群ようこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
なーんか空気感が良くてシリーズ新作が出るたび読んでいます。
ボロアパートに住んでいるけど全然貧乏臭くなくて楽しんで生きてるのが伝わってきます。
ほのぼのだけじゃなく、毒母の話もちょろちょろでてきます。
昭和の母親ってみんな人の目を気にしないといけなかったから子供にもいろいろと価値観を押し付けがちだったよね。
長男を重んじて家庭内でも男尊女卑だったり。
今とはえらい違い。
だけど恋愛相談まで母親にする今の子もちょっと気持ち悪いな。なんてとりとめのないことを思いながら読める群さんの作品が好きです。
もう一つのシリーズ「パンとスープと…」も好きです。 -
Posted by ブクログ
『南総里見八犬伝』で有名な瀧澤馬琴。
「馬琴の嫁」とは馬琴の妻のことではなく、馬琴の息子・宗伯(そうはく)の妻、みち(路)のことである。
みちは医者の家に生まれ、医者である宗伯に嫁いだが、夫の宗伯はひどい病弱な上、ヒガミっぽく癇癪持ち。
舅の馬琴は瀧澤家の全ての差配を己でやらねば気が済まず、非常に細かく口うるさい。
姑の百(ひゃく)はこれもことあるごとに癇癪の発作を起こす。
そして、瀧澤家では常に誰かが病の床に就いており、みちはその看病に忙殺され続ける。
みちの生涯は以前、『曲亭の家』(西條奈加 2021年4月15日発売)で読んだ。
この『馬琴の嫁』は2006年に単行本で発行されたものが200 -
Posted by ブクログ
シリーズ8作目。今回も平和で癒された。
猫さん犬さんへの愛が強い。猫と暮らしているのでとてもよく分かる。笑
最後クマガイさんの
「私なんか、だら〜っとして、あれをやろうかな、これをやろうかなと考えてはいながら、何もできないときもあるもの。だらしがない毎日ですよ。それでも穏便に過ごせればいいんじゃないかしら。自分がやろうとしてできなかったことがあっても、また明日にすればいいわって。それで明日がこなくても、それはそれでいいのよ(中略)私もだけど、あなたがやらなくてはならない責任は、生きるっていうことだけですよ」
という言葉にはとても励まされた。
なかなか、だらけてても良い・生きてるだけでいい、と -
Posted by ブクログ
ネタバレ群さんの小説って家族の困ったさんを描いているの?~43歳のOLが都心の小さな部屋に越すためにモノを捨てられずにいるの所に来た働いたことがなく離婚した起業家の元夫から貰っている14際下の妹がセッセと捨てることを勧め、使い回しができる服を買ってくれた。幼い子を置いて出て行った元嫁の残した品を片付ける元舅。本好きの花嫁は本を整理したが、フィギュア好きの花婿はどうしようもなくなって、別居婚を選択した。新幹線で1時間、バス停2で着く一人暮らしの70歳の母が娘を呼んだのは、地震が怖くて非常食を注文して兄の部屋を一杯にしてしまったからだった。夫は女性と見ると声を掛ける男だが、娘は中学時代から怪しんでいたが、
-
Posted by ブクログ
仕事だったりとか、なんだか日々忙しないなと思いはじめると、れんげ荘の世界に触れたくなる。
主人公は45歳で仕事をやめて、実家を離れ貯金を取り崩しながらの月10万円生活。
梅雨はカビ、夏は蚊の大群、冬はすきま風とともに部屋の中にまで入り込む雪との戦い。
そのうえ風呂もトイレも共同。
節約はしているのだけれど慎ましい生活の中でも花を飾り、季節の和菓子でおもてなしをしたり、ケチケチした感じがないのがいいなぁと思う。
岸本葉子さんのあとがきにあった言葉
『そう、生活のスリム化とは、削ぎ落としていくことだけではないのだ。だいじなのは価値観の軸をシンプルにすること。』
流行や人目など他人軸に振り回されるの -
Posted by ブクログ
ネタバレすみれ荘シリーズ、第二弾!
大自然・すみれ荘ライフも3年(48歳になった、とある)が経ち、住まいが少しだけ今風に整備されたりしつつも、キョウコさんの「なにかしなきゃ」な気持ちも無くなり、のーんびりな生活。
48歳の年に、東日本大震災に遭い、倒壊するかと思ったすみれ荘もなんとか踏ん張っている。
ふとしたきっかけから刺繍を刺すことになったり、サイトウくん退去後、長く空室になっていた部屋に、チユキさんが越してきたりと、すみれ荘に穏やかな変化もあったり。
チユキさん素敵だなあ。
キョウコさんも、日々の食事にはこだわったりと、1ヶ月10万円生活で、安けりゃなんでも主義っていうわけではなく、軸がしっか