あらすじ
キョウコは、都内のふるい安アパート「れんげ荘」で相変わらず自由なひとり暮らし。読書をしたり、美術館や図書館へ行ったり、隣のクマガイさんとおしゃべりしたり、近所のネコと仲良くお昼寝したり……。自分の将来のことなど、少々心配なことはあるけれど、心穏やかにキョウコの「れんげ荘」暮らしはつづく――。
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れんげ荘シリーズ1・2・4・5・3と巻き戻る形で読みました。自然とぶっちゃん登場していたのでここが出会いだったんですね。愛犬を失くして一月。犬動画を観るのが悲しい時最近はInstagramで猫動画に癒されているこでキョウコの悶える姿に共感です。
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れんげ荘の三冊目。ぶっちゃんの存在により、やっぱり群ようこさんは猫作家なんだなあ、猫を出さずにおれないんだなあと感心。でも月10万では餌代も賄えないし、こういう設定になるんだろうな。
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4月になって新しい環境での仕事が始まり、そんな時に読んだ作品。
だからか、とても心に染み渡った。
働かない、という選択はとても勇気のいることで、決めてからもきっと迷いの連続で。
働く、働かない、どんな生活をしても迷わないことはないし、みんな何かしら心の中にもやもやすることはある。クマガイさんが言うように、どんな立場でも不安はつきもの。
ただ基本的に、私も日本の会社というものは、好きじゃない。自分らしさがなくなってしまう、そう思うし、時間をもっと大切なことに使いたい、大切な人と過ごしたい。
でも生きるためにはお金も必要。そして社会に貢献しなければいけないのも、わかる。
んーでも、人生のうちもう少し多くの時間を、自分らしくいられる時間に当てたいなぁ。
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シリーズ3作目、甥も就職決まったようでキョウコさんも50歳過ぎてたりなんだろうなって読んでました。
結婚せず子供も持たず働かずに残りの人生のんびりと誰の迷惑もかけず1人で生活しようと決めたキョウコさん。
母親との軋轢は続いてるようですが、他の人たちはちょうど良い距離感で接してくれる。チユキさんは、モデルや旅館の仲居さんをしたりで生計立ててるようだけど、年配のクマガイさんは遺産や商売やってた頃の財を崩して生活してるらしい。てか年金生活じゃないのかな?
少しづつ貯金を切り崩して生活している自分に不安を感じてか他の住人の生活資金が気になりだしてる様子でした。
今作は押入れで暮らしていた旅人のコナツさんとの距離が縮まってました。コナツさんこの時点で33歳でした。
ポカンと窓辺からブチ猫を観察してたら部屋に入ってきた匂いフェチの猫にブチオって名つけて餌付けしようとしたのに、首輪からアンディって洒落た名前が付いた飼い猫だと知っても不倫相手を待つように部屋に訪ねてきて欲しいって思ってるキョウコさんが切なすぎるw
元カレたちよりも本気で切実に恋しちゃったみたいですよw
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他の本を読むつもりだったのに、我慢できずに読んでしまったら、最高に気になるところで物語が終わってしまった!
