あらすじ
「人間、ネコを含めて、みんなが楽しそうにしているのを見ている自分が幸せだ」――有名広告代理店を早期退職し、相も変わらず月十万円のつつましいひとり暮らしを「れんげ荘」でおくるキョウコ。普段は、散歩をしたり、ご近所さんとおしゃべりしたり、たまには外食をしたり……。将来の心配も少々ありますが、小さな幸せを大切に、気ままにのんびり人生を愉しむキョウコに共感が広がっています。巻末には群ようこ×藤野千夜(『団地のふたり』『じい散歩』)の楽しい対談も収録。どの巻からでもお読みいただけます。
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Posted by ブクログ
働かない事から導く生き方、アルバイトを少しずつとか考えずもうスッキリスッパリとアパート暮らしって勇ましいし共感しかないし。にしても3人とてもよくできた人間が集まったもんだよ、渋滞する高速道路で同じイメージ持った車が周りにいたらヘンテコな渋滞は無い。どんどん詰めて誰も入れないアホが必ず存在するからね。アホといえば怒鳴るジジイとかほんと人間観察してて くまがいさんの目から見てとか勉強になります。母親が死んで周りの人間みんなが幸せになるって その通りだなぁ自分もそういう人間がいるからこれまた勉強になります。義理の姉に全てを許すのが=自分の生活を削るとかなるほど 好きな人にはなんでも許してしまう自分も戒めになるって 勉強本かいって
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有名広告代理店を早期退職して、月10万円の慎ましい生活をする。
れんげ荘のキョウコさんの毎日を描いたシリーズ。
8作目の「しあわせの輪」もれんげ荘の住人達、キョウコの兄家族とイヌさんネコさん達との毎日が語られている。が、今回はキョウコさんが「先のこと」を考える、というテーマも入っている。
私もここ何年か、同じ事を考えながら過ごしているので「わかるわかる、そうなのよ〜」と共感するばかり。私は夫はいるが子供がなく、ひとりっ子なので夫が先立てば独りになる。
でもクマガイさんとのお食事での2人の会話を聞いて、"しあわせな気持ちで過ごす"事が何よりなんだな。と思いました。
そして、クマガイさんの「あなたがやらなくてはならない責任は、生きるっていうことだけですよ。」という言葉。
私も、キョウコさんと一緒に身近な幸せに気づいて生きよう。
Posted by ブクログ
だんだん独り身哲学みたいになってきましたね。前はシチュエーションドラマで群さん独特の何も特に変わったことも起きないほのぼのドラマだったのが、なんか哲学的な独り身の主張、老いについて持論を展開する哲学本みたいでした。
Posted by ブクログ
れんげ荘物語も第8弾。
なんやかんやでキョウコが羨ましく思ってしまう。
とはいいつつ、私にはできない生活なのだけど。
若干、イヌ、ネコの話なってきているのはビミョウだな。
対談に作者が書いているけど、ちょっとストーリー的にも逃げているのではないかと、、、
普通にキョウコの心情に向き合って欲しいな。