群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな群ようこの本。
着物のエッセイで群さんのお母様がトンデモ母さんというのは知っており、小説というよりほぼ事実なのだろうと知っているので、なかなか手出しできなかったのだが遂に読んだ。
お母様が幼少の頃から娘時代を経て、結婚してしばらくは、おっとりした、あまり物事を深く考えないがどこにでも良そうな善良な女性。
それが、突如変わるのだからビックリだ。
その場面は娘(=著者)の交友関係に口出しした際の「雑魚」という言葉。
仮にそう思っていたとしても、絶対に口に出してはいけないし、口を出すならオブラートに包むべきだろう。
あまりにも著者が衝撃を受け、今でも許していないから書かれたエピソードなのだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は部屋に遊びに来るネコの「ぶちお」に癒される。
甥っ子ケイ君の就職祝いでもやっぱりお母さんは相変わらず。会いに行くキョウコさんはえらいなあと思う。
キョウコさんが時々思い出す会社のしんどい話に毎回共感してしまう。
そして仕事をやめたくなってしまう。
チユキさんのマグカップを2個も買ってしまって2個買う必要があったか悩むキョウコさんにも共感。
れんげ荘の留守番役を自分に課したとき、人間て役割とか必要とされることがないと不安になったりするのかなあと思った。
コナツさんとご飯。立ち入り過ぎないよう、余計なアドバイスをしないよう、心配しながらもちょうどよい距離でやり取りして、れんげ荘の面々はみんな -
Posted by ブクログ
シリーズ三作目、これまでで一番良かったなと思います。アキコさんも落ち着いて経営者らしくあり、それでいて軸がぶれない感じはいいなぁと思いました。初心忘るべからずを地で行く人ですね。ママさんもそんなアキコさんを認めている様子で、アキコとしまちゃんもいいけど、ママさんとの関係性もわりと好きです。
しまちゃんのシオちゃんを扱き下ろすような言い方がちょっと気になったんですが、それも最後にはタイトル回収を含めて良い方へ持っていってくれました。本当に言葉ひとつなんだよね。言い方ひとつで誰かに嫌な思いをさせたり、逆に嬉しくさせたりするんだよね。自分も気を付けようと思います。
しかししまちゃんは良い子だな。途中