キョウコさんはおそらく48〜49歳。老眼が必要になってる。私とほぼ同じ年齢設定。自分では若いつもりでいるけれど、側から見たらキョウコさんみたいな感じなのかなぁと思う。
キョウコさんは想像するに、太りもせず痩せ過ぎでもない、小林聡美さんのような体型。食べる量が少なくなってきたはずなのに、食べてしまう友人に対して、ストレスで食べちゃうのだろうなって思う所があったけど、その友人は私だなぁ。なんてことを考えながら読む、このシリーズ。やっぱり面白いな。
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久しぶりにれんげ荘シリーズの続きを読んでみました。久しぶりだったけれど、キャラが個性的なので、すぐに思い出しながら読めました。
月10万円で暮らす生活ってどうなんだろうとか、色んな生き方があるよねとかを考えることが出来ました。何よりも読んでて癒される。ぶっちゃん、また戻ってきてくれるといいな。
お金をたくさん使わなくても、クマガイさんみたいに自分のお気に入りの服を大切にしたり、主人公とコナツさんみたいに自由に生きたり、チユキさんみたいに掃除してお部屋を大切にしたり…
なんだか素敵な生き方だなと思いました。自分の生活にも取り組めるところは、真似してみよう。
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猫好きで猫暮らしをしている私は
本屋で目にした「ネコと昼寝」という
題名に惹かれ、
月10万円で東京で暮らす主人公‥
という文言に更に惹かれて購入しました。
主人公キョウコの暮らしぶりは
とてもささやかで平穏。
小さな発見に幸せを感じながら
心穏やかに暮らしています。
その様子は
日々、職場での人間関係に疲れている自分には
とても羨ましく思え、
お金を稼ぐ為に必死に働くことで失う物、
そこから抜け出す事で得られる
大切な物を教えてくれます。
気持ちが疲れている時に
癒しを得られる作品です。
シリーズ3作目から読み始めましたが
何の問題もなく読み進められて
他の作品も読みたくなる
中毒性のある良い作品です。
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キョウコの気持ちの揺れには、とても共感する。
仕事をしない生活、なんだか分かるなあ。。。。
なんでもない毎日の話だけど、幸せってなんだろな、、などといろいろ考えさせらえる。
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れんげ荘シリーズ第三弾。
働かない事を選択し、一人暮らしをしている主人公。誰にも迷惑をかけずに一人で生きているはずがやっぱり面倒事が一切無くなるわけでもなく、自分の選んだ生活が本当にこれで良かったのかと思ったりとすぱっと割り切れるわけではないのだなと。
働いていないからこその生活を楽しんだり、不安になったり、何かしなくてはと空回ってしまったりと痛いほど感じる。
応援したくなります。
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れんげ荘3作目
相変わらず面白い。
群ようこワールド癒される。
ぶちおを待つ心境が胸をくすぐる。
コナツさんとの関係も近くなってきて住人の事がさらにわかって来た。
4作目を早く読みたくなるラスト。
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れんげ荘シリーズまとめて再読です。
まとめ読みすると、主人公の心情の変化がよくわかります。
何も特別な事がないけれど、日々の暮らしに満足してる主人公。だけど、これで良いのかとか定期的に悩んだりしつつ。
実家では母親が大きくなった孫たちとうまくいかなくなったり。
主人公はアパートにねこが来るのを待ち侘びて日々過ごす、それはちょっと哀しい感じでした。
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相変わらず癒されます
登場人物が個性があって良い
それにしても毎日毎日ひまにならないのかな?
自分だったら、友だち作りや暇つぶしのために週3くらい働きたいと思ってしまう。
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2021年34冊目。
れんげ荘シリーズ3冊目。
キョウコの暮らしに猫のぶちおが登場したり、刺繍はもう登場しなかったり、変わらず心穏やかな日々。現実の世界がちょっとしんどかったからページをめくると癒やされた。読んでいる間はれんげ荘の世界に行ける。この世界観大好きだなぁ。
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今回は部屋に遊びに来るネコの「ぶちお」に癒される。
