神林長平のレビュー一覧

  • 小指の先の天使

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    ソロンの話を多分5回位読み返してしまった!
    設定を同じくする連作集なんですが、
    一冊読むととても感慨深い、残る物があります。
    SFというカテゴライズに収まりきれない、流石としか!

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    2013年04月22日
  • いま集合的無意識を、

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    伊藤計劃に釣られて読んだ。他の作品も良かったが、やはり表題作が刺激的。ハーモニーの解釈は自分と同じだったけれど、その一歩先とSFの意義に踏み込み若者へ警鐘を鳴らす。
    他のも読んでみようかな。人類が端末化する過渡期ってこんな感じ?

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    2013年03月23日
  • 宇宙探査機 迷惑一番

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    平行宇宙間を移動する探査機と、彼に遭遇した地球軍の一小隊の巻き起こす騒動を描く。ストーリーとしてはよくよく考えると浮かばれない話だが、登場人物の「脳天気」さのおかげで話が辛気臭くならず、最後まで調子よく読み進められてしまう。小隊員らは彼らの浮かばれない状況を認識しつつ、それでもあくまで楽天的。彼らの人生観について意識させられた。

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    2013年06月09日
  • 敵は海賊・海賊の敵

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    久々(6年ぶり)の敵海新刊。いつものメンバーでいつものやりとりがあったりするだけでニヤリ。内容的には後半の展開が忙しかったからもう少しゆっくり風呂敷畳んで欲しかったところ。それにしても、ヨウ冥は出てくるだけでテンション上がるなー!

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    2013年02月26日
  • 敵は海賊・海賊の敵

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     宗教という発明をネタに神林作品にしてはわかりやすくあっさり楽しかったです。以前はこの人の本って半分飛ばし読みにならざるをえない…というか、なんかすごく難解でぽかーん?とすることが多かったのですが。
     雪風のアンブロークンアローもすごく面白かったから、自分の好みがこっち寄りに変わったのかも?このシリーズ全部と七胴落としあたりから読み直してみたくなりました。

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    2013年02月19日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    みんなが名作と言うので読んでみたが。
    人間にとって機械とは何か。機械がさらに高機能となっていったときに何が起こるのかについて考える手掛かりとはなりそうだが。

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    2018年10月14日
  • 敵は海賊・海賊の敵

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    久しぶりの新刊!嬉しいです。
    アプロもラテルもラジェンドラも相変わらずで何より(で良いのか悪いのか)。
    久々のフィラール舞台でシャルも出てくるしクラーラも出てくるし萄冥さんも人間だったねえと改めて実感しました。ちょっとこういうシチュエーションはときめきますね。それにしても怖いものナシのポワナさんでしたがある意味こういう天然が一番したたかに生き延びるのかも知れないなあなんて思いました。まあ一番したたかなのはアプロでしょうけれどもね。面白かったです。

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    2013年02月05日
  • 敵は海賊・海賊の敵

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    いつも通りの楽しいドタバタ劇で、いつものように、人の想いや言葉が世界を世界たらしめているという主題。

    なんだけど、匋冥神(たぶん信仰という妄想が生み出した何らかのエネルギー)がフリーザーから出現したのはピンとこなかったな。聖剣シューフェンバルドゥの方は違和感ないんだけど。

    ついにラテルに彼女というか妻が出来るのか(しかも聖剣のお赦し付き)と思いきや、やっぱりフラれるのね。

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    2013年02月03日
  • 言葉使い師

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    ネタバレ

    スフィンクス・マシンが印象に残った。
    言葉使い師はもう少し読み込んでみたい。

    境界。
    どこからどこまでが意識なのか、言葉なのか、機会なのか、人なのか。

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    2013年01月03日
  • いま集合的無意識を、

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    6つの短編からなるSFでした。
    最終話は去年読んだ「ハーモニー」へのアンサー(私)小説だったが、ハーモニーにそんな面白さを感じなかった俺としてはなんでアンサー?ってとこでしたが読んで納得。
    しかし最近読んでる本に関連性(関係性か)があるなぁ。
    知らないうちにゴーストが囁いてるのかな。

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    2012年12月04日
  • 言壺

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    ネタバレ

    私を生んだのは姉だった。
    この言葉から始まる、最初の収録話「綺文」で何処か新しい世界に連れて行ってもらえるような予感を感じた。
    結果として、難しくてよくわからなかったというのが正直なところ。
    ただ、物語の流れに沿いながら、初めて言葉に対して考える機会を持つことが出来た。

