神林長平のレビュー一覧

  • 狐と踊れ〔新版〕

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    ネタバレ

    神林作品は雪風シリーズしか読んだことがなかったけれど、
    この作品は初期ということもあり、筆者にしては婉曲的な表現が多く、異色な印象を受けた。

    主に「日常」と「非日常」の境界を行き来する話しが多いと感じた。
    神林シリーズの原点になるものなのだろうか

    「落砂」が印象的
    どちらが正常でどちらが異常かわからない
    狂気の物語。


    日常と非日常
    日常とはなにか
    非日常とはなにか
    私たちが日常だと思ってすごしていても
    すでに非日常に足を踏み入れているかもしれない

    そんな非日常へ一歩足を踏み出させてくれる作品。

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    2013年01月03日
  • あなたの魂に安らぎあれ

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    ネタバレ

    人間が地下で生活するその上、地上ではアンドロイドが自由を謳歌していた。
    人間のように暮らし、自由に生きて、死ぬアンドロイド。
    死んだように地下でひっそりと生かされて、死ぬ人間。
    一体なんのために生きるのか。
    そしてエンズビルは一体なにをもたらすのか。

    エンズビルが降り立った部分からおもしろかった。
    里司の役目とアンドロイドの役目。
    そして未来を見る人間と過去を見るアンドロイド。
    確かにアンドロイドは人間の生み出したものなのだと。

    いかんせん、字が小さいので読み終えるのになかなか骨が折れた。

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    2012年04月21日
  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

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    ネタバレ

    このまた続きが出ていることに最近気づいて(マヌケ)、慌てて読んだ;
    1冊目(というか零がw)好き過ぎて、続きでどうにかなってしてしまうのを見るのが怖くてずぅっと放置(って何年だ!?)していたので、期待が育ち過ぎてた感有り。
    機械と人がさらに一体化している描写は、実際にあり得そうで面白い。
    色々現実の方が追いついてるところが多くなってるなぁと思ったので、続きは間をおかずに読みます。

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    2012年04月14日
  • アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

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    10年ぶりの続刊が哲学書だった。雪風ってこんなだった?面白かったからいいけど。次、また10年後に更に難解になってたらどうしよう。

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    2012年03月30日
  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

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    前作より進化した雪風。進化した零。

    そして、二人の関係も変容していく。
    零にとっての雪風とは、雪風にとっての零とは。

    そして、その存在が垣間見えてくる異星体ジャム。
    「われはわれである。」

    自分という存在は何なのか

    その答えは自分で探さなければならない。
    そして、自分と向き合い、生きていかなければならない。
    これは、特殊戦だけではなく、私たちにもあてはまる。

    「われわれは、今できる最善と信じることをやるだけだ。」
    自分が生きていくためには、常に思考し続けなければいけない。

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    2012年04月10日
  • 永久帰還装置

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    やっぱり帰るって言ったらお母さんの側ってことになるのかなぁ…?
    真ん中以降からいっきに読めました。前半は世界観の説明みたいな感じ

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    2012年02月08日
  • 小指の先の天使

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    なんとなくつながっている短編でした。
    やっぱりリアルなことって素敵だなと思いました。
    インターネットをしてて時々むなしくなることもあります。

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    2012年02月03日
  • 言葉使い師

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    スフィンクス・マシンが好きです。絵を描くことが好きなのでなお一層です。
    久しぶりに日本人作家のを読んで落ち着きました。
    短くて読みやすくて好きです。

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    2012年02月02日
  • アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

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    シリーズ物の第三作。表紙が戦闘機の割には巻を追うごとに空戦描写が減っていきます。今回は登場人物それぞれの世界の認識に関するお話でした。人物の会話は、なんだかとてもややこしい。1回じゃわからないな。もう一度通しで読んでみたいが、前二冊を実家においてきてしまった。

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    2012年01月07日
  • 敵は海賊・不敵な休暇

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    天野さんの表紙だ!やっぱり可愛いですね。
    耳のあたりのほわほわの毛の表現がたまりません。

    今回は真の意味ではチーフ・バスターが主役だったお話なのでしょう。何せ物語の主人公なのですから(笑)。お話の初期ではアプロがあまり活躍しないので何となく物足りないなあと思っていたのですが後半は独壇場でしたね。
    大満足です。

    それにしてもヨウメイさんが出てこないと毎度のことながら話が終結しないなあ。大概に置いて元凶も彼なのだけれども。
    敵は海賊、と言うタイトルなのだから敵であるところの海賊が主役なのか。今気が付いた。
    なんかだんだん残りの巻が少なくなってきていてさみしいです。

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    2011年12月08日
  • 魂の駆動体

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    近い将来、我々も利便性を追求していった末にはこの作品中に出てくる”自動車”のようなものを(技術があれば)作ってしまうのではないだろうか。もし家事ロボットなるものが出来て、我々がこなすべき日々の仕事が減ったら、我々はそれを後悔するのだろうか。

    全体として読みやすいが、唯一自転車の場面で専門的な用語が飛び交っていた個所は読みづらかった。こちらの能力不足か。

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    2011年11月05日
  • 敵は海賊・猫たちの饗宴

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    そのうちこのシリーズ絶対購入する。と、心には決めているもののなかなか買ってませんが。天野さんの絵が殺人的に可愛いです。アプロ…文章だと結構機敏そうで怖そうな面もあるクロネコなのに絵はマルマルしていて可愛い…。あ、コレがアプロの使う卑怯な手なのか?