甥っ子ケイ君の就職祝いでもやっぱりお母さんは相変わらず。会いに行くキョウコさんはえらいなあと思う。
キョウコさんが時々思い出す会社のしんどい話に毎回共感してしまう。
そして仕事をやめたくなってしまう。
チユキさんのマグカップを2個も買ってしまって2個買う必要があったか悩むキョウコさんにも共感。
れんげ荘の留守番役を自分に課したとき、人間て役割とか必要とされることがないと不安になったりするのかなあと思った。
コナツさんとご飯。立ち入り過ぎないよう、余計なアドバイスをしないよう、心配しながらもちょうどよい距離でやり取りして、れんげ荘の面々はみんなステキだなあ。
最後のお母さんは心配。どうなったかな。
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れんげ荘物語シリーズ第三段。無職を貫くキョウコの周りを取り巻く親戚やれんげ荘の住人が、一癖あり!将来の不安を感じつつも、社会の中で窮屈な思いをするならば自己責任の元、穏やかな生活を贈りたいと誰もが思う。周りを気にせず、やり通す彼女が羨ましい。
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「散歩する猫」を先に読んでしまい、あれ?と思っていたら、その間にこの「猫と昼寝」があった…。れんげ荘のキョウコは本当に羨ましい。そして猫のぶっちゃんがあるあるの猫姿で本当に可愛い。何もかもすっぱり止めてこんな生活に足を踏み入れられたら…。現実に戻るとお兄さん、物分かり良すぎだよな、その奥さんと子供達もすんごいいい人達過ぎだしと思ってしまうんだけど。この物語に辛くて生っぽ過ぎる現実もどうよ…だし、誰もそれ望んでおらんしな。オアシスって言うか、息継ぎみたい、この本読んで少し呼吸する感じ。必要なモノだけで生きていこうとリセットされる。
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高給だが激務の仕事を捨て、働かないと決めて生活するキョウコ。今の暮らしを選んで良かったと思えることの数を数え、やっぱりこの選択は間違っていなかったというくだりが印象的だった。
あぁ、やっぱり羨ましい。
部屋に引きこもるのはストレスだとか、社会に属さないと不安になるとかいうのをよく聞くが、私は出来る限り引きこもりたい(現に休日は引きこもる)。
だが、現実問題としては、今、無収入で引きこもることはできないので、働くしかない。
キョウコには無収入生活を謳歌してもらいたいが、母が倒れてこの先どうなるのか、続きが読みたい。
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読みたかったれんげ荘シリーズ!
大きな事件が起こるわけではないけど、この雰囲気がなんか好きなんだよね。
自分で決めてスタートした生活なのに、これでいいのかって自問自答するキョウコ。
きっと何をしててもそういう風に思っちゃうんじゃないかな?でも…ただネコを心待ちにしてても、出歩くことが少なくても、それでいいじゃない!楽しめれば。
のんびり、ストレスから解放されたように見える生活にも葛藤はあるもんだ。
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れんげ荘に住む無職の独身女性3人の日々を描いた、シリーズ第3段。
昔、企業で働いていた時にストレスで体調を崩し、今は貯金を切り崩しなから暮らすキョウコだが、やはり家族や世間に対し、なんとなく引け目を感じている。
「世の中のイメージというのは、恐ろしいものだ。以前勤めていた、社会的に名前が通っている会社で働いているというと、実際は会社の人間関係や仕事で疲弊していたのに、優秀で溌剌とした女性のように誤解される。そのときに比べれば、収入はゼロになったにせよ、はるかに体調もよくなって、精神的には満足しているのに、気の毒な人生を送っているかのように思われる。社会というか人が無意識のうちに決めている、年齢と仕事とか、住居の広さとか、それからずれていると、不幸だといわれる。人間の心は昔のまみ進歩もなく、枠に入れたり、枠に入っていると安心といった感覚のままなのだ。」
という部分にはハッとさせられた。
"各人が健康に、自分の生活に責任持っていられる限り、どう生きようと自由"と思いつつも、やはり、仕事を持ってない人は、どうやって暮らしてるんだろう?などと無意識のうちに考えていないだろうか。
バイアスを取り除き、フラットに見たままを感じられる人になりたいものだ。
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40代後半で仕事をドロップアウトして【れんげ壮】に暮らす独身女性主人公の徒然日記。
読書のいいところ、色んな人の人生を擬似体験できる。
こういう生き方も有りだと思った。
