神林長平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
神林長平作品を読み始めて、既に35年。初めて積読になってしまった!?いや、2冊目か?
面白くないわけじゃないんだけど、最近は軽いものばっかり読んでいたんで、ちょっと疲れてしまった。。。
4年弱ぶりに再度チャレンジ。改めて、プロットは面白そう。
ついに読破。素直に面白かった。神林長平らしい小説。言葉にする、観る、意識する、事で「活きる」ことになる、真実になる。
しかし、真の世界がカオスで、コスモスが、虚構の、フィクションの世界だなんて、誰が理解出来ようか!?自分が意識した部分だけが「現実」として成立しているなんて。じゃあ、自分の思うがままの世界になっているかと言うと、そうでは無い。それなら、 -
Posted by ブクログ
まずどうでもいいことから。
登場人物の名前が難読というか、何人かの読み方がなかなか覚えられず、何度も前に戻った。三部作の1作目もそうだったかな。
筋立て・設定は面白いし、一つ間違えばこれに近いことは将来起こりうる気もする。
釈然としない部分も残るし(なんで日本人しか出てこないのか?とか、競合企業はなかったのか?とか)小説としてもう少し練れたものにできたのではとも思うけど、それは大した問題ではないという気にさせる、テーマの大きさ。
自己とは何か。
言語によって育てられていく、副脳としてのPAB。それとの会話で顕在化する、疑似的な自己との対話。それを宗教に近い次元にまで推し進めること。創始者の -
Posted by ブクログ
短編と中編の中間くらいの小説三作品で構成されている。面白さもありつつ、副産物の多い読書だった。
世界設定はミサイルが各戸に配備されたというような、いかにもSFっぽい世界で、ネットアバターという人工人格がネットという仮想空間でアプリ的に色んなことを代行してくれる。
みたいな設定。
話の顛末は言わないで、個人的に面白く反応できたことを書いてみたい。
量子コンピューターなどコンピューターが超絶に進化したときのキモは、人の構成要素の最小単位が確定すれば、それが原子ならある瞬間のある人の膨大な数の原子の結合をその超絶コンピューターの中に再現してみた時に、その仮想空間にスキャンしたときの意識や記憶 -
Posted by ブクログ
すごかった…
いや、何が凄いのかうまく説明できないんですけれど。
流石としか言いようが無い!
意識とは、自我とは。哲学ゾンビの話がまた此処で出てくるのですが(「誰の息子でもない」と同じく)最近の神林長平作品は昔よりもっと、ぐっと核心に迫る様な書き方をされていると思います。(そしてまだまだノビシロがある様な!)誰が死んでいるのか、生きているのか。生きて居るって云うのは、意識がある事?死んでいても死者の意識が生者に宿ったらば、それは死者では無いのでは?では宿られた生者は死者なのか?そんな感じかな。…すみません凄く薄っぺらい書き方しか出来無くて…。
最後まで読み終えてまたし最初からページを繰り直