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Posted by ブクログ
火星の地下に広がる都市では、人間達が絶望的なまでに単調な暮らしをしていた。一方放射線が振り注ぐ地上では、人間に奉仕すべく造られたアンドロイドたちが華やかな文明を築きあげていた
1986年発行、恐れ入る
じっくりとした物語の始まり、とてもゆっくりでいつの間にか知らない世界の日常を学び、読み進めるにつれ比例し高まるカタルシス 読み終え、この本のタイトルはまさにこれでしかないと痛感し、未来世界のフィクションを堪能 これぞSFと思う
何を書こうにもこの本の解説、夢枕獏さんが正しい
曰く、説明不能、説明するには本書の量と同じ原稿の枚数が必要。とまではさすがに思わないが、ダラダラここに書いても誰も最後まで読まないだろうし目の前で語ろうが眠るだろうし、最後まで聞いてくれる人だろうが途中で飽きられるだろうし
これが長編デビュー作だなんて
読んでいなかった有名作を読もうと読んだだけだったのに、これじゃこの先の新刊ラッシュが 罪深い
Posted by ブクログ
そこまでSFに明るいわけではないが、火星に住むアンドロイドと人間に対立を描いた物語は割と映画などでも結構ネタにされている印象がある。
しかし本書は26年前の小説で、今となってはありきたりな設定の物語でも物語は新鮮なまま本の中に残っている印象。2012年になった今でも古臭さは感じられない。
SF作品だと未来設定の上に作者による何かしらの哲学的な考えが発せられていて、どうにも難解に感じがちだが(特に最近の作品は)、本作は単純なエンタメ要素と文学的なテーマが上手い具合に混ざっていて、とても読み易かった。
後半の展開はやや急な印象を覚えたが3部作の一作目として、今後裏で何が起こっていたのかが徐々に明かされていくのだろう。
オチも伏線はあったものの見事に気付けなかった。「SF」だと思って読んでしまうとついついミステリ的に慎重に読む事を忘れてしまう。
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小説・文芸
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