【感想・ネタバレ】しあわせの輪 れんげ荘物語のレビュー

あらすじ

大手広告代理店を早期退職したキョウコは、相も変わらず古いアパート「れんげ荘」で、貯金を切り崩し、月10万円の暮らし。キョウコは、老後に少々不安を感じながらも、兄夫婦のところに、突然やってきたおネコさま御一行、「れんげ荘」の住人で人生の先輩のクマガイさんと一緒の楽しい外食や季節の花などに心癒され、日常の暮らしに喜びを感じながら、今日も楽しくのんびり生きています――。「人間やネコたち、みんなが楽しそうにしているのを見ているのが幸せだ」 無職のキョウコさん、ひとり気ままに隅っこ暮らし――。心やすらぐ書き下ろし長篇。 大ロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ、待望の第8弾。

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ネタバレ

今回も変わらず大きな出来事はないけれど(キョウコが風邪をひいたとか、ケイが犬猫を迎えたくらい)、「ふふっ」と笑ってしまう場面はたくさんで、やっぱりこのシリーズは好きだ。

家族に犬猫がいる人は大きく頷くところが何ヶ所もあるし、何より最後のクマガイさんの話がとてもいい。
私はまだまだ高齢者には遠いけれど、最期を迎えることを考えてしまった。

やらなくてはならない責任は、生きるっていうこと。
久々に胸に残る言葉だった。

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2024年09月04日

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れんげ荘物語は、読者の私にとって「そういえば、れんげ荘のみんなはどうしているかな?」と、ふと思い出したときに手に取る本です。

8巻目のキョウコさんの暮らしは、ほとんど変わっていませんでした。

兄夫婦のおネコさまたちを始め、ネコとイヌ達の愛らしさは、パワーアップしていました。

今回は、キョウコさん自身が風邪をひいたことがきっかけで、老後の心配や生き方について思いを巡らし、会話をすることで得た様々な気持ちが書かれていました。最後のページでお隣のクマガイさんが言った言葉が、一番大切なことだと思いました。

心地よいれんげ荘の暮らしでキョウコさんが思うことに、読者の私自身も共感することが多い一冊でした。

そういえば、「ぶっちゃんは、元気にしてるかな?」と3回ほどキョウコさんは呟いていました。次作では、ぶっちゃんに会えるといいな。


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2025年10月22日

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れんげ荘物語

れんげ荘に住むキョウコさんの日常
キャリアとして頑張りすぎた会社を早期に退社して、年金をもらえるまでは、蓄えを崩しながら、のんびりと、時にはダラダラと過ごす日々。
れんげ荘のお隣に住む年上のクマガイさんと、年下のチユキさん、それぞれを取り巻く状況は色々だが、何かあれば助け合って過ごす…素敵な関係だわ。
私は毎日バタバタと落ち着き無く過ごしているので、そののんびり感が羨ましい。
この先もう少し年を重ねていくと、どうなっていくのか楽しみ。

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2025年09月25日

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毎日を一生懸命生きるって辛い
やるべき責任は生きること


激しく同意!!!

いつも癒されるシリーズです。

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2025年08月03日

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れんげ壮シリーズ8作目。変わらぬ日々を送るキョウコさんだけど、今回は風邪をひいてしまって、この先のことを考えたり…。死ぬことよりも死ぬまでの老後が不安なの、すごくわかる。クマガイさんの言うように、本当に自然の中でスッと朽ちることができればどれだけ良いか。年齢を重ねるにつれ人とのお別れも多くなるし、色々考えてしまうのかも。
おネコさまとおイヌさまはあいかわらず。義姉夫婦もチユキさんもなんだかんだ楽しそうだし、甥のケイのところにもやってきてますますキョウコさんに届く写真が増えそうな。笑
今回はぶっちゃんいなかったな〜。キョウコさん、次回は会えるかな?

