あらすじ
自分の体と心を、たまには甘やかしてみませんか? 丁寧に手作りした滋味深いスープと美味しいサンドイッチと濃やかな心遣い。店主のアキコと相棒のしまちゃん(現在、シオちゃんと事実婚ながら新婚)は、取引先のパン屋が店を畳んでしまうなどのピンチもありながら、今日も元気にお店を営業中(無理せず、時々お休み)。ドラマ化もされた、三十三万部突破の大ロングセラーシリーズ、第五弾。
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Posted by ブクログ
いやあ一気に読んでしまった。これは待ち望んでたから、もう5作目になるんだ。ゆったりと時間が流れて日々の自分を反省するとか、猫との会話、わあああ言う兄弟が本当に良いな。冷房で昼寝して、あきこに世の中には暑い中働いている人がいるのよと注意されてもピンとこない、ますます甘えると。島ちゃんが居てくれたのが本当に幸運ですね。巡り合わせなんかな、新婚生活が色々描かれているけど、少しも甘いものなくてどちらかいうと旦那がキツイ。送り出す時に行ってこいとか言うんだけど、これも島ちゃんなのかな。風邪ひいて謝り過ぎですね
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大好きな群さんの小説。
中でも3本の指に入る位好きなシリーズ!
媚びずに堂々と凛と生きているしまちゃんが大好きです!
次作がまた楽しみだなぁ♪
気を張らずただただぼんやりと読めるのが良い!
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物語は穏やかに進むものの、その中でのアキコの喜怒哀楽が非常に人間らしくて共感できます。
心に残った言葉:「それはいるよ、信じられないくらい、すごい大金持ちっているんだから。でも、そういう人たちがみんな幸せかっていうとそうじゃないからね」
ママは真顔になった。
「このペンダントを買った人も、幸せじゃなかったんだよ。あたしたちが目についたものを買って、いらなくなったから売るっていうのと訳が違うんだもの。特に宝石でしょ。大金をはたいて買ったものをそんな簡単に手放すと思う?店に戻すなんて、その人を取り巻く状況がよくないんじゃない?幸せだったら手放す必要なんかないもの。でも私は大事にしたいなって思ったの。彼がこれをどうしようと考えたときに、あたしを思い浮かべてくれたわけじゃない?その気持ちはありがたいなと思ったわけさ」
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自分の体と心を、たまには甘やかしてみませんか?丁寧に手作りした滋味深いスープと美味しいサンドイッチと濃やかな心遣い。店主アキコ・相棒しまちゃんは今日も元気にお店を営業中(無理せず、時々お休み)
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シリーズ化しているのを知らずに第5弾から読み始め。
群ようこさんは、開くだけで忙しない毎日に小休憩をくれるので大好き。
普段はごはん派で滅多にパンは買わない私も、読み終えたあと久々にパン屋さんへ…
美味しく、優しい1冊でした。
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お店の取引先のパン屋さんが
続けられなくなってしまったのがかなしい。
けれど、新しいパン屋との出会いもあって。
人生ってこういうことの連続だなぁって感じた。
美味しいパンが食べたくなった。
鼻に酵母の、焼きたてのかおりが
ただよってくるような気持ちがした。
アキコがブレスレットを買いに
デパートへと歩く道すがら
人びとの人生を振り返るシーン。
みんな、もっているもの
もっていないものがある。
自分とは違う人生を歩む人たちに
尊敬の念を抱けることって
素晴らしいなとしみじみした。
美味しいスープとパンが食べたくなった。
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従業員のしまちゃんが身内の人を集めて結婚式らしきものを行うが、別居で籍は入れずという今時の形態? 相変わらず、夫のシオちゃんとのやり取りは不思議な関係。
アキコの血縁と思われる兄のお坊さんが亡くなる。関係を明かしていないので葬式に出られず。そして店で使っていたパン屋も奥さんの容体が悪化して廃業方向へ。次のパン屋探しに奔走。しまちゃんも風邪でアキコもワンオペに疲れて店もお休みに。暗い話題が続いた今回、明るい話題はネコのどすこい兄弟だろうか。アキコに突進してきてはエサをねだる。寝姿は大いびきでヘソ天。癒される。
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出てるシリーズ全部読めたー。相変わらず癒された。
今回はお店の経営って大変ってことが少し分かる物語でした。私の近所にあるマスターが丁寧にいれるカフェも、新鮮なお野菜をたくさんに使う定食屋さんも、きっと経営するの大変なんだろうなって思って読んでました。でもお気に入りのお店がなくなってしまうのは、本当に悲しいから、無理をしないで続けて欲しいのが、お客さんとしての本音。
前に大好きだったたい焼き屋さんがなくなってて、めっちゃショックだったことがあるから。
アキコさんもしまちゃんと力を合わせて、これからも続けて欲しい。やっぱりチェーン店もいいけど、個人でやってるお店に定期的に行きたくなる!
