群ようこのレビュー一覧

  • ぬるい生活

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    興味深く読めた。私も最近老化を少し感じ始めている。身体のたるみ、肌荒れ、身体の疲れなど。とりあえず踏み台昇降運動をまたやり始めたけど、美しくいるなんてレベルは早々にあきらめていかに心身ともに健やかでいれるかが目指す星なのだがそれすら気を弛めるといとも簡単に遠ざかる。
    私は皺タイプじゃなくてたるみタイプっぽい。母親もブルドックみたいなんだよな。

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    2020年12月29日
  • ついに、来た?

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    親族からみた、認知症の家族、という目線で、いろいろなパターンを簡潔に読むことができ、飽きずに一気読みできました。
    年齢的に両親が認知症になるのも視野に入れ始めているので、他人事ではなく、自分だったらどうしよう、という目線で読めたので勉強になりました。
    うちは兄弟仲が悪いので、誰が面倒を見るかでまた一悶着ありそうだな、と怖くさえなりました。

    きっと親が認知症になったら、悲しみよりも苛立ちが勝ってしまいそう。
    そうならないように、せめて親に対しては優しくありたいものです。

    ご両親がそのくらいの年齢に差し掛かる、40代、50代の方におすすめです。

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    2020年12月06日
  • 別人「群ようこ」のできるまで

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    群さんのOL時代を知ることができて面白かった。本の雑誌社の面々をwikiで調べて、「あぁ〜こんな人たちなんだぁ〜」と一度で二度楽しめた。

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    2020年11月22日
  • ネコと昼寝 れんげ荘物語

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    れんげ荘物語シリーズ第三段。無職を貫くキョウコの周りを取り巻く親戚やれんげ荘の住人が、一癖あり!将来の不安を感じつつも、社会の中で窮屈な思いをするならば自己責任の元、穏やかな生活を贈りたいと誰もが思う。周りを気にせず、やり通す彼女が羨ましい。

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    2020年11月11日
  • 働く女

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    そういえばこれまで読んだ群ようこの本に出てくる女性は、あまり仕事に満足していない人が多い。特に少し前の小説では、結婚して働き続ける女性や独身女性への社内での風当たりの強さがよく書かれている。今では、少なくとも首都圏ではセクハラ、女性差別だが、それが普通だった時代に働きたかった女性は憤懣やる方なかっただろうなあ。

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    2020年10月28日
  • いかがなものか

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    ネタバレ

    集英社の編集部公式サイト「よみタイ」が初出の作品。タイトルどおり、街が見かけた人や世の中の様々なことに噛みついている。こちらもそれを期待しているところがあり、群れさんの芸になっているところがある。よくまぁ、不思議な人が周囲にいるものだ。トランプ大統領、オリンピックなど最近の話題のものもある。切り口は少しありふれたものになっているが。

    『米でも小麦でも精製されていない、玄米や全粒粉などの茶色い色のものがよいといわれ、そちらのほうが体にいいのかと、それらを選んで食べていた。すると近頃は茶色いものは体の負担になるので、食べるのなら白米がよいという説も出てきた。

    先日も、体温が低い人は高い人に比べ

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    2020年10月17日
  • 優しい言葉 パンとスープとネコ日和

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    あいかわらずのメンバーで、
    あいかわらず、ゆったりまったり。
    なんかこの空気感がとても癒される。
    無理せず、淡々と、丁寧に日常を生きる。
    アキコと住職の奥様との会話が特に優しい言葉に感じました。

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    2020年09月08日
  • ついに、来た?

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    主に認知症になってしまった親を抱える娘の本。オムニバス形式で、問題は解決することなく次のストーリーに行ってしまう。サクサク読めるので物足りないかと思ったけれど、そんなこともなかった。この手の問題は現実では解決などほぼしないので、こういう形で終わるほうが読者の共感を得られるのかもしれない。

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    2020年09月06日
  • ネコと昼寝 れんげ荘物語

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    「散歩する猫」を先に読んでしまい、あれ?と思っていたら、その間にこの「猫と昼寝」があった…。れんげ荘のキョウコは本当に羨ましい。そして猫のぶっちゃんがあるあるの猫姿で本当に可愛い。何もかもすっぱり止めてこんな生活に足を踏み入れられたら…。現実に戻るとお兄さん、物分かり良すぎだよな、その奥さんと子供達もすんごいいい人達過ぎだしと思ってしまうんだけど。この物語に辛くて生っぽ過ぎる現実もどうよ…だし、誰もそれ望んでおらんしな。オアシスって言うか、息継ぎみたい、この本読んで少し呼吸する感じ。必要なモノだけで生きていこうとリセットされる。

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    2020年09月05日
  • いかがなものか

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    ネタバレ

    書かれている内容は共感できる部分とそうでない部分とがあり、全面的にわかる~というようなことも無いけれど、文章自体は読み易かったです。

    スマホを持った中年男女の道端立ち止まりの項目は、もしかしてポケモンGOでは?とも思ったけど、それがスマホゲームだろうと地図アプリだろうと作者には関係ないか。

    難しい人なんだろうなと想像しました。

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    2020年07月25日
  • 優しい言葉 パンとスープとネコ日和

