あらすじ
有名広告代理店を早期退職し、月十万円ずつ蓄えを切り崩しながら穏やかな暮らしを送るキョウコ。
おかめの手ぬぐいで頬被りしてアパートの庭の雑草抜きに勤しんだり、隣人のチユキさんの悩みを聞いてあげたり、友だちのマユちゃんが遊びにきたり……と、楽しく自由な日々。
小さな幸せを大切にするロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ、みなさんに愛されて待望の第9弾。
書き下ろし最新長篇。
感情タグBEST3
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まるで漫画のように読めます。(笑)ずーっと続いてほしいです。疲れている時に読むと、本当に肩の力が抜けて、リラックスできる作品です。私もいずれ、のんびり過ごせたらいいなぁ。
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相変わらず良くも悪くも大きな変化はないけれど、このシリーズを読むと肩の力が抜ける感じがしてホッとする。
大きな変化がないことこそが、このシリーズの良さだよね。
そんな中でもチユキさんとパートナーとの破局は大きな出来事かな。
チユキさんのパートナーみたいな男の人ってわりといるのかな?(めんどくさいよねぇ 笑)
チユキさんと語り明かしたい気持ちになった。
えんちゃん、くうちゃんとどうにか気持ちよく会える方法はないかな。
次巻では何かいい方法がみつかっているといいな。
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れんげ莊にはお住いの女性の皆様本当に明るくお隣さん同志仲が良くて良いですね!飼い犬猫にも実に優しく愛していて心暖まる!登場人物のキョウコさん群ようこさんの様に思えてきてしまった。何時も著者の作品には心暖まらせて頂いています。
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れんげ壮シリーズ9作目。今回はチユキさんのお話多め?まさに雑草と恋愛の話だったなぁ。恋愛の形は人それぞれ…ってことか。
シリーズが進むにつれ、キョウコさんも歳をとり、年月の経過を感じる。自分が無職になったら、こんな風に一冊書き記せるネタがあるだろうか?なんて思ってしまった。日々の出来事って、良くも悪くも人との関わりが大きいよなぁと実感。気にかけてくれる人が周りにいるって嬉しいことだよね。続きも楽しみ。
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いつも通り、キョウコさんの日常生活。
クマガイさんも、チユキさんも(←ちょっと波乱)、アパートも、加齢問題も。色々でてくる。
キョウコさんの兄やその家族が温かいなと思った内容でした!
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ずっと読み続けているれんげ荘シリーズ。
主人公もきちんと年齢を重ねていくので、悩みもだんたん変化していく。
今回は、自分の兄弟との関係が主だった。
それにしても群さんの作品は、ねこの描写がどんどん増えてきて、いろんな作品がねこという括りで、シリーズ化されてる気がする。
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れんげ荘シリーズ第9弾。緩くほっこりするストーリーは健在で、今回もほのぼのと癒される。
チユキさんの生活に変化があって、ぶれない一貫性がこんなにもあったんだなあと。1度しかない人生自分で決断して後悔しない生き方を実践している登場人物たちは、たくましい。
雑草抜きに焦点があてられるが、これはホントにきりがない。やってもやっても追い付かないし、気になるものは気になる!(笑)
無理をしないとクマガイさんに諭されるところは妙に納得してしまった。
日々の忙しい生活の合間をぬって作る読書の時間にふさわしいお話だったように思う。
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つましい独り暮らしでも
隣人に恵まれ、こまめに連絡を取り合う友人や家族もいて、触れ合える動物も
と
理想的な暮らし。
物は持たなくても精神的に満たされている。
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れんげ荘物語、第9作品目。
一心不乱で働いていた会社を40代で退職し、オンボロアパートれんげ荘で貯蓄を切り崩しながら無職で生きているキョウコさん。でも孤独ではないんだよなぁ。ご近所さんにも友人にも恵まれてる。若い甥と姪がキョウコの生き方を理解して支持してくれている。この上なく羨ましい。未だガラケーのキョウコにスマホをもたせる計画の中、甥のケイが言うセリフにかなり共感した。スマホを持つことが、2年ごとの機種変が、一生死ぬまで続くのかと思うと「何だか大きなものにうまいこと巻き込まれているような気がする」と。もちろん便利だけど、、人生はスマホありきなのか?と私も考えてしまった。もちろん、すごく便利なんですけどね。
チユキさん、元サヤになる事を祈ってる。彼氏頑張れ!
