群ようこのレビュー一覧
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おそらく1955年あたりの生まれの、小学校から中学校の同級生だったヤヨイ、タカユキ、ユリコ、カツオ、マスコの5人が、それぞれの人生の主人公として淡々と描かれる。皆それぞれの人生を生きて、東日本大震災を50歳代で迎え、やがて還暦を迎える頃に再会。結婚した人しない人、夫や妻とうまくいってる人いってない人、子供のいる人いない人、実親を看取った人看取れなかった人、義理親の面倒を見る人見ない人、、、、。ホント人生いろいろ。共通の思い出を語り、自分の来し方を語りあえる間柄となって、まだこれからの人生を楽しめそう。そんな集まりができたことがとてもうらやましい。
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Posted by ブクログ
初めて読んだ群ようこの作品がコレ、というのも珍しいのかも。カモメ食堂と同じ人とは思えないのがエッセイのいいところなのかも。
1970年代のアメリカ…今じゃ大した事ではなくても当日なら、と思って読むと群氏は相当度胸がある!
3ヶ月、ろくに話せないのにアメリカへ行き、頼りにしていた叔母からは放置で、モーテルに住み、部屋代のために白い箱へ勤務…もうそれだけでも十分ネタだらけだが、作者にしたらありのままなだけ…
下着開発のその会社での仕事や人間模様も赤裸々に記され、日本との違いに面食らう様も面白い。
養子にならないか、という誘いの話を親に手紙で知らせ、やはり怒られる…ぶっ飛でる!笑
当時の日本に -
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なーんか空気感が良くてシリーズ新作が出るたび読んでいます。
ボロアパートに住んでいるけど全然貧乏臭くなくて楽しんで生きてるのが伝わってきます。
ほのぼのだけじゃなく、毒母の話もちょろちょろでてきます。
昭和の母親ってみんな人の目を気にしないといけなかったから子供にもいろいろと価値観を押し付けがちだったよね。
長男を重んじて家庭内でも男尊女卑だったり。
今とはえらい違い。
だけど恋愛相談まで母親にする今の子もちょっと気持ち悪いな。なんてとりとめのないことを思いながら読める群さんの作品が好きです。
もう一つのシリーズ「パンとスープと…」も好きです。 -
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『南総里見八犬伝』で有名な瀧澤馬琴。
「馬琴の嫁」とは馬琴の妻のことではなく、馬琴の息子・宗伯(そうはく)の妻、みち(路)のことである。
みちは医者の家に生まれ、医者である宗伯に嫁いだが、夫の宗伯はひどい病弱な上、ヒガミっぽく癇癪持ち。
舅の馬琴は瀧澤家の全ての差配を己でやらねば気が済まず、非常に細かく口うるさい。
姑の百(ひゃく)はこれもことあるごとに癇癪の発作を起こす。
そして、瀧澤家では常に誰かが病の床に就いており、みちはその看病に忙殺され続ける。
みちの生涯は以前、『曲亭の家』(西條奈加 2021年4月15日発売)で読んだ。
この『馬琴の嫁』は2006年に単行本で発行されたものが200 -
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シリーズ8作目。今回も平和で癒された。
猫さん犬さんへの愛が強い。猫と暮らしているのでとてもよく分かる。笑
最後クマガイさんの
「私なんか、だら〜っとして、あれをやろうかな、これをやろうかなと考えてはいながら、何もできないときもあるもの。だらしがない毎日ですよ。それでも穏便に過ごせればいいんじゃないかしら。自分がやろうとしてできなかったことがあっても、また明日にすればいいわって。それで明日がこなくても、それはそれでいいのよ(中略)私もだけど、あなたがやらなくてはならない責任は、生きるっていうことだけですよ」
という言葉にはとても励まされた。
なかなか、だらけてても良い・生きてるだけでいい、と -
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ネタバレ群さんの小説って家族の困ったさんを描いているの?~43歳のOLが都心の小さな部屋に越すためにモノを捨てられずにいるの所に来た働いたことがなく離婚した起業家の元夫から貰っている14際下の妹がセッセと捨てることを勧め、使い回しができる服を買ってくれた。幼い子を置いて出て行った元嫁の残した品を片付ける元舅。本好きの花嫁は本を整理したが、フィギュア好きの花婿はどうしようもなくなって、別居婚を選択した。新幹線で1時間、バス停2で着く一人暮らしの70歳の母が娘を呼んだのは、地震が怖くて非常食を注文して兄の部屋を一杯にしてしまったからだった。夫は女性と見ると声を掛ける男だが、娘は中学時代から怪しんでいたが、