神林長平のレビュー一覧

  • 永久帰還装置

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    神林氏の書く小説は、氏の哲学が強く感じられる本です。本を読んでいるというよりは、登場人物の思考を解して氏の主義主張を読んでいる感じ。今回の本は特にそれが強かったです。

    主人公である蓮角(レンカク)が何度も主張している「自分が思うから現実がそうなっているんだ」という主観的な世界観はデカルトの「我思う、ゆえに我あり」に通じています。そして、それが氏の哲学なんだろうな、と思いました。

    この本はたしかにSFです。ただし、科学小説ではありません。
    「SFとは科学小説(Science Fiction)ではなく、思索小説(Speculativ Fiction)だ」と言った小説家はハインラインだったでしょ

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    2015年04月10日
  • 七胴落とし

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    何度も読み返してカバーがぼろぼろになったので今は剥き身です。後味は悪いよなぁと思いますが…コレに出てくる子どもも怖いですが、大人のほうがもっと怖い。多分、佳子が一番怖いと思うんだ…。精神感応できる子どもも、三日月より麻美のほうが怖い。

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    2009年10月04日
  • 敵は海賊・猫たちの饗宴

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    神林作品で初めて読んだものなので、思い入れは一番あります。海賊課トリオの掛け合いに嵌ったのもこの巻からでした。

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    2009年10月04日
  • 敵は海賊・不敵な休暇

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    チーフ・バスターを豪く好きになった巻でした。なんて可愛いおっさんなんだ、と思った覚えが。鼻毛を抜いて並べて数えるなんて時間の使い方も出来るんだなうふふ、なんてことを考えてるチーフに和みました。

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    2009年10月04日
  • あなたの魂に安らぎあれ

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    火星三部作の第一作。
    破沙空洞都市に住む人間と、地上に住むアンチ(アンドロイド)のおはなし。

    三部作読み終えたので時間があったらまた読み返したい。

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    2009年10月04日
  • 今宵、銀河を杯にして

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    ちょっぴりお気楽極楽、能天気な戦車と兵士のおはなし。
    マヘルシャラルハシバズの名前を覚えるのに結構かかった。

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    2009年10月04日
  • 完璧な涙

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    感情を持たない少年の話。感情移入しにくいかなと思ったけど最後はどっぷりはまってしまいました。淡々としてるのがいい。

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    2009年10月04日
  • 帝王の殻

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    長門さんが“ミステリックサイン”のラストで読んでる、“膚の下”(火星シリーズ3作目)の2作目に当たる本。

    この人の書くものは本当に、コミュニケーションの話だな…!と思う火星シリーズ2作目。
    しかも“言葉”を使用したコミュニケーション。感覚を同期させることも不可能ではない世界において、あえて言葉を交わした上での共感に重きを置く思想というのか、考えかたというのか、それがとても素敵だなぁと思います。
    感覚と実感の差異とか、そういうものの書き方がもの凄い好きです。
    そして、そういうものを浮き彫りにする仕組みを作るのがとても上手い。PABなんて機械の発想、どこからでてきたんだろう。

    あと、機械人の独

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    2009年10月04日
  • あなたの魂に安らぎあれ

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    長門さんが“ミステリックサイン”のラストで読んでる、“膚の下”(火星シリーズ3作目)の1作目に当たる本。

    淡々と(その世界の)日常が綴られてて、どう話が展開していくのかなと思ってたら、中盤以降が速かった!
    ラストまでわーっと集中して読んで、そうきたか!と思って終わりました。
    人間には未来が見える人がいて、アンドロイドには過去が見えるひとがいるという設定がこの人らしい。
    人間に明示的に未来を割り振る人だなぁと思います。神林さんて。

    楽しかった!…というのは、ちょっと違うのかもしれないんですが。うーん、なんと言えばいいのか。
    でも、お話としてはすごい、楽しかった!です。

    一番印象に残ってるの

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    2009年10月04日
  • 死して咲く花、実のある夢