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2025年07月28日

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ブッちゃん出てこなかったけどシリーズ第8弾!
遂に甥まで犬猫飼い始めて幸せの連鎖反応が席巻する。
キョウコさんも飼えばいいのにそこは頑固に責任の持てないことはできないとか通している。
散歩中に見かけたフレンチブルドッグにつけたあだ名が棟梁とかw
ねじり鉢巻付けて半纏着せたくなりそうでした。

キョウコさんも風邪をひいたきっかけで、残りの余生について思い迷ったりする年頃になってきた。
今まで健康だから暮らしてこれたけど、この先病気で長患いとかになったら心配ですね。
結婚してる同世代も夫が死んだ後の暮らしぶりについて考えたりとか。1人でいる時間を謳歌したいとか考えてるようで、ある意味キョウコさんのシングルライフは誰からの干渉も受けず。わがままに暮らす感じで時代の最先端の生き方のようにも思える。
彼女は後悔せずこの先も生きていけそう。なんといっても月10万円の生活を続けてこれた倹約のプロだから、社会保障制度が破綻しない限りは、多少は年金も入るし、最終的には生活保護とかも視野に入れれば、その方が今より暮らしぶりが良くなるんじゃないかなって思ってしまう。

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2025年06月27日

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何かが起こるわけでもないキョウコの日常を描いたこの物語。シリーズ中盤で退屈に思ったこともあったが、ずっとこのシリーズを読んできて、その年数分自分もキョウコも歳をとり、それぞれの境遇も移り変わっている。同年代のキョウコの早いリタイアが羨ましかった時代、そして私も無事?少し早めのリタイアすることができて、また違った感覚で面白く読めるようになった。フォローしているYouTuberやブロガーの日常を垣間見させてもらってる、そんな感じもあるな〜。

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2025年05月14日

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身内であっても、合わない人がいる。うん、よかった。私そのもの。合わないなら、できるだけ関わらない方がいい。

テーマは老いと、人生の終わらせ方かな。永遠のテーマ。思い通りにならないから。

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2025年04月09日

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このところ、犬と猫の話題が中心でちょっと心に響かない部分があったが、今回も、犬猫話題は中心であるけれど、家族やパートナーとの関係、老いていくことや病気をしたときの話など、人生の歩み方に話が広がっていく。
クマガイさんの『生きることがあなたの責任』という一言が胸に残った。

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2025年03月20日

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健康で有ることの幸せと、あかの他人が幸せでもよかったね。と思える穏やかな心持ち。
お金は無くても刻を重ねた心には余裕が出てくるのだな。

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2024年12月22日

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シリーズ8作目。今回も平和で癒された。
猫さん犬さんへの愛が強い。猫と暮らしているのでとてもよく分かる。笑

最後クマガイさんの
「私なんか、だら〜っとして、あれをやろうかな、これをやろうかなと考えてはいながら、何もできないときもあるもの。だらしがない毎日ですよ。それでも穏便に過ごせればいいんじゃないかしら。自分がやろうとしてできなかったことがあっても、また明日にすればいいわって。それで明日がこなくても、それはそれでいいのよ(中略)私もだけど、あなたがやらなくてはならない責任は、生きるっていうことだけですよ」
という言葉にはとても励まされた。
なかなか、だらけてても良い・生きてるだけでいい、と言ってくれる機会(現実でも本でも)というのは無いんじゃなかろうか。私もこの精神で生きたい。

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2024年11月26日

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老後のおひとり様暮らしに少々不安を感じながらも穏やかに楽しく暮らしているキョウコさん。
自分の老後もこうありたいと思いながら読みました。
幸せって意外と欲張らない事が大事なのかも…