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    ネタバレ

    しまちゃん、おめでとう。しおちゃんもいい人だし、よかった。
    アキコさんも落ち着いてきたし、次回作も気になる。

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    2020年07月22日
  • 街角小走り日記

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    最近の本なのかなぁとか思ってたんですけれども、解説読んでみたら1991年の本だと判明…。当時は少なくとも今よりは常識的な人が居たのかなぁ…と思っていましたら、群さん、相変わらず怒っていましたね…(笑) 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    とにかく街中で偶然見かける人に対する愚痴が多い印象ですねぇ…解説の人は笑える、とか書いていましたけれども、僕は別に笑えはしなかったかな…他人の愚痴とか読んでいますとこう…心にドロっとしたものが溜まりますね…(笑) 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    とはいえ、ファンなので最後まで読んでしまいましたけれどもね…こんな古い本を新装版として復刊させたこと

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    2020年07月21日
  • 福も来た パンとスープとネコ日和

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    読んでいてほわっとした気持ちになる。
    アキコの日々の心情が見せかけのキレイな部分だけではなく、生活感があるのがいい。
    今回はママの生い立ちや考え方が垣間みれて、よかった。
    人間いろいろあるけど、心穏やかに過ごしたい。
    次作か楽しみ。

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    2020年06月27日
  • いかがなものか

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    ネタバレ

    共感するとこ多し。
    確かに今、スマホがないとチケット購入もむづかしい。
    スマホ画面を見せて会場に入るところもあるしね。
    マイクロプラスチックを出さない為に、スポンジも毛糸も素材重視で購入してるとことか、えらいなぁと思う。

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    2020年06月21日
  • ついに、来た?

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    人間は歳をとる。歳をとると若い頃とは違うひとになってしまうことがある。
    親がそうなったとき、子どもはどうするのか?
    いつかはそうなるかも、と思っていてもそれが現実になると慌てる、途方に暮れる、逃げ出す。
    ともすればシリアスになりがちな高齢の親の変化を作者独特のユーモアで包んでいる。
    自分の親の年齢を考えると他人事ではない。
    そうなったら明るく前向きでいられるか自信はないが、この本を読むとなんとかするしかないのだと思った。

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    2020年06月10日
  • 贅沢貧乏のマリア

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    ネタバレ

    女一人、物を書いて自分を食べさせて行く。
    寂しくはない。
    友達もいる。
    そんな共通点をもつ、群ようこが森茉莉を語る。

    茉莉の作品から見える彼女の生き方を語るものだが、一つ一つのテーマについて、まず「群ようこの場合は」が語られ、この部分は、いつもの群さんのエッセイ。
    そのあと、「森茉莉の場合」が語られ、作家の評伝になる…という珍しい形だが、二つの部分はうまく溶け合っていて、本人のエッセイを読むだけではちょっと分かりづらかった森茉莉の人生がよく見える。
    …というか、せっかく美しく暈してあったのに丸裸?(!)
    茉莉の弟・類が家族のことを書いたエッセイを出版した時、暴露本のような内容に茉莉と杏奴が激

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    2020年06月01日
  • 鞄に本だけつめこんで(新潮文庫)

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    24作品の本の紹介本というよりは、その本にまつわる著者のエピソード集。
    昭和の終わりから平成のあたまにかけて刊行された作品が、ポップに新装改版されて登場。新刊かとおもった。最後は林芙美子「放浪記」への愛があふれていた。

    読んだこともない、知らない作家さんがたくさん。
    九生十蘭「キャラコさん」、森田たま「もめん随筆」
    尾崎翠「第七官界彷徨」、永井荷風「濹東綺譚」
    三島由紀夫「三島由紀夫レター教室」、野溝七生子「緑年」
    お気に入りはこれらかなあ。

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    2020年06月01日
  • 鞄に本だけつめこんで(新潮文庫)

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    作者の本への愛情と、それにまつわる日々の出来事が綴られている。この本読みたい!と思うものとは出会わなかったものの、本ってやっぱりいいよね、と思える。

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    2020年04月25日
  • ネコと昼寝 れんげ荘物語

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    ネタバレ

    高給だが激務の仕事を捨て、働かないと決めて生活するキョウコ。今の暮らしを選んで良かったと思えることの数を数え、やっぱりこの選択は間違っていなかったというくだりが印象的だった。
    あぁ、やっぱり羨ましい。
    部屋に引きこもるのはストレスだとか、社会に属さないと不安になるとかいうのをよく聞くが、私は出来る限り引きこもりたい(現に休日は引きこもる)。
    だが、現実問題としては、今、無収入で引きこもることはできないので、働くしかない。
    キョウコには無収入生活を謳歌してもらいたいが、母が倒れてこの先どうなるのか、続きが読みたい。

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    2020年03月29日
  • 婚約迷走中 パンとスープとネコ日和

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    しまちゃんの婚約迷走っぷりが可愛らしくも心配になる。
    まっすぐなしまちゃんと、そんなしまちゃんが大好きなシオちゃん。そして二人を見守るアキコの日常を、まるでお邪魔させてもらってるような気分で読み進めた。
    スープ飲んでみたいな。

    もともとドラマきっかけで知った、こちらの作品。
    イメージができている上で読んでいても、そのイメージとはまた違ったアキコ、しまちゃん、ママが動き出すもんだから目が離せない。笑
    ぐぐいと一気に読んでしまった。
    そして読んだあとで、この本がシリーズだったと気づいた。。
    最初からゆっくり全シリーズ読みたいな。

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    2020年03月06日