    私もほっこりした毛皮でぬるっとなめらかな動きで日向で丸くなっていたいです。うん。あ、でも1日2日で飽きて元に戻りたくなるかもしれない。とりあえずラジェンドラには同情します。合掌。

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    2011年11月03日
  • 小指の先の天使

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    現実と仮想空間、機械と人間、躰と精神…そんなハードSFな話題を、いたって素朴な視点からいくつか切り取ってみたよ、なんて感じの短編集。どの話でも、その中で大きなイベントがおこるわけではないけど、確かにその前後で何かがあったということは伝わってくる。いわば番外編みたいな話たち。でも、だからこそ俯瞰した視点から描ける。解説にもあったけど、今作は特に「余白」が大きいんだと思った。その余白に何を書き入れるかは、もっと神林作品を読んでからじゃないと!というわけで次の本を…。

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    2016年01月17日
  • 七胴落とし

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    神林長平の初期の長編作品、神林長平さん独特のティーンエイジの残酷さとかが見受けられる作品で、まだ新進気鋭のキレた感じが面白い、ただ他の作品と比べるとスケールは小さいかも、でも神林長平ワールドを味わいたいのなら外せない作品かと思います。

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    2011年09月08日
  • プリズム

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    同一の世界観に貫かれている、けれどもそれぞれ違う世界・違うキャラクターを中心に据えた七つの作品による連作短編集。色を司る“魔”たちが支配する世界、都市上空を浮遊するスーパーコンピュータが人間を制御・管理する世界、そして“神”ルーブリックのもとで色と人間たちとが共存する世界――時にはファンタジー、時にはSF、プリズムのように色を変えながら、いずれにせよ神林作品ならではの言葉で編まれた短編たちは、「太陽の汗」に続き、“存在”とは自己認識か、他からの認識かというテーマを掘り下げている。
    都市制御体から認識されず社会的に「いないはずの者」として扱われている少年、制御体のパーツであり無機物であるのに制御

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    2011年08月31日
  • 言壺

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    解説にもあるが、これが1994年に書かれたことを考えると、小説家の想像力の射程の長さには舌を巻くばかりである。

    小説家の想像力の射程というアングルに限って言えば、「リトルピープルの時代」で宇野氏が、村上春樹のそれに触れている。


    言壺の、神林氏の射程は近づく先から逃げて行くような、遠い遠い先を見据えているように感じられる。
    人間と、その他の動物との生きる世界の違いを、言葉(と、それによって作られた想像上の社会)の有無という視点から、一刀両断している件が好き。


    最後の「碑文」にある一人称「我」は、いつでも私たちの隙をつかんと覗いている。

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    2011年11月14日
  • 言壺

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    SF小説もたまには読んでみよーと思い、別の本のオビにあったこの本をご購入(笑)

    ワーカムという便利で高度な文章作成ソフト?があるからこその弊害と疑問。

    私達の社会も、あながちこの「便利で不便」の矛盾に嵌まっていても可笑しくないような気がする。(というか嵌まっているのかもしれない)

    他の作品の粗筋を見ると、手はつけない気がするけれど…とても面白かった!

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    2011年07月25日
  • 言壺

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    ’94。言語SFがよく書かれるようになったのは、いままでSFが示してきたように、これが未来だからなのか。それとも既に言語に取り込まれているのか、それは現在か未来か。…楽しい。

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    2011年07月02日
  • 七胴落とし

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    神林長平の長編二作目。1983年の作品だが、他の神林作品と同じく今読んでも全く古びていない。「感応力」を持ち互いに精神会話を交わせる“子ども”と「感応力」を失い言葉でしか会話ができない“大人”から成る世界での物語だが、大人になることを恐れる主人公の焦燥感はSF的シチュエーションから切り離しても同世代の共感を得られるものかもしれない。「感応力」を失うことは死も同然と主人公は悩むが、彼の価値観がそのまま作品の価値観になっているわけではなく、一人称作品でも話者に共感・同化せずとも読めるところが面白い。精神波を読んでもその言葉が嘘か本当か主人公には判断できない佳子の存在が、“大人”の世界ならではの魅力

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    2011年05月30日
  • 敵は海賊・正義の眼

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    新書購入

     SF。ファンタジー。
     海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。そしてラジェンドラ。
     最強の海賊、?冥(ようめい。陶の、偏なし・でない。しょうがないから、冥で)

     シリーズもの。十年目の新刊。
     アプロが表紙。まあいつものことですが。ラテルが表紙になったことってあったかな?(ないだろう、たしか。
     冥が……人間らしいです。
     可愛いとか生命への愛しさについて語ってます。
     観念で遊べる冥と、観念で遊ぶ気がない海賊課。
     活動を立ち上げる天才、モーチャイ。
     女王のような学者、リジー。

     今回のお話は……。
     リジーを気に入った冥が、リジーと遊びたさにしでかした

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    2011年05月29日