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仕事を辞め今後一生働かないと決めぼろアパートれんげ荘に住み、貯金を切り崩して月10万円で暮らすキョウコ。住人のクマガイさん、チユキさん、キョウコのしょうもない頭の中のぼやきが綴られていてゆるく楽しめる作品。
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れんげ荘物語新作~。
雑草とは・・・?
雑草魂とか、なにか比喩的なことなのかしらと思っていました。
まさか、まさか、キョウコがれんげ荘周りの雑草とりに精を出す話だとはね笑。
仕事をしていないし収入もないけど、なにかやることがあると嬉しい、という気持ちはわかる。
だからキョウコはれんげ荘の共用部分(トイレやシャワー)の掃除や花生けもするし、雑草とりもするんだよね。
ていうか、今回もぶっちゃん出てこなかったじゃん。
ぶっちゃんだけでなく、キョウコお気に入りの偶然会える犬猫(棟梁とか)一切なし。
チユキさんの内縁夫との関係を「恋愛」と呼ぶのかどうかは、私はよくわからなかった。「恋愛」要素は、てっきりキョウコの甥に恋人ができたとか?と思ったが、それはなく、甥は相変わらず小動物を愛する日々であった。
本当、よくこのシリーズ続いているよなぁ。
パンとスープとねこびよりは、もう出ないのかなぁ。
キョウコの、母と元職場への呪詛も終わらないし。
なんか、私がキョウコの年になって、昔のことずっと恨みに思っていたら自分がつらいな。
昔の恨みを相当頻繁に思い出すというのは、キョウコ自身現在が幸せではないのではないかと心配になったりもする。
今回の出来事(何も親展しないし、むしろ後退している):
チユキ、山に住む内縁夫との別れを選択。犬とも別れることになる。
キョウコの友人マユちゃん、大学院を受験する、そして不合格。
キョウコ、草とりに夢中。ついにカラスにも話しかける。
キョウコ、義姉からスマホを勧められ、断る。
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大好きなれんげ荘シリーズ。
今回は恋愛がテーマでした。あ、雑草も文字通り…キョウコさんの大事なお仕事として登場です。
冒頭の兄一家でのお正月風景、昨年と違う兄、兄嫁、キョウコさんと3人ではありましたが、一瞬「あれ?これ読んだっけ?」と思うくらい背景が一緒だったのがおかしかった。
環境は同じでも登場人物が変わるとこんなにも心持ちや口から出る言葉変わるんだな、と。
キョウコさんの周りにはあまり大きな事件は起きないのですが、次回作も読めたらいいなぁ。
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いつもと変わらないれんげ荘とキョウコさんの日常に安心する。
小さな事は色々ありつつも穏やかに時間が流れている。
何となくいつも頭の中で色々考えたり、段取りしたり、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…と肉体的にも精神的にも追われている気がしているが…そうそう、キョウコさんの言うようにそうやって追い詰めてるのは自分自身なんだなぁ。
どーでもいーことまで考えすぎなのだ!
前もって段取りしずぎなのだ!
世間や周りの人に影響されず、自分に必要な環境やものをちゃんと見極めて過ごすキョウコさんの芯の強さが素晴らしい。
でもこの強さがないと実際キョウコさんのような生活は送れないかも。
貯金を切り崩し働かない選択に付きまとう不安に自分なら押しつぶされそう。
何を選択してもリスクはつきものでメリット・デメリットもそこにはある。
ただやっぱり24時間365日全て自由時間は憧れるわ❤︎
精神的にゆとりのある顔つきの人になりた〜い!
