群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
群さんの本についてのエッセイ集。
本といっても、一冊の本の紹介ではなく、大量に購入された本の中からこんな本も買ったな〜、どうしてこの本を買ったのだろう、など、本を買うエピソードや読んでみてどう感じたかなど。もちろん読まないままの本もあり…。ひと月に購入した本のリストは圧巻で、本のジャンルの手広さにも驚きました。
SNSや書評などを参考に、読みたい本リストにピックアップし、本屋で実際に手にとり、本当に読みたいのか、それとも違うのか…
1冊購入する事も、うだうだと悩む自分としては、衝撃的でした笑
こんなに本に囲まれた生活、大変でしょうが、憧れもあり、面白く読めました。 -
Posted by ブクログ
面白かった!こんなふうに過ごす自分を想像できないけど、誰もが一度くらいは考えるのではなかろうか。働かないで貯金だけで、何にもしないで暮らしたい。私は計画性がないから、全くもって貯金生活とは無縁で、日々生活に追われているからこそ、憧れるのかな。一人暮らしの身には家賃は重くのしかかる。トイレ、シャワー共有かー。3万円という金額には惹かれるけれど、実際にはクマガイさんみたいな人が隣人ではないだろうしなぁ。仕事をしないで毎日暮らすって1ヶ月は楽しめそうだけど、それ以上になったら、お金を心配をしてしまうだろうな。貯金があれば違うのか?
いろんなことを想像しながら、キョウコさんと一緒に夏の暑さにまいり、冬 -
Posted by ブクログ
出てるシリーズ全部読めたー。相変わらず癒された。
今回はお店の経営って大変ってことが少し分かる物語でした。私の近所にあるマスターが丁寧にいれるカフェも、新鮮なお野菜をたくさんに使う定食屋さんも、きっと経営するの大変なんだろうなって思って読んでました。でもお気に入りのお店がなくなってしまうのは、本当に悲しいから、無理をしないで続けて欲しいのが、お客さんとしての本音。
前に大好きだったたい焼き屋さんがなくなってて、めっちゃショックだったことがあるから。
アキコさんもしまちゃんと力を合わせて、これからも続けて欲しい。やっぱりチェーン店もいいけど、個人でやってるお店に定期的に行きたくなる! -
Posted by ブクログ
大手広告代理店を早期退職して、貯金を切り崩しての、月10万円生活を選んだササガワキョウコの日々を綴る、第8弾。
最初は、それは刺激的であった。本人もだろうけれど、読者も。月にいくらもらっていたのか分からないけれど、相当なものだろう。そこから、ミニマムな生活。せっかくの有名企業を辞めるなんて、と世間体を気にする支配者体質の母親は激怒。さて、暮らして行けるのだろうか、と。
しかし、それも当たり前になってきた。
目の上のたんこぶであり、人生の天敵だった母親も亡くなり、キョウコにただ飯をたかっていたアパートの、ビックリ非常識な住人・コナツも家庭を持ち、刺激的なことがほとんど無くなった。
キョウコ本人に -
Posted by ブクログ
ネタバレ友だちに薦められていて読んだ本。
編集者として働いていた主人公が
とあるきっかけで自分のお店をもつ話。
穏やかなバランスのとれた主人公。
シンプルだけれど素材にこだわったお店。
一緒に暮らすことになったまんまるな猫。
自分で雇った素朴で素敵な店員さん。
迷いながらもお店をつづけていく。
出自のいろいろとも向き合う。
愛してやまない飼い猫との別れ。
淡々とした日常を切り取ったような物語。
いつか猫を飼ってみたい私。
買う前から、ペットロスが怖くなってしまう。
いや。でも。
何かを失って悲しいのは
それ以上にたくさんの想い出が
共にあるからだよね。
なんて考えてしまった…本。
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Posted by ブクログ
残りの人生をどう生きるか?どう締めくくるか…
周りにポジティブな変化があれば変化のない自分の毎日が不安になり、ネガティブな変化があれば同じ場面になった時自分はどうすれば良いのか…と不安になる。
好んで1人で暮らしているけれど、その「1人」が妙に不安になったり…でも今更その自由さを手放せない…気持ちがそんなふうに揺れ動く…歳を重ねるってそういう事なのだ。
いつもは凛とした佇まいで達観している感じのクマガイさんが本書ではかなり弱気になっている。
歳を重ねた自分の周りで不幸な事が重なると自分の行く末を見ているようで不安になったり淋しい気分になったりするのだろう。
まさに「あなたももうすぐよ」とお -
Posted by ブクログ
ずっと前に読んだことあって、久しぶりに読み返してみました。やっぱり読んでてほっこりするし、猫に癒される。
もし近所に主人公がやってるお店があったら、絶対通う!素敵なお店だと思います。サンドイッチと野菜たっぷりなスープ食べてみたい。
主人公も素敵だし、しまちゃんもいい子。ママさんも、嫌味ばっか言ってると思ったら、苦労人の実はいいキャラでした。
ペットを飼ったことがないから、いなくなることがどれだけ悲しいかは想像しか出来なかったけれど、主人公がすごく辛そうで心痛かったです。当たり前の存在が急にいなくなったら、立ち直るのにも時間がかかるよな。
お寺の方たちとの関係も気になるとこ。シリーズもっ -
Posted by ブクログ
ものを捨てる事をテーマに5つの短編作品。
〈捨てられない姉捨てさせたい妹〉
〈息子の嫁の後始末〉
〈本好きとフィギア好きの新居問題〉
〈溜め込みすぎる母〉
〈夫の部屋〉
1話目は「あー、捨てられない気持ちわかる!」って感じでした。けど今の自分に似合ってない(相応しくない?)ものは処分一択が正解か…。
2話目と4話目は、ついつい必要以上に溜め込むの、ありがち…と少し反省。
3話目は、自分も本好きですが、ある時まとめて大部分処分しました。捨てる前は結構考えましたが意外とスッキリ。作品中の女性の気持ち共感できました。
こんまりも良いけど、物語り仕立てで読むと面白いし、「処分しよ…」って気にもな