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アキコさんとしまちゃんの毎日。しまちゃんが風邪ひいたり、しおちゃんから気持ちをもらったり。パン屋さんの出会いがあったり、相変わらず平和な、すこーーし生活を考えられる1冊でした。
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アキコの無理をしない姿勢。今のシングル子育て中の自分をゆるやかに肯定し、気持ちがグラつかないことが群さんの作品。を何冊か手にとり感じた魅力のひとつです。 シリーズを通して着実に時代が流れていることも感じます。
Posted by ブクログ
パンが入荷しなければ休んでもいい
パンの仕入れ先が閉店することになり新しい店を見つけたけれど、今までより遠方になり、天候などの理由で届かない心配が新たに出てきた。またアルバイトの女性が風邪で休んだとき、一人で店を切り盛りしてドッと疲れ、自分が歳を取っていくことを感じる。それでも先のことを不安に思い悩むのでなく、その時に考えていこうという主人公の生き方がいいなと思う。母から受け継いだ店舗を自分に合った形に変え、身内はともに暮らす猫だけ。一人で生きているという気楽さもあるのだろうけれど、取り越し苦労をしがちな私にとってはあこがれの生き方でもある。
一方で、アルバイト女性の別居&事実婚のパートナーとの対等の関係、いやむしろ自分の生き方、暮し方を貫き通そうとする姿、それに翻弄されるパートナーもなんだかほほえましい。この先どうなっていくのかな?
いつも読後感がさわやかな作品です。
Posted by ブクログ
アキコさんとしまちゃんのサンドイッチ屋さんの変わらないスタイルは相変わらず。
周りにはいろいろな変化があり、アキコさんを取り巻く状況には少し変化があった模様。
長く読んでいるシリーズなので、久しぶりにアキコさんの近況を知れて嬉しい気持ち。
しまちゃんとも色々と話すようになって2人の信頼関係が深まっているのを感じました。
しまちゃんにネックレスをプレゼントするシーンに愛を感じてほろりとしました。
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作品に馴染みすぎて、実在の人物の日常を垣間見ている気分になってきました。この巻でも悲喜こもごもありますが、多少大きな波がたっても、受け流してやわらかい波にしているあたりが安心感を感じます。
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体がキツイ時は休む。
決してお気楽でも我儘な訳でもなく、自分を認めて正直に生きる。
周囲への感謝も忘れない。
これってとても大切なこと。
無理を続けて体を壊してしまい、店を畳むことになってしまったお得意先のパン屋さん。
仕事に必死になって、動き続けるしかなくて、気付いた時には体が悲鳴を上げる。
休むのは勇気がいるけど必要なこと。
アキコさんは、自分はそれが出来る環境にある(家賃不要)ということを分かっていて、申し訳なく思いながらも無理はしない。
「たい」と「ろん」は相変わらず甘えん坊で食いしん坊だし、しまちゃんは相変わらずシオちゃんに塩対応だし、喫茶店のママは相変わらず頼れる存在だし、安定のシリーズ。
Posted by ブクログ
今回は特に大きな事件もなく、事実婚したスタッフのしまちゃんの新生活?をアキコが訪ねたり、インスタグラムで紹介されてアキコの店や向かいの喫茶店ににわかお客が詰めかけたり、なんて日常が繰り返される。
大きな変化としては、アキコの腹違いの兄であるお寺の住職が亡くなったことと、取引先のパン屋さんが閉店したこと。品質を保つために値上げせず人件費抑えて夫婦だけで頑張った結果、奥さんが体を壊してしまう。
拘るのはいいけれど、続けていくためにはある種の妥協も必要じゃないかなと思う。
もともとサスペンスみたいな不安を煽るような本が好きだったけど…最近の妙な緊張感のせいか、そういったものや過激なものはあまり手にする気にならない。こういった毒のないようなものに、ついつい手が伸びてしまう。