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2024年09月15日

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大手広告代理店を早期退職して、貯金を切り崩しての、月10万円生活を選んだササガワキョウコの日々を綴る、第8弾。
最初は、それは刺激的であった。本人もだろうけれど、読者も。月にいくらもらっていたのか分からないけれど、相当なものだろう。そこから、ミニマムな生活。せっかくの有名企業を辞めるなんて、と世間体を気にする支配者体質の母親は激怒。さて、暮らして行けるのだろうか、と。
しかし、それも当たり前になってきた。
目の上のたんこぶであり、人生の天敵だった母親も亡くなり、キョウコにただ飯をたかっていたアパートの、ビックリ非常識な住人・コナツも家庭を持ち、刺激的なことがほとんど無くなった。
キョウコ本人には何も起こらず(みたいなことを毎回書いている気もする)、ただ、猫と犬の動画が大量に送られてきて、結婚していて子供も持っている昔の同級生は意外と大変な人生・・・なんんていううわさ話が入ってくるくらい。そりゃあ、腹回りも太くなるってもんだ。
今が一番しあわせだと思う一方で、おひとり様の老後の不安が頭の片隅にある(これも毎回書いてる)。
自由気ままに生きられるうちはいいが、最後は誰かの手を借りなくてはならないだろう。
それまでの、言ってみればモラトリアムな生活なのだ。
キョウコは、「ずいぶん早く老後を始めてしまった」ので、まだまだ続く。
会社員時代はかなり高給をとっていたようなので、厚生年金の受給が始まれば、月10万とは言わずもっと優雅に暮らすことは可能になる。その時、この物語に変化はあるのか、無いのか。
現在のアパートの住人は、両隣のチユキとクマガイ。
キョウコより年上のクマガイさんは、立て続けに知己を失って、心に抱えきれないものを負ったようだ。
そんな隣人と一緒に、たまには少しぜいたくに美味しいものを食べて、話をして・・・
月がきれいに感じるときも、冷たくて寂しく見える時もある、そんな人生に寄り添う。

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2024年09月06日

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残りの人生をどう生きるか?どう締めくくるか…

周りにポジティブな変化があれば変化のない自分の毎日が不安になり、ネガティブな変化があれば同じ場面になった時自分はどうすれば良いのか…と不安になる。
好んで1人で暮らしているけれど、その「1人」が妙に不安になったり…でも今更その自由さを手放せない…気持ちがそんなふうに揺れ動く…歳を重ねるってそういう事なのだ。

いつもは凛とした佇まいで達観している感じのクマガイさんが本書ではかなり弱気になっている。
歳を重ねた自分の周りで不幸な事が重なると自分の行く末を見ているようで不安になったり淋しい気分になったりするのだろう。
まさに「あなたももうすぐよ」とお告げをくらったように。
この切実さは年齢を重ねた者の特権か?^^;

割り切らないと先々の不安に押しつぶされそうになりながら…でもクマガイさんには凛として潔く生きていてほしいし、キョウコにも彼女が選んだ働かない、ゆったりのんびりとした生活を満喫してほしい。
2人にはれんげ荘の仲間がいるではないか!

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2024年08月31日

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2024年刊。シリーズ第?作目。もう何冊目だか分からないし、どうでもいいか。良い意味で「特別には何も起こらない」安心感?のようなモノが有る。感動作とか記憶に留まる、とかじゃないが、読んで気分が悪くなる事は相変わらず無い。何かしら賞を取るような作品は、インパクトや個性も強い分、自分との相性で不快な読後感を味わったりする事もある。安心してまったり読めました、という意味で「4」。
日々の日記を読むような感じなので、書評が低めなのは仕方無いのかな?とも思う。

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2024年08月21日

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裏表紙のクッキー缶はチユキさんへのお土産のクッキー缶だったんですね。やらなくていけないことは、生きることだけなんですという言葉は心に響きました。この本のほとんどがおネコさまたちやら動物とのやりとり人のこころをいやすのは、イヌネコ欠かせないものですね。

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2024年06月24日

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人間50才も過ぎると、当然先のことを考える。自分だけならどうにでもなるが、残される家族のことを考えると、まだまだのんびりできない。