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    2012年12月04日
  • 帝王の殻

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    火星三部作で最後に読んだもの。PABシステムが気持ち悪すぎて鳥肌。自分と会話するって想像しただけで嫌です。

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    2012年11月11日
  • アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

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    ネタバレ

    雪風3作目。
    ジャムとの戦いが、物理的なものから観念的なものへと急速にシフトしてゆき、息を呑む。

    全く異質な存在とコミュニケイトするために、感覚を同期させようとする雪風。
    人間と戦闘知性体の感覚が混ざり合って生まれた“無人世界”の、無機質で寂寞とした雰囲気が何ともいえず不気味だった。

    不安定な時間と空間のなかで、冷静に状況を判断しようとする深井大尉らの凄さも改めて実感。
    一方で、特殊戦メンバーの心理に興味を示し始める雪風に幾ばくかの可愛らしさを感じたりもしてしまい…人間の錯覚って面白い。

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    2012年11月11日
  • いま集合的無意識を、

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    ネタバレ

    6つの短編から成る珠玉のSF小説。
    『戦闘妖精雪風』のスピンオフ「ぼくの、マシン」と、
    故 伊藤計劃との仮想対話「いま、集合的無意識を」も収録。

     現実世界やネットワーク世界、多世界解釈世界と様々な舞台のなかで、人間の“意識”“自我”“無意識”に切り込んでいるのが面白い。
    特に、伊藤計劃の描こうとした世界のその先にあるものを考察する表題作の切れ味は鋭い。

    ネットワークを人間の体外意識野に見立て、そこに集合する無数の意識〈わたし〉=虚構〈フィクション〉 が暴走したときの脅威を指摘している。

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    2012年11月10日
  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

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    ネタバレ

    雪風シリーズ2作目。
    前作の、「友人だと思っていた奴から置いてけぼりを喰らった衝撃」とは また少し異なる感じの読後感。

    零と雪風は、必要とあらば相手を切り捨てることが出来るし、お互いにそのことを理解していて、だからこそ固い信頼で結ばれている。その関係を“愛”と呼んでしまうところに痺れた。

    ようやく接触することになるJAMの本体との対話も興味深い。
    自分の認識で把握出来ない敵にどう向き合えばいいのか。

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    2012年11月10日
  • ライトジーンの遺産

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    面白かったー!身体の臓器が壊れていく奇病が人々を怯えさせる世界と、そこに生み出された二人の人造人間。特殊な設定が活かされたストーリーにいつしか夢中になってた。

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    2012年10月31日
  • いま集合的無意識を、

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    名前だけはずっと知っていたけれど、神林長平の作品を読むのは初めて。
    手に取ったきっかけは、やはり伊藤計劃さんです。「虐殺器官」も「ハーモニー」も読みましたが腑に落ちない、というか理解できないところがあったので。
    「虐殺器官」の方を面白く読んだのですが、「ハーモニー」を再読しようかと思いました。

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    2012年10月20日
  • いま集合的無意識を、

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    表題作が伊藤計劃の『ハーモニー』について考察したものだと知り、購入。
    ハーモニーについては考える機会を与えてくれたひとつの世界であり、楽しめた作品だったが、難解であったので、表題作はすがる気持ちで読んだ。
    他の短編と合わせて、著者が長年のSFを書き続けて得られたファンダメンタルな考えが底に流れていると感じた。
    最初の短編は著者の作品のスピンオフで読んでいないので、すこしわかりづらい。
    表題作はハーモニーを読んでいなくても、新鮮ではあるが納得できる考えがそこにはあった。
    SFは目的でなくて伝える手段なんだね。

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    2012年10月16日
  • プリズム

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    序盤では世界観が全く掴めないが、読み進めるうちにだんだんとわかってくる。もつれた糸がほどけていくような感覚だった。が、一度読んだだけでは作者がこの作品で何を述べようとしたのか、自分にはわかりそうもない。個人的には、序章からの謎が一気に収斂していく四章「ルービィ」は圧巻だった。

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    2013年06月05日
  • ライトジーンの遺産

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    腕、心臓、眼、皮膚、骨、声、そして卵子。ヒトを形づくる器官と臓器を人工的に作れるようになった未来。人工器官もヒトに属する限りヒトの情念と無関係の只のパーツとしては存在しない。人造人間、自由人、超能力者、人工器官製造会社、警察と様々入り乱れるSF大作だけど、一気に読めて面白過ぎ。

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    2012年08月23日