群ようこのレビュー一覧

  • 姉の結婚

    Posted by ブクログ

    女性のお金にまつわるあれこれ短編集。あるあるって思う共感することもしばしば。読みやすくて、笑えてよかった。執着しすぎるのはみっともないけど、節約するのも楽しむのがいちばんだなとしみじみ。

    0
    2016年07月08日
  • いいわけ劇場

    Posted by ブクログ

    2002の作品。
    何かに依存するあまり、どこか本末転倒な人々の13の物語。
    どの話も少々毒があって愛おしくて面白かった。

    厚化粧と言われようとも毎朝化粧に120分かける「120の女」
    借金踏み倒して友達なくしてもおしゃれがしたい「欲望の女」
    野良猫にエサをやることが生きがいの「餌やり爺さん」
    麻雀にのめり込むOL「炎の勝負師」 等々。

    0
    2016年06月25日
  • トラちゃん

    Posted by ブクログ

    猫のお話は群さんの作品がいいと評価を拝見して購入。
    群さんが飼われていたたくさんのペットのお話ですが、やはり「トラちゃん」は大好きです。
    すべてのお話につい笑ってしまうエピソードやユーモア、群さんご家族の愛があり、動物好きにはたまらない本でした。
    とても愛情あふれるエッセイです。

    0
    2016年06月14日
  • ぬるい生活

    Posted by ブクログ

    更年期障害、どうやって私のもとにやってくるか、本当にドキドキする。
    軽く済むといいのだけど…
    あと10年ぐらいかと思うけど、ゆるゆると過ごしていきたいわ。

    0
    2016年06月05日
  • 無印OL物語

    Posted by ブクログ

    再読。
    何回も読んでいるので内容はほぼわかっているが、読みたくなる短編集。
    OLを風刺し面白く描くも、暖い目で書かれているところが好ましい。
    今となってはOLという言葉も死語だな。
    特に次の話がお気に入り。

    「いつでもどこでも誰とでも」一番面白い。文字どおりなのだが、あっけらかんとした美人の同僚の話。
    「結婚するならホドホドの人」お嬢様女子大を卒業し、良い結婚をするために奮闘する母娘。
    「ハイヒールで全力疾走」秘書である姉を弟の目から見た話。
    「気くばりのひと」先輩OLに嫌われないようマニュアル本を読み込み気くばりに全力を注ぐが新人OL。
    「変なひと」女性社員より男性社員と仲が良いOLから見

    0
    2016年05月09日
  • でも女

    Posted by ブクログ

    再読。何回となく読んだ作品。
    女子大生、主婦、キャリア・ウーマン、家事手伝い等々、幼稚園児までもの友情を軸とした愛すべき女たちの短編集。
    面白かった〜
    淡々とした書かれているところがとてもいい。

    0
    2016年08月31日
  • 贅沢貧乏のマリア

    Posted by ブクログ

    平成8年4月、群ようこさん、あらふぉーの作品です。「贅沢貧乏のマリア」。森茉莉さんが弟の結婚を機に、弟との同居から下谷神吉町の勝栄荘でひとり暮らしを始めたのが38歳の時・・・。この本は、父、母、兄弟、結婚、子育て、持ち家、料理、お洒落、ひとり暮らしなど12のテーマで、ご自分の群さんと森茉莉さんを対比させながら展開していくエッセイです。また、森茉莉さんの実像を「ハダカ」にしていく過程でもあり、それは、群さんの茉莉さんへの憧れのような、あるときはライバル視してるような・・・、群さんっていい作家さんですね(笑)

    0
    2015年12月13日
  • 母のはなし

    Posted by ブクログ

    群ようこの自伝的エッセイ風小説。テーマは群自身の母。
    こんな母親は、にくめないけれでも、まあ肉親は大変だな。

    0
    2018年10月19日
  • ぬるい生活

    Posted by ブクログ

    更年期障害や老いについて事前に知っておこうと思って読みました。50歳前後から、心身の不調をいくつか抱えながら生きて行かないといけないのか…。辛いな…。一応、覚悟は出来ました。

    0
    2015年06月18日
  • 母のはなし

    Posted by ブクログ

    ハルエの若い頃は、苦労もあり、波乱もあり、応援する気持ちで読んだ。老年になってからは、群さんのエッセイを読んでいるようだった。駄目な男を書いたら定評があると解説にあったが、その通りで、笑えた。面白かった。

    0
    2015年05月03日
  • なたぎり三人女

    Posted by ブクログ

    それぞれ職業が違う主人公の彼女たち。その三人が繰り広げる、普通の会話。まるで昔のテレビ番組の「やっぱり猫が好き」を活字で読んでいるみたいな気分です。割と男でも楽しくスラスラと読めますね〜。

