言葉使い師

言葉使い師

748円 (税込)

3pt

4.0

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秩序を乱し、破壊するものとしてすべての言語活動が禁止されている無言世界を舞台に、言葉を生き物として操る言葉使い師によって、いやおうなく反社会行為者となった男の行手には……言葉に対するSF的アプローチを意欲的に試み、星雲賞を受賞した「言葉使い師」をはじめ、神林長平の才気を伝える六篇を収録。

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言葉使い師 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アシモフ/クラーク風の皮肉が利いたものから、ディック的な大仕掛け、そして真骨頂=言葉・自我をテーマにした作品まで、初期作品にしてその多彩さを十分アピールした一冊。特に表題作は30ページ弱にして、イメージと「言葉」が記憶に鮮やかに残る佳作。あと「イルカの森」や「甘やかな月の錆」のありそうな設定に見えて

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    絵が描けなくなった画家が火星の建造物と話しをする「スフィンクス・マシン」、ガリバー旅行記ばりにイルカが人間を飼う時代へ飛ばされる「イルカの森」、テレパシー主流の世界で禁じられた言葉を使う「言葉使い師」など5作品からなるSF短編集。言葉を使うことが禁止された世界、そんな世界も体験してみたいですね。

    0
    2010年01月31日

    Posted by ブクログ

    SF。短編集。
    どの作品も独特の世界観と不思議な読後感。
    切れ味鋭いSFホラーの「愛娘」「美食」も好きだし、「イルカの森」の主人公が原始的なヒトへと退化していく様子も面白い。
    今まで読んだなかでは、この著者の短編作品にハズレなし。

    0
    2018年09月15日

    Posted by ブクログ

    スフィンクス・マシンが好きです。絵を描くことが好きなのでなお一層です。
    久しぶりに日本人作家のを読んで落ち着きました。
    短くて読みやすくて好きです。

    0
    2012年02月02日

    Posted by ブクログ

    借本。
    短編集なのでサクサク読めました。
    この中では、「スフィンクス・マシン」が好き。
    岩が転がり上るんだもんなぁ〜(笑)

    0
    2010年08月31日

    Posted by ブクログ

    神林長平、第二短編集。「スフィンクス・マシン」「愛娘」「美食」と、前半三篇はどれもじわじわと怖い話で、後味が悪いというか、読後もかなりダメージが残る。後半三篇も怖いと言えば怖いのだが、神林作品らしい“夢”のような雰囲気を持ったSFで、個人的にはこちらのタイプの作品の方が好み。特に、表題作「言葉使い師

    0
    2011年06月06日

    Posted by ブクログ

    夢と現実が入り混じる物語の短編集。何が悪かったのか、どうすればよかったのか、無言の問いかけと突きつけられる現実の鋭さに愕然となります。
    お勧めなのは表題作「言葉使い師」と、「イルカの森」、「甘やかな月の錆」ですね。

    0
    2010年08月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。全六作品。表題作は、話すことも書くことも禁止された社会。意思疎通はテレパシーのみ。そこに言葉を操る男が現れ……。改めて言葉に宿る力を感じる。「スフィンクス・マシン」火星の“岩”との対話。「愛娘」宇宙空間での実験出産。「美食」極める先に潜む倫理上の禁忌。妻でなく料理人を雇えと言いたい。「イルカ

    0
    2022年07月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スフィンクス・マシンが印象に残った。
    言葉使い師はもう少し読み込んでみたい。

    境界。
    どこからどこまでが意識なのか、言葉なのか、機会なのか、人なのか。

    0
    2013年01月03日

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