群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ群ようこさんのエッセイ。カエルがかわいい。
先日、室井滋さんのエッセイを読んだばかりで、エッセイ続きで楽しい時間となりました。
こちらのエッセイでは、断捨離が永遠のなテーマ(課題?)で、心地よい暮らしのために色々なこだわりが描かれていて楽しく読めました。以前に読んだエッセイほどモノへのこだわりでなかったのも読みやすかったのかも。基本いかに処分していくか、が基本にあるようだったので。
「本に囲まれていた日々を想って」は特に共感というか、言葉にしてくれた!という感じでした。
ただ本を読むのが好きだから、読んでる状態が面白いから手に取ってる、まさしくその通り…
わたしもモノは減らして、まだまだ本は読みたいなあ。 -
Posted by ブクログ
三省堂書店札幌で平積みになっており購入。
スマホに関するエッセイってなんだ!?と思い手に取った。
タクシー予約のためにスマホに変えた群ようこさん。
携帯会社で設定するパスワードに翻弄される話しが面白くて、ゲラゲラ笑っていたらあっという間に読み終えてしまった。
また、緊急地震速報の音に驚いて、スマホをクッションの間に挟める話しも好き。
冷静になって考えたら、説明書を読まずにスマホをすらすらと設定できる人(若者?)ってすごいなと思った。
何か生まれ持った特殊能力でもあるのか?それとも、幼い頃からスマホだから拒否反応がないのか?
ちなみに、私は簡易説明書がないとデーター移行が上手くできない。
著書で繰り返し出てきた、「生まれた時から手にスマホが貼り付いている」という文章が印象に残った。
たしかに、寝る時も電車に乗っている時もずーっとスマホを持って、意味のない動画やニュースなどを眺めている。
著者みたいにスマホと距離を置けたら、自分はどんなことに夢中になれるのかなと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ〈備忘録・ネタバレあり〉
大手企業に勤める独身実家暮らしのキョウコは、働き詰めの毎日に疑問を感じ、周囲との付き合いにも嫌気がさしていた。そんな中テレビで見たアメリカ人女性の早期リタイヤ生活に感銘をうけ、自分もそれに向けた計画を開始。45歳でついに早期退職を実現し、貯蓄から月10万円で無職の生活を楽しむ第2の人生をスタートする。キョウコが初めての一人暮らし先に選んだのが、家賃3万の古アパート〝れんげ荘”だった。
長年に渡りあまりに多忙な会社員生活を送ってきたため、突然手にした暇に戸惑い、不安を感じながらも、少しづつ自分の生活を確立し喜びを掴んでいく。
かつては当然のように10万以上の服やバッグに身を包んでいたキョウコが、れんげ荘の生活に馴染むにつれ、隣人クマガイさんのお下がりの洋服に心踊るようになる。
れんげ荘での生活は、寒暖や湿気、虫の出現や鳥のさえずり、草木の匂いなどで季節の移ろいを体感できる。初めは奮闘したりくじけたりしながらも「本来人はこうやって気候の変動に感謝したり当惑しながら、折り合って暮らしてきたんだよなぁ」と思えるようになる。不動産屋の主人がストーブをくれるなどの交流も暖かみがある。
レイナがこの部屋を気に入ってくれたときは、自分のことのように嬉しくなった。自然を身近に感じる気持ちよさもあるだろうけど、部屋そのものがキョウコの質素ながらも豊かな人生を現していたからじゃないかなと思う。小さな幸せや苦難ひとつひとつに目を向けて、しっかりと「生活」をしているところがいいなぁと思った。
私もこの生活に心から憧れる。
私の価値観では仕事は生き甲斐では全くなく、それなのに残業代が出ない中残業し、同僚や人間関係にストレスを感じ、通勤に往復数時間かけ、平日はただ帰って食べて寝るだけの毎日を10年以上も続けてきた。人生を蝕まれている気持ちを見ないふりしてきた。
そんな中コロナ禍で在宅や休みが増えた時期は、不謹慎ながらも毎日幸せを感じた。私は他者に気持ちを振り回されることなく、自炊して美味しいお酒を飲んだり、読書したり、散歩したり、ただただ静かに生活がしたかったんだと気づいた。
この先歳をとれば、このれんげ荘生活も不都合や想定外のトラブルにも見舞われるだろう。そんな時にキョウコたちはどう対処するのか。
今作はれんげ荘生活をスタートしたばかりの時期を描いたものだが、シリーズがたくさん出ているので、他も読んでキョウコのこの先を見てみたいと思った。
(読みながら「凪のお暇」がちらついた。あれもちょっと似た話だったなぁ。母が毒親のところも同じ)