群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大手広告代理店を早期退職して、貯金を切り崩しての、月10万円生活を選んだササガワキョウコの日々を綴る、第8弾。
最初は、それは刺激的であった。本人もだろうけれど、読者も。月にいくらもらっていたのか分からないけれど、相当なものだろう。そこから、ミニマムな生活。せっかくの有名企業を辞めるなんて、と世間体を気にする支配者体質の母親は激怒。さて、暮らして行けるのだろうか、と。
しかし、それも当たり前になってきた。
目の上のたんこぶであり、人生の天敵だった母親も亡くなり、キョウコにただ飯をたかっていたアパートの、ビックリ非常識な住人・コナツも家庭を持ち、刺激的なことがほとんど無くなった。
キョウコ本人に -
Posted by ブクログ
ネタバレ友だちに薦められていて読んだ本。
編集者として働いていた主人公が
とあるきっかけで自分のお店をもつ話。
穏やかなバランスのとれた主人公。
シンプルだけれど素材にこだわったお店。
一緒に暮らすことになったまんまるな猫。
自分で雇った素朴で素敵な店員さん。
迷いながらもお店をつづけていく。
出自のいろいろとも向き合う。
愛してやまない飼い猫との別れ。
淡々とした日常を切り取ったような物語。
いつか猫を飼ってみたい私。
買う前から、ペットロスが怖くなってしまう。
いや。でも。
何かを失って悲しいのは
それ以上にたくさんの想い出が
共にあるからだよね。
なんて考えてしまった…本。
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Posted by ブクログ
残りの人生をどう生きるか?どう締めくくるか…
周りにポジティブな変化があれば変化のない自分の毎日が不安になり、ネガティブな変化があれば同じ場面になった時自分はどうすれば良いのか…と不安になる。
好んで1人で暮らしているけれど、その「1人」が妙に不安になったり…でも今更その自由さを手放せない…気持ちがそんなふうに揺れ動く…歳を重ねるってそういう事なのだ。
いつもは凛とした佇まいで達観している感じのクマガイさんが本書ではかなり弱気になっている。
歳を重ねた自分の周りで不幸な事が重なると自分の行く末を見ているようで不安になったり淋しい気分になったりするのだろう。
まさに「あなたももうすぐよ」とお -
Posted by ブクログ
ずっと前に読んだことあって、久しぶりに読み返してみました。やっぱり読んでてほっこりするし、猫に癒される。
もし近所に主人公がやってるお店があったら、絶対通う!素敵なお店だと思います。サンドイッチと野菜たっぷりなスープ食べてみたい。
主人公も素敵だし、しまちゃんもいい子。ママさんも、嫌味ばっか言ってると思ったら、苦労人の実はいいキャラでした。
ペットを飼ったことがないから、いなくなることがどれだけ悲しいかは想像しか出来なかったけれど、主人公がすごく辛そうで心痛かったです。当たり前の存在が急にいなくなったら、立ち直るのにも時間がかかるよな。
お寺の方たちとの関係も気になるとこ。シリーズもっ -
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ものを捨てる事をテーマに5つの短編作品。
〈捨てられない姉捨てさせたい妹〉
〈息子の嫁の後始末〉
〈本好きとフィギア好きの新居問題〉
〈溜め込みすぎる母〉
〈夫の部屋〉
1話目は「あー、捨てられない気持ちわかる!」って感じでした。けど今の自分に似合ってない(相応しくない?)ものは処分一択が正解か…。
2話目と4話目は、ついつい必要以上に溜め込むの、ありがち…と少し反省。
3話目は、自分も本好きですが、ある時まとめて大部分処分しました。捨てる前は結構考えましたが意外とスッキリ。作品中の女性の気持ち共感できました。
こんまりも良いけど、物語り仕立てで読むと面白いし、「処分しよ…」って気にもな -
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久しぶりにれんげ荘シリーズの続きを読んでみました。久しぶりだったけれど、キャラが個性的なので、すぐに思い出しながら読めました。
月10万円で暮らす生活ってどうなんだろうとか、色んな生き方があるよねとかを考えることが出来ました。何よりも読んでて癒される。ぶっちゃん、また戻ってきてくれるといいな。
お金をたくさん使わなくても、クマガイさんみたいに自分のお気に入りの服を大切にしたり、主人公とコナツさんみたいに自由に生きたり、チユキさんみたいに掃除してお部屋を大切にしたり…
なんだか素敵な生き方だなと思いました。自分の生活にも取り組めるところは、真似してみよう。 -
Posted by ブクログ
猫好きで猫暮らしをしている私は
本屋で目にした「ネコと昼寝」という
題名に惹かれ、
月10万円で東京で暮らす主人公‥
という文言に更に惹かれて購入しました。
主人公キョウコの暮らしぶりは
とてもささやかで平穏。
小さな発見に幸せを感じながら
心穏やかに暮らしています。
その様子は
日々、職場での人間関係に疲れている自分には
とても羨ましく思え、
お金を稼ぐ為に必死に働くことで失う物、
そこから抜け出す事で得られる
大切な物を教えてくれます。
気持ちが疲れている時に
癒しを得られる作品です。
シリーズ3作目から読み始めましたが
何の問題もなく読み進められて
他の作品も読みたくなる
中毒性 -
Posted by ブクログ
ネタバレ安定の群ようこ節さく裂といいますか、とにかく動物が可愛い。それにつきます。
本作に出てくる人も動物もあっさり死んじゃう場面も出てきますが、淡々としていてそういう重いことよりも日々のなんてことない動物や近所の人やお医者さんなどとの暮らしぶりや関わりぶりの方に気持ちがいく展開です。
群さんのように何十年もの歳月をこんなにあっさりと淡々と描くのって、案外と難しいかもしれないですね。
読んでいると自分もこんな風に何か書けそうだなーという気がしてきますが結構ワザだと思います。
「米袋はかわいくないけどネコはかわいいからいいよね」って(笑)