群ようこのレビュー一覧
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タイトルだけで、やられます。笑
れんげ荘物語シリーズ。
主人公はキョウコさん。
50代、無職。勤めていた大会社を辞めて、貯金を切り崩しながら細々と生きています。
このシリーズ大好きで、キョウコさんの住んでいる『れんげ荘』は築年数が分からないほどのオンボロアパート。でも素敵なんです。
そこに時々遊びに来る『ぶーちゃん』と名付けた猫ちゃんと、アパートに住んでる、楽しい住人さんとの物語。
この、ぶーちゃん、実はアンディと言う名前の他人様のねこ。
キョウコさんはいろいろ想像します。
アンディことぶーちゃんの飼い主さんが亡くなったら、ぶーちゃんの世話を買ってでようかしら?とか。
もちろんすぐ反省して、ぶーちゃんのお家の方向に向かって頭を下げたり。
とにかく平々凡々で幸せ。
いーなー!こんな暮し。
憧れます。
次の日のストレスが無い暮し。
そんな世界に飛んでいきたい。。。 -
Posted by ブクログ
小学生の幼馴染の男女5人が、還暦を迎えた年齢になって再会するまでの物語だ。
若い方が読むよりも、戦後しばらくしてからの昭和の時代に少年・少女時代を過ごした者にとっては、時代背景が鮮明に思い浮かび、人によっては懐かしく、人によっては苦々しかった場面に出会すだろう。
5人の少年・少女の時代から始まり、社会に出てからの人生が描かれている。
この物語に登場する5人の幼馴染たちのお付き合いが羨ましい。
私も子供時代、お友達の関係はいつまでも続くものだと無邪気に信じていた。
小学校の下校時、何の疑いもなく「さようなら。また明日ね〜」と言い合って別れたものだ。
この一冊は、幼馴染の羨ましい程の関係を読むこにより、自らの昔を偲びながら幼馴染を思い浮かべることになった。
詮無い懐古主義だなどと言わず、素直に昔に誘ってもらうのも心地の良いものだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレパンとスープとネコ日和の4作目。
アキコさんのお店のスタッフしまちゃんと、その婚約者のシオちゃんとの話。
前作でのプロポーズ承諾に驚きつつも、結婚が楽しみで読み始めたので、迷走している様子にモヤモヤ。
しまちゃんはこんなに真面目で良い子で、律儀なのに、なぜシオちゃんにはそんな態度なの?
さらに、結婚式やドレスの事、お義母さんとの距離感は解る!!と思いつつも、事実婚かつ別居(かつシオちゃんへの態度)となると、結婚とは??と疑問に。
心配しつつもお節介せずに、適度に距離を守って接しているアキコさんを見習いたいと思う。
アキコさんちの猫たちの描写も前作までより多かったような??猫たちの幸せな暮らしぶりが目に浮かび、癒やされました。群さんの猫愛が作品を通じて伝わって来ます。 -
Posted by ブクログ
再読。
服を買ってその服でお出掛けする。新しい服を着てウキウキしてるのに、鏡や窓ガラスに映った自分の姿を見てガッカリする事が最近多くなった。似合ってないから。服を買った時は気に入って買ったのにな。そんな事が続いて思い出したのが、群ようこさん。群さんがそんな事を言ってたと思い、本棚を探したらこの本を見つけ早速読んでみた。
前、読んだ時は"分かる気がする"だったんだけど、今は"分かる、分かります"になった。
⚫︎体型の変化、隠しきれない顔のシワやたるみ、それによって好きな服がもう似合うとは限らない。
(これは身に染みている)
⚫︎自分がいいと思って着た服やメイクが他の人から見たらイタイ。(そうはなりたくない)
⚫︎下着、パジャマにも気をつかう。(私も下着選びには苦労した。今は落ち着いたけど。パジャマは東日本大地震のあと、若い女性は悩んだらしい。寝ててもすぐ動けるようなパジャマがいいみたい)
⚫︎アクセサリやスカーフで変化をつける。(物によっては似合う似合わないがあるので気を付けないといけない)
⚫︎TPOに応じた服装をする(群さんは行く前に服選びで疲れてしまうそうです。私も同じで普段カジュアルな服装をしてるので、改まった場所に行く時は困る。何を着ればいいの?で悩む)
まだまだ色々なるほどと思うのはあったけど、再読してこの辺が一番気になった。でも服選びに関しては問題解決にはならなかった。なぜなら、群さんも模索中だった。自分に合うものも見つけるのは、永遠の悩みなのかも。でも、自分に合うものを探すのは楽しいと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ昭和30年代に生まれた男女5人の、昭和から平成の終わりまでの暮らしと再会までを描く。
この小説の主人公たちは、私の両親の世代にあたる。昔のことだと思って読み進めると、「3.11東日本大地震」が発生し、つい最近のことだとハッとさせられる。紆余曲折あったそれぞれが還暦を過ぎて再会し、旅行をするシーンが良い。なんてあたたかい巡り合わせと関係性なのだろう。
ユリコのセリフが、この小説で描かれるものが何かを語るものかもしれない。
「みんな生まれる時期や家なんて選べない。その中で折り合いをつけて生きていかなくちゃいけない」
タイトルの「また明日」
学生の頃は当たり前に交わしていた言葉が、いつからかこんなにも尊く響くのだなぁと、ジーンとしてしまった。