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小さな幸せって、周りのつまらない干渉に惑わされないってことだと思う。見栄を張ることなく無理をせず自分を大事にして生きるって良いなぁ。
ただ今回はあまりにも何もおきなさすぎて、何となく読み終わった。もう少し変化が有ってもいいのでは。
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このシリーズも9作目を迎えるとキョウコさん推定で60歳あたり、実家で迎える賑やかだったお正月も変化していき今年は甥も姪もいなくて兄と義姉の3人にお猫さまたち。愚痴のでる人じゃなかった義姉の口からも寂しさが滲み出たりしてました。
キョウコさんも昨日のことは思い出せないのに、昔のことは俄かに思い出したりと老化が進んでいるようです。
ミニマムでマンネリな暮らしぶりのなか些細な幸せにトキメキき、チユキさんの悩みに耳を傾けたり、義姉の心配に遠慮したりと均衡を保ち、友好関係を崩さずに慎ましく生活してる。なんといっても長年10万円/月の生活を維持してきたわけだから筋金いりです。
私もまだ働いているのですがやがて迎える年金生活にどのような備えをしたらいいのか、いつリタイヤして悠々自適に移行するのがベストなのか、キョウコさんのアウトラインを辿りながら感慨にふけたりです。
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給料の良い大手広告代理店を早期退職して、「持たない暮らし」に入った、ササガワキョウコの物語、第9弾。
月10万の予算で、OL時代の貯金を切り崩している。
チユキや、結婚している友人の、パートナーに対する愚痴を聞くたび、自分はそういうことで悩まなくて済んでラッキーだったと思う。周りから見れば、未婚のまま古すぎるアパートに住んでいる、かわいそうなシニア予備軍に見えるかもしれないが・・・
周りが勝手にかわいそうと思うのは大きなお世話なのである。自分がそこそこ幸せならばいい。
ただ、キョウコの場合、義姉(あによめ)がとても気にかけていて、あれこれ申し出てくれるのをその度に断らなくてはいけないのが申し訳ないんですよね?「ストレス」とは書いていないけれど、ストレスなんじゃないかと思う。
その他は、相変わらずキョウコ自身には何も起こらず、チユキの恋愛を心配したり、大家さんの娘さんが体調不良でアパートのケアに手が回らないのを、暇な自分が少し代行しようと、草むしりをしたり、トイレに花を飾ったりする毎日。
「自分にできることをする」ってなんだろう?
大げさなことを考えがちだけど、身の回りのことでいいのだ。
まあー、マンネリ。なのは感じているけど、読んでいる間はなんだか楽しいのだ。
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キョウコさんの毎日の日常
アパート周りの雑草と格闘することを日課にしてしまったり。
お隣さんの恋愛相談にのることになったり。
パートナーがいたら、子供がいたらよかったのかとも思うけれど、いたらいたで大変だと知ることで1人でもパートナーがいる人生でも結局はどちらでも良し悪しがあることに共感する。
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相変わらずれんげ荘暮らしのキョウコさん。
今回はれんげ荘周りの雑草退治に悪戦苦闘する。
抜いても抜いても生えてくる雑草に負けじと引き抜くキョウコさん。
お隣さんの恋愛物語もあったりと、何気ない日常が何気ないけど楽しそう。
Posted by ブクログ
『れんげ荘』シリーズ。会社をリタイアし、慎ましくゆったりと生活しているキョウコさん。
トイレが共同で寒いのは嫌だけど、暮らしていけるのであれば、こんな生活も有りなのではと思います。今回も近況報告のようにゆっくりとした物語でした。
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今年も『れんげ荘』シリーズの時期なのだなぁ…と、毎年のことながら思う。
主人公のキョウコさんは自分の生活にふとした時に『皆、何かしら頑張っているのに私はこれでいいのか?』と、考えている様子?
毎年読んでいると古い友人の近況報告をきいてるような気持ちになる。笑
とりあえず今回もキョウコさんは元気そう。良かった!