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仕事だけが人生じゃない、それを淡々とした日常で教えてくれて、ありがたいなと思いながら読んだ。
仕事を一生懸命にしていた20数年、今はその貯金で、あんまり一生懸命にならなくても仕事をそれなりにきちんとこなせている。私ももう少し働いたら、キョウコさんのように暮らしてみたい。
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相変わらずゆるくて平和な日常小説
安心して読める
コナツさんの年齢と意外な一面を知ってしまい、この先少し面倒なことになるのでは?と思った矢先、今度はキョウコ母が入院というあれよあれよという展開。
とはいえ、コナツさん逞しい自由人というイメージから、実は実家に甘えるちゃっかりさんだというのが今回いちばんのびっくり(若干の引き)ポイントであることは譲れない。
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毎月10万円で暮らす、貯金生活のキョウコさん。
「れんげ荘」シリーズの第三弾です。
働かず暮らすという、一見自由なようにも思える生活の、窮屈な面や不安なところもストーリーの中にえがかれています。
今回はいつものれんげ荘の住人のクマガイさんやチユキさん、主にアジアを旅しているコナツさんの他に、近所の飼い猫ぶちお(ぶっちゃん)(アンディ)が登場して、ちょっとほっこりします。
全巻まで謎が多かったコナツさんとも打ち解けた様子で穏やかに終わるかというとろで、実家のお母さんが倒れたという知らせがー。
お金を使わない生活の工夫も見られるシリーズ。
一冊が200頁くらいでサラリと読めます。
お母さんが倒れた後も、れんげ荘生活は続くのかな、、、続きは第4弾で。
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シリーズ3作目。
相変わらず働かないことに葛藤を持つキョウコ。どうしても窮屈な考え方に勿体無いと思ってしまう。母親を除いて、周囲からも人生を楽しむよう諭されている。この母親は実家の兄夫婦と同居して、益々、干渉が激しくて甥も姪も迷惑を蒙っている。全く断絶してしまった甥は実家を出る。突然、倒れた母。キョウコとの関係とれんげ荘暮らしはどうなるのだろうか?
表題のネコもレンゲ荘で飼うと思ったら、こちらも違うようだ。
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シリーズモノの第三弾
特に大きな事件や出来事があるわけでもなく
ただ、働かず貯金をきりくずし月10万で生活をする女性の話し。
シリーズモノ好きなので、なんだか途中でやめれず読んしまう。
働かない理由。働けない理由。色んな人の人生をちょい見させてもらってる感じで面白い。
Posted by ブクログ
早期退職したキョウコは、節約生活の中でもネコにときめいたり、お隣さんにいただいた素敵な服でお散歩したり。
シリーズ始めは不安も多かったキョウコだけど、肩の力を抜きつつも、凛として日々を暮らしている。
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仕事を辞めて何も変わらない日々…、じゃなくて、やっぱり生きてればそれなりに変化はあるんだなと思いました。
少しの変化を楽しめるようになりたいです。
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れんげ荘物語の三作目。40代にして無職貯金生活。その前の激務はあったにしても、読書、散歩、ネコを愛でる生活は羨ましい…。そんな日常が気になって続編を読んでしまいます。和みます。
Posted by ブクログ
れんげ荘第三段。もちろん第一作目が一番面白くて、下がり調子気味なのは続きモノにはよくあることですが、このキョウコを取り巻く周りの住民たちとの距離感や空気は相変わらず好きです。今回はコナツさんが沈んでいる感じで書き方も老いを感じさせる部分があって、逆にチユキさんが良い子すぎる上に溌剌としてるからコナツさんを見てるのが少ししんどかったかな。キョウコは立派な世捨て人となってますので別次元です。
キョウコに関してはぶちお改めてアンディとの交流が見ていてきつかったです。無職の独女が猫に溺れる。アイタタターな展開。アンディが姿を消してくれて本当に良かったと思いました。まだもう少しれんげ荘の人たちのを見ていたいと思うので、みんな元気で頑張ってほしいと思います。
ただやはりいい歳してタクシー代を心配される人間ってどうなんだろうと客観的には思いました。働きたくなくても働いてる人なんて大勢いるしなぁ。今感想を書きながら、この作品のシリーズはもっと気軽に読みたかったなと思い始めました。