を亡くし、身内がいなくなったアキコにとって喫茶店のママは何かと相談を持ちかける相手でもあります。物語は、そんな二人の女性を心のおける人と位置づける中に日常を淡々と生きていくアキコの姿が描かれていきます。 『一喜一憂はしない。自分の作りたい料理を作り、それでみんながおいしいといってくれれば十分なのだ』。 そんな風にあくまで真摯にお店に来てくれるお客さんのことを思うアキコ。物語はそんなアキコに次に続く大きな変化を与えます。上記した通り現在までに第五作まで刊行されているこのシリーズ。過去を振り返るばかりでは人生は前に進めません。まさしく必然とも言えるアキコを驚かせる結末は、すぐに第三作も手にしてみたい!そんな期待感満載の中に終わりを告げました。 『たろがいなくなってからは、からっぽの人生だなあ』 シリーズ第一作の結末でたろを失った主人公のアキコ。そんな第一作に続く第二作な物語では、たろのいない日常をそれでも生きていかねばならないアキコのたろを思い続ける日々が描かれていました。たろがいなくなったことがこんなにも物語の雰囲気を変えるのかと驚くこの作品。たろとの日々を振り返る中に猫と暮らす喜びが愛おしく描かれるこの作品。 前作に引き続き、日常を丁寧に描写していく群ようこさんの一貫した筆致に、どこまでもほっこりとした気持ちにさせてくれる、そんな作品でした。
ページ数が少ないので1時間ぐらいで読めた。 前作で突然亡くなった飼い猫の『たろ』。思い出しては泣き暮れるアキコ。タイトルのネコ日和から、すぐ後継のネコが現れるかと思ったら、ギリギリ巻末に登場。それも2匹とは。 パンとスープのお店は、開店当初の賑わいも落ち着き心配になるほど。素材に拘るが故に、納入先か...続きを読むらの値上げ要請にも已む無く応えて行く。近隣は閉店が相次ぎ、お向かいの喫茶店も不安になるほどの状況。世相を反映して、最近の作品かと思って奥付けを見ると2014年の作品。ずっと同じような不況の時代が続いていることに愕然とする。 シリーズ5作目まで購入したので、じっくり読んで行きたい。
パンとスープとネコ日和の第二弾。 ほっこり系のこの本は癒しだ。 主人公のアキコさんも お店のスタッフしまちゃんも 商店街で気にかけてくれている喫茶店のママも みんな素朴ですてきな人たち。 いいこともうまくいってないことも ふつうのことも何があっても 淡々と、でも丁寧に 毎日を生きていく大切さを...続きを読む感じる。 最後にまたほっこり展開! アキコさんよかったね。 くさらずにしっかり生きている人を 神様はちゃーんとみていて しかるべきサインをくれるんだと思える本。 第三弾も読もう!
しまちゃん、私も同感。 お節介だと思うよ(笑) 本人はそんなつもりなくて、アキコさんもよい方に考えてるけど、傍から見たら、余計なお世話だし、楽しんでる?ってね。 まぁ、しまちゃんがこう言えちゃうのは、アキコさんとよい距離感を保ってるからよね。 ん。しまちゃん、推し。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
パンとスープとネコ日和
新刊情報をお知らせします。
群ようこ
フォロー機能について
「ハルキ文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
かえる生活
れんげ荘
無印不倫物語
あなたみたいな明治の女
姉の結婚
アメリカ居すわり一人旅
いいわけ劇場
いかがなものか
「群ようこ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲福も来た パンとスープとネコ日和 ページトップヘ