あらすじ
とにかく体は、たべるものでできている──。料理はどちらかというと嫌いだと語る群さんが、自分の身体を一番心地よい状態に保てるよう、〈たべること〉にとことん向き合った「食」エッセイ。大人気「生活」シリーズ文庫最新刊。
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Posted by ブクログ
色々な食に関する本をよんできたけれど、
群さんの食に対するものは
なんだか、ぼんやりとしているのに
どこかしっかりと芯が通っているような感じ。
読んでいて、納得する部分もあれば、
そう考えるのかあと新しい観点に驚く部分もあった。
自分の身体をよく知り、よく管理されているなと思った。
こうなるまでにとても時間を要するのではないかなと考えさせられたし、今から自分の身体を知るのに遅くも早くもないのだと思わされた。
Posted by ブクログ
ずっとおばあちゃんに小言を言われてるような感じがするが、最期まで読むと現代の食に関する常識の移り変わり、世代間の差について考えさせられる、非常に面白いテーマだと思った。
ほんの20〜30年で働き方、子育て、食事の仕方から調理法まで生活習慣が大きく変わったことを改めて認識した。
食は不変のテーマだから100年とか1000年前、例えば平安時代とかローマ時代にも同じ様なことを言ってた人がいそう。
Posted by ブクログ
日常の生活のすみずみにまで行き届く、群ようこさんのエッセイをひさしぶりに読んだ。
食にまつわる話が、作者の感覚と考えによって噛み砕かれて描かれていて、面白かった。特におせちの話は私もよくそう思っていたので、共感した。
これからも群ようこさんのエッセイで潤いたいと思った。