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2024年06月23日

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れんげ荘シリーズ8作品目。

バリキャリを辞め、家賃3万のおんぼろれんげ荘に住み、月10万(家賃混み)の貯金切り崩し生活をはじめ10年以上たったキョウコ。
平凡ながらも周りに恵まれながらも、大きな変化のない日々。まぁそれが1番幸せ。小さい世界でも自分の居場所があるのって大事。


シリーズものを一気に読むと別の刺激が欲しくなる(笑)今度はお得意のイヤミスかサスペンスにしようかな。

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2025年10月31日

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仕事を辞め独身、無職、ボロアパートで月10万円で生涯暮らすことを決めたキョウコ。
住人のクマガイさん、チユキさんとのやり取り、家族や自分の人生について悶々とした考えやつぶやき。淡々と力を抜いて読むのにぴったりの作品。

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2025年09月28日

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バリバリのキャリアウーマンが、仕事を辞めて古びたアパートで毎月10万円で生活するシリーズの8作目。

登場人物たちも年齢を重ねて、体調不良や友人の死に直面して、不安を抱える時もあるけれど、それでも安易に安全な方向に舵を切り替えずに自分自身が納得できる生き方を選ぼうとする姿に憧れます。
自分は主人公のキョウコさんより一回りくらい年下だけど、10年後20年後にキョウコさんやクマガイさんのような強さやしなやかさ(というより、マイペースさ?)を持ち合わせていたいです。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

いつもマイペースで暮らしているキョウコさんがとても素敵です。そのなかでも少し体調崩したり、動物と接したり、人間らしい生活ぶりが穏やかで羨ましく思います。今回も楽しかったけど、変化があまりないので単調な気がしました。

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2025年09月12日

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お猫さま、お犬さまの癒し
飼っているほうは楽しい反面、面倒を見る大変さもある
生きていれば病気にもなるし
葬式などにも縁がある
身近にある死を忘れていたが向き合う日々、生き様を問う

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

安定の落ち着いた生活!
常に自分なりのより良い
生活を続けているキョウコさん。

歳を重ねるに連れて考えていくことも
増えていくけれど、その人が幸せで
あればどんな人生も楽しいよね!

ゆったりとした生活をしたいと感じた!

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2025年08月16日

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ネタバレ

ちょっとマンネリ化してきたこのシリーズだけど、ほのぼの読めるので新刊が出ると読んでしまう。今回は周りの可愛い動物たちとキョウコさんが風邪をきっかけに老後をぼんやりと考えている。誰しも色々と考える事だけれど、今回の体調不良がキョウコさんの中で何かしら転機になったのかな。
毎度ながらクマガイさんの言葉が良い。彼女みたいな考え方はとても素敵だと思う。

「何でも覚えている必要なんてないの。自分がいやな思いをしたことばかりを覚えている人っているのよね。早く忘れた方がいいのにって思うんだけれど、そのいやな事をまた、反芻しちゃって、何度も暗い気持ちになってるの。楽しいことならいいけど、いやなことを何度思いだしたってしかたがないじゃない。ちゃんと覚えておくべきものもあるかもしれないけど、ほとんどは忘れたほうがいいものばかりだったって、今になって感じるのよ。同じ牛ならおいしい草を反芻したほうが、精神的にも肉体的にもいいものね。(p187)」

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2025年05月09日

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淡々と過ぎていく日々にこれでいいのかという葛藤、そしていつか来るであろう死。パートナーの有無に関わらず不安なテーマだ。自分も考えておかないとなぁと思ってしまった。

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2025年03月16日

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主人公は少しずつ歳をとり、周りも少しづつ変わってゆく。犬猫を溺愛しながら愛する人たちと過ごす平和な日々。

相変わらず何も起きない。出てくる人たちも破綻なく常識的な人物ばかりで飽きてきた。1年に1冊くらいのペースで読むべき小説だった。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