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    神林作品のちょっと前に出た作品群の中では一番好きな作品。多分、読み返した回数で言えば五本の指に入ると思う。

    いつものように突如として世界が不確定なものになってしまい、その世界に主人公達が翻弄される話。感触的には、舞台設定は全く違うのだけど「今宵、銀河を杯にして」あたりに似ている気がする。

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    2009年10月04日
  • 魂の駆動体

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    元気なおじいさんってかっこいい!
    自動操縦で人間を運ぶだけの「自動車」ではない、本物の「クルマ」を作ってやろうとする爺さん二人の挑戦と、自転車と天使の物語。

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    2011年06月29日
  • 敵は海賊・正義の眼

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    六巻目から十年たってからの発売、ということもあってか、今までのような、キャラ同士の掛け合いに今一精彩さを欠いたような気がする。
    やはりブランクがあった分、エンジンがかかりにくかったのかな?と思うような、ちょっと不完全燃焼なアプロが非常に残念で、☆四つに。
    でもそれを全て蹴散らして、やっぱりアプロ登場はとても嬉しい。
    相変わらずの掛け合いは、精彩さを欠きつつもとても面白く、けらけらと笑ってしまった。八巻目では、もっと強烈なアプロを楽しみにしている。

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    2009年10月04日
  • 永久帰還装置

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    誰もが、還るべき場所に還らねばならない。
    戻る場所があるから進めるのか、もう戻れないから進むしかないのか、
    色々と思ってしまう。

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    2009年10月04日
  • Uの世界

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    U…YOU……ゆう。。。

    Uの名を抱く主人公が世界の欠片を集め……。

    読者の前に世界の真相を示し出す傑作連作短編集。


    Uの世界は完成しましたか?

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    2009年10月04日
  • 完璧な涙

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    生まれつき喜怒哀楽のあらゆる感情を持たない少年・宥現。

    現実社会に適応できない彼が、旅賊の女性・魔姫と出会い……。

    目覚めた戦闘機械との闘いが始まる。


    未来と過去とが錯綜する不思議な世界でおきる宥現と殺戮機械との終わりなき戦いと魔姫との邂逅。

    緊迫した状況の中、宥現の感情は揺さぶられ……。

    完璧の涙!!あなたも体験してください!!

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    2009年10月04日
  • 敵は海賊・A級の敵

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    傍若無人。

    自由奔放。

    誰に求められないアプロ、最大のピンチが?!

    海賊課最大の敵が姿を現す、怒涛の第六弾。

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    2009年10月04日
  • 完璧な涙

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     ぐっときた…ところを描くとネタバレになってしまうかな。だけど自分が読んだ神林作品の中ではかなりおすすめです。

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    2009年10月04日
  • 敵は海賊・正義の眼

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     おぉ、表紙が表示されている!!

     敵は海賊シリーズの最新刊です。次は、いつ出るんだろうか? っていうか、次はあるの??

     表紙は相変わらずアプロですv
     ラブリーだよ、アプロ。
     あまのさんのアプロが、やっぱ一番好きだけど、このアプロも好きだなあ。このいやらしい眼(笑)と、かわいいピンクの鼻が好き。

     でも、今回。アプロは「昼飯〜」としか言っていない気がするのは、気のせいじゃあないと思う(笑)。
     あんまりアプロは活躍していません。というか、海賊課はあんまり目立ってない気がする…。まあ、相変わらずドタバタしてはったけど。
     個人的には、アプロ希望(笑)。

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    2009年10月04日
  • あなたの魂に安らぎあれ

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    借本。
    3部作の最初の作品。
    読後の充実感は凄かった。
    アンチが変化していく様が、とても印象的でした。
    次が早く読みたい〜

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    2010年08月31日
  • 言葉使い師

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    借本。
    短編集なのでサクサク読めました。
    この中では、「スフィンクス・マシン」が好き。
    岩が転がり上るんだもんなぁ〜(笑)

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    2010年08月31日