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Posted by ブクログ
よく漫画とかアニメで飼い猫や犬が飼い主と喋っているのがあるけど、それは漫画の世界だけで現実にはそんなことあるものか、と思っていたのだけれど、群ようこさんのこの動物エッセイを読んだら実はほんとに犬とか猫とか生き物達は人間のことばや気持ちをこちらが考えている以上に理解しているのではないか!?もちろん人間の言葉は喋らないけど(インコは別)会話きちんとしてるし…!という驚きと感動と、爆笑の連続でした。ハチのハッちゃんを会社の人たちみんなでかわいがったエピソードは驚きました。昆虫にも通じるものってあるんですね!?あと、ブタ夫と群さんが名付けた上品な奥様の飼い猫のエピソードが後日談付きで面白かったです。帯に「伝説の動物エッセイ」と書いてあったけど、なるほど伝説になるわなぁと感じ入りました。人間の都合や勝手で動物や生き物を扱ってはいけないよなぁ…という思いが読む前よりも強くなりました。それと群ようこさんの本を読むのは初めてではないけどもっと読みたくなりました。
Posted by ブクログ
エッセイといえばの群ようこの、ネコを中心とした動物関係のエッセイ集。
父親がフラっと拾ってきたシェパード、勝手にいついた猫、アメリカで買っていて、現地の猫と仲良くなった猫、近所のブタ猫から、家に中に入り込むハチやハエまで、数々の動物との思い出。
エッセイというものは、自分のことだけを書くというのは限界が有るもんで、周りの人、知り合いを敵に回す気でネタにしていうしか無いものであるが、自分の家の動物、それも既にこの世にいないものであればネタにできるもの。ということで、いつもに増して遠慮なく書いている感じがある。
いくつかは脚色もあるのだろうが、それなりにドラマチックな話が多いので、普通にお話として楽しめるだろう。というか、そこまでできているのなら、小説化したほうがいいように思うのだが。
ただし、「オス猫なのにコマネチ」であったり「ゴルビーのかぶっている帽子」であったりという時代感覚や、別の意味で、次々と飼い猫が変わるあたりも時代の違いだろうか。今なら猫は20年くらいは生きるわけで、寿命が5~10年程度だったように書かれているのには若干の時代錯誤というか、違和感を感じてしまう部分はある。
エッセイらしく私はこう考えた、みたいな部分は少なく、普通にエピソードとして楽しめるものなので、エッセイ初心者にも読みやすいだろう。
ただ時代性だけはね…。
Posted by ブクログ
犬や猫はもとよりイノシシや奈良公園のシカ、カナブンや鰻、カエルや蟻まで、作者のおもしろエピソード満載だった。グルメな鳥や犬の生き方もそれぞれ。生き物の声が伝わる文章だ。
一番気に入った本文は
「死んでも離さない」より
「動物が嫌いな人よりも、動物が好きな人のほうが、より動物に対して残酷じゃないかと思うことがある。
自分は動物好きだという自信や傲慢さが、知らず知らずのうちに動物を傷つけているのではないかと不安になることもある。
動物好きな人は優しいというのは嘘である。
動物が好きだが、性格の悪い奴に私はたくさん会った。寂しいから動物を飼うと言う動機にも、首をかしげる。結婚と同じで自分の気持ちを、きちんとコントロールできない人は、他の生き物と暮らしたって、あまりうまくいかないのではないだろうか。相手の気持ちも考えずに、自分の気持ちばかりをまぎらわせてもらおうとすると、ろくなことにならない。そう思い始めるとだんだん自信がなくなってくる。そして私は一生、動物に対して申し訳ない飼い方しかできないような、気になってしまうのである。」
もうすぐ動物愛護週間。ともに生きること、よく考えないと…と思った。
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