今回のお話は、
お正月、兄夫婦の暮らす実家で過ごし、姪甥に久しぶりにあったキョウコ。
キョウコは風邪をひき、一日くらいで快方に向かうものの、一人暮らしの自分の今後が不安になる。チユキさんとクマガイさんの優しさにほろり。チユキや兄夫婦から相次いで送られてくる動物写真にちょっと胸焼けがしつつ、会えないブッちゃんのことを思う(今回も会えない)。棟梁と心の中で名付けたフレンチブルと道端で出会う。
甥のケイは、一人暮らしの家で猫と犬を飼い始める。子猫と子犬に夢中の兄夫婦。
チユキさんは、賃貸に出しているマンションの賃借人が退去したものの、汚れてしまいクリーニング費用を半分もってもらいたいが、相手が払ってくれない。不動産関係のオジサン達との会食をセッティングされるも、行きたくない。山に住むパートナーと犬達に翻弄されつつ、山へせっせと通う。
コナツさんは両家の支援を受けて中古戸建を買うが、湿っぽくカビていてリフォームも大変。
クマガイさんは、年下の友人三人を相次いで亡くし、落ち込む。キョウコとクマガイさんとで、クマガイさんおすすめの洋食店で食事をする。毎巻恒例の達観したクマガイさん節がここでようやく発揮される。「今できることを明日に後回ししてもいい。その明日がこなくてもいい。」

ネタ切れ感がすごいし、全然幸せの輪という内容でもなかったような…。
れんげそうシリーズの当初コンセプトを引き継いでくれてるのって、クマガイさんのお言葉だけではないだろうか。

とにかく、キョウコが風邪ひいて…っていう話を引きずりすぎで、ここがすごく長く感じた!
1日で民間療法で回復するのは風邪だとすら私は思わないが…こんな考え方も、現代の競争社会過労社会に影響されてしまってるということなのだろうか。
クマガイさんは、もうお寺の入り口に貼ってあるありがたいお言葉みたいな存在だよね。前半〜中盤ほとんど出てこなくて(いちごくれたくらい)、後半思い出したかのような帳尻合わせでキョウコと食事し、ありがたいお言葉と人生観を残してくれる。

あー、一個謎だったのは、チユキが不動産関係の会食に行かなければならず嫌だと言った時に「必要なことなんでしょう」と言って若干突き放してたことかな。
キョウコの会社員時代の苦い思い出からしたら、「会食だとか必要だとか言って、オジサン達は若く綺麗なチユキさんに会いたいだけでしょ、なんでそんなオジサン達にチユキさんの大切な時間と心を使わなければならないの。チユキさんは不動産のオーナーなんだから、誰にも命令される立場でもないし、行かなくても何もあなた自身は困らないのよ。」くらい言ってあげるんだと思っていたし、立ち入ることが嫌いなキョウコだとしても、言わずとも心の中でモヤモヤする…みたいな描写があってしかるべきだと思ったのだが。
「(財産を)持ってる人は大変、私は何も持ってないから気楽」みたいなノリで、キョウコ冷たいなと思ってしまった…。

文句言いながらも、この先も読みますし、アンチじゃないよ!
こんなふうにアレコレ言いながらも読むのが、楽しいんです。ここまで付き合ったら、キョウコもクマガイさんもチユキさんも私の心の中のお友達。友達って文句言いながらも、気になる存在なのです。

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

前半は実家のおネコ様たちの賑やかさが微笑ましく、後半は老いや死についてクマガイさんの言葉が染みる感じ。
毎日時間に追われているような生活を送っている私は、キョウコさんの生き方に憧れる。
クマガイさんは相変わらずカッコいい。こんな風に年を取りたい。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

キョウコさんのお話。続編。
クマガイさんゆチユキさんもお元気で。お兄さん家族の優しさもあり、毎日が来ることの平和を感じた日常の本でした。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

 派手な出来事はなく、ゆったりと年月が流れていくと思っていても、やはり平等に時間は与えられている、と感じた今回の『れんげ荘』。
 キョウコさんが年齢を感じるように、読者のわたしたちも同じく年をとり、世の中を″きれいに感じ″たり、″冷たくて寂しく見え″たりするのである。

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2024年07月25日

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