    0
    2015年04月28日
  • おかめなふたり

    Posted by ブクログ

    群さんの家にやってきたおかめの顔の猫、しいちゃん。臆病で甘えん坊で暴れん坊のしいちゃんと群さんとの愛情生活を綴ったエッセイです。

    猫ってもっとドライな動物だと思っていたからびっくりです。しいちゃん…めちゃめちゃわがままで甘えん坊(笑)
    猫を飼っている人はきっと、わかるわかるなエピソードがたくさんあったのではないかと思います。

    猫と一緒に生活したくなりました。
    読んでいてほのぼのとした気分になります。

    0
    2015年03月30日
  • 馬琴の嫁

    Posted by ブクログ

    ありえないと思ってしまうほどの嫁という立場。でも学ばなくてはならないと思うことも。「八犬伝」が書き終わる最後の章が、瀧澤家の嫁として生活してきたみちの集大成のようでよかったです。

    0
    2015年03月10日
  • 姉の結婚

    Posted by ブクログ

    いやはや、笑った。

    そしてこれが1995年の作品とは思えない。。
    2014年の今でも十分に実感できて笑えちゃう。

    0
    2014年12月04日
  • 母のはなし

    Posted by ブクログ

    読んでいて、ハルエの夫に対して怒りがこみ上げ、自由奔放すぎる娘に苛立ち、母親であるハルエに感情移入していた。だが、老いていくにつれ、傍若無人な振る舞いになるハルエが許せなくなる。最初から最後まて不快感抜きには読めない。でも読むのが止まらない。本人が楽しく人生を終えるなら、実の娘としてはそれでもいいかと、開き直れる。しかし、これが姑だとそうもいってられないけど。

    0
    2014年10月05日
  • 母のはなし

    Posted by ブクログ

    人の一生を描いた物語は、放物線グラフを描いている気がする。

    上向きの時期があり、短い頂点を迎え、下降線をたどる。
    自分が下降線をたどっている事に気づかない、あるいは認められない人間の感情が、「切ない」「気の毒」「往生際が悪い」「みっともない」と感じさせるドラマになる。

    ハルエの生涯もそうだ。
    昭和ひとケタ生まれの女の一生。

    たくさんの兄弟の中で、与えられた役割を果たす。
    弟や妹の面倒を見て、一生懸命働いて家計も助ける。
    やがて縁あって嫁いで行けば、自己主張する事も許されず、理不尽だと思う事があっても、夫に尽くさなければならない。

    読みながら、同情する。
    頑張れ、頑張れ、と応援する。

    0
    2014年09月27日
  • トラブルクッキング

    Posted by ブクログ

    今年になってから、平積みで売っているのを見たので新しいのかと思ったら、何度も再販されているものでした。
    料理上手な人のブログが本になったりする一方で、料理の失敗は他人事と思えない人もやはり多いらしい。
    もちろん自分も。
    だいたい、プロとアマの違いの一番の大きさは、プロは常に変わらぬレベルと味をお客さんに提供できる事じゃないだろうか?
    “常に変わらぬ味”ここ大事。
    素人はそうではない気がする。
    長年主婦をしていても、「この大根、煮込んでもちっともやわらかくならない!」「カレーに男爵入れたら全部溶けちゃった!」「かぼちゃの煮物、鍋の蓋取ったら皮しか残っていない!」
    私のあるある。
    この本には親近感

    0
    2014年09月26日
  • 姉の結婚

    Posted by ブクログ

    どの話も読んでる途中はとても面白いのだけどその分「え、ここで終わり?」となる。非現実的な落ちを付けられるよりはいい。

    0
    2014年09月07日
  • こんな感じ

    Posted by ブクログ

    中年の女性3人のお話。リアルに思えたなー。ほんとこれからそーゆー時期に入るのかと思うとトホホだけど。
    猫のむくちゃんのところはよかったー。

    0
    2014年07月25日
  • モモヨ、まだ九十歳

    Posted by ブクログ

    モモヨばあさまがとにかくあっけらかんとして明るく人生を謳歌する様子が面白かった。
    夫亡き後、周りに色々言われても、言いたい人には言わせておけば、と受け流していたという姿勢もいいなと思った。
    こんな風に逞しく、泣き言を言わずに淡々と生きて行くって難しい。
    モモヨばあさまのように、喜怒哀楽をハッキリ表現して、伸び伸び歳を取れたらいいなーと心から思った。

    0
    2014年07月01日