神林長平のレビュー一覧

  • 猶予の月(下)

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    借本。
    上巻ラストでおいてけぼり食らったけど、なんとか完読。
    文庫の上下巻よりも、単行本の方が一気に読める分わかりやすいかも?
    下巻の途中からは面白くなり一気読み。

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    2010年08月31日
  • 完璧な涙

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    NHK青春ラジオドラマが良かったので、原作に手を伸ばしたのが全ての始まり。SFしているんだけど、考えるとちょっとロマンティックな事になっている。

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    2009年10月07日
  • 過負荷都市

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    死にたいと願わなければ死ぬことが出来ない世界。
    都市中枢体のクォードラムの過負荷状態の中、現実を創壊する。

    久しぶりのドSF。

    もう一度、整理しながら読みたい

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    2009年10月04日
  • 完璧な涙

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    感情を持たない少年と、完璧な機械の対決……だけでは片付けられない、時間や空間の交差する物語。ラストはとても感動です。

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    2009年10月07日
  • 敵は海賊・不敵な休暇

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    「顔のない男」というのは、いわばSF的なのっぺらぼうなのだが、そこから出発する物語がさすが神林長平。今回は休暇中のチーフ・バスターや、その係累なども描かれていて、彼の人格にクローズアップされている。同時に「顔のない男」に惑わせられないアプロが匋冥と遭遇し死闘を繰り広げられるなど、シリーズのなかでも特に読み応えがある。最後の顛末も「顔のない男」の人生に相応しいようで感慨深い。

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    2009年10月04日
  • 帝王の殻

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    火星秋沙市の人々は、一人に一つPABと呼ばれる人工頭脳を持っていた。PABとの対話により自らの魂を見い出し、人生を芸術作品とする。それが教えだった。そして、PABの開発企業・秋沙能研の長にして火星の帝王であった秋沙享臣の死から、物語は始まる。享臣は後継ぎを孫の真人とするように遺言していが、真人は全く口をきかない子供だった。しかし、新システムの始動に合わせるかのように、突然「自分が帝王だ」と宣言し…。

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    2009年10月04日
  • 小指の先の天使

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    工業学校出身のSF作家である神林氏の作品は、ファンタジックな世界を繰り広げながらも絶対的に現実的。猫のソロンの描写一つとっても、胸が痛くなるほどリアルな感触。「現実」と「仮想」の二つの世界を軸にした連作短編集であるこの作品では、“本当の”生とは何なのか、存在とは、意識とは…と深く考えさせられる。心に切り込んでくる独特の鋭さが個人的に大好き。

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    2021年09月22日
  • 敵は海賊・A級の敵

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    〈敵は海賊〉シリーズでは、『海賊版』『猫たちの狂宴』『海賊たちの憂鬱』の3つを読んだことがあったが、『A級の敵』は毛色が違った印象。
    ドタバタで特徴付けられるシリーズにあって、メンタリックな描写が多いようなそうでもないような。
    まあ新キャラが出たためかもしれないし、アプロの無敵ぶりに拍車がかかっているためかもしれない。
    また、SF的考察が多いというのもあるだろう。
    それでも読み終わって見ると、やっぱり神林長平的なのである。

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    2009年10月04日
  • 敵は海賊・海賊課の一日

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    『敵は海賊』シリーズ第5弾。
    アプロ666歳の誕生日に、苦情処理係勤務を命じられたラテルチーム。
    嫌な予感に違わず過去から未来から苦情が殺到する。
    ラテルの過去が明らかになる海賊課波瀾万丈の一日。

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    2009年10月04日
  • プリズム

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    都市を制御するコンピュータにコミュニケートできない少年=存在しないもの。人の目には映ってもあらゆるサービスから除外される少年。
    そして少年は、堕天使と出会う。

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    2009年10月04日
  • 魂の駆動体

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    車で感じる独特の速度感は、魂を開放する。
    人それぞれ、開放手段はいろいろで、 だからいいのだと思う。

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    2009年10月04日
  • 猶予の月(上)

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    禁じられた恋を願う二人が世界を新たに創造して恋を正当化させるという話。
    しかし、二人の間に生じる世界の空間のひずみが二人を遠ざける。
    転生モノっぽいが、それとはまた違う面白さがある。

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    2009年10月04日
  • 小指の先の天使

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    独特な世界を感じる神林長平のSF短編6編。重苦しい設定なのに、登場人物は淡々としていることが多い。表紙がいいのにどうして登録されてないんだろう。敵は海賊シリーズの次作を待ってるんだけどな〜。

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    2009年10月04日
  • 完璧な涙

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    久々に読み返したがやはりイイ。SF属性のない人にはちょっときついかもしれないけれど、スケールの大きさ、読む者の首根っこを捕まえて離さないストーリーとが、繊細な文体で綴られていて、このバランス感覚がたまらない。
    ハードな物語の中にナイーブさが見え隠れするというのは、神林の持ち味ですね。切なくもさわやかなラストシーンには思わず私も涙が……。神林作品では文句なしの一推し。ぜひとも読んでほしいオススメの一作。

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    2009年10月04日
  • 魂の駆動体

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    神林長平さんの「魂の駆動体」を読んでいます。
    戦闘妖精雪風でこの人の小説にはまったんですがこの本も面白いです。
    魂が自ら駆動するためにクルマに乗る。
    メカ好き、クルマ好きにはかなりオススメな作品です。

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    2009年10月04日
  • 完璧な涙

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    感情がない男が時空を超えて危険な目にあいまくる。 女と共に行動する。 時空を彷徨うなか、唯一現実味を感じられるのは戦車につきまとわれる時。 未来から過去を破壊しにやってきた三頭身の銀妖子。

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    2009年10月14日
  • 蒼いくちづけ

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    テレパシーをつかえる人と使えない人がいる世界。恋人に裏切られたテレパスの少女は、憎悪の思念を残す。少女を救いたい男と永遠の憎しみを抱く少女の物語。

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    2009年10月04日
  • 天国にそっくりな星

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     実はこれが初めて読んだ神林長平作品。まあ、買ったときは元長柾木の解説が付いてるってことで買ったんですけど。 文体自体は「SF!」って感じがして、慣れないと読みにくいかも。 ストーリーはハードボイルドなのかなんなのか。急に抽象的な観念の話になって、展開の早さに着いていけないこともしばしば。読みにくいので万人には勧められないけど、嫌いじゃない。そんな本。

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    2009年10月04日
  • 死して咲く花、実のある夢

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    日本スペオペ界の重鎮神林長平先生のSF小説。都圏情報防衛軍団兵士降旗勝情報少尉、大黒桂一等情報士、知念翔起情報軍曹の三名が首相の行方不明の愛猫(アメショー)
    を探す為新兵器マタタビ装置によって現地に飛ばされた。だがそこは空には絶滅したはずの鯨が飛び交い、200メートル下には生まれ故郷が広がっっている。はたして自分達は死んでしまったのか?死後の世界。霊界。自己認識。形而上的思想をユーモラスにコント形式で進む独特の神林文体にひきこまれます。ラストにちょっと泣いた。
    徳間書店のハードカバーの装丁がとても好きでした。青空の下ゴミの山を登る情報軍の表紙と裏表紙は猫のオットーが地球を手毬のように抱えている

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    2009年10月04日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    味方を見殺しにしてでも戦闘情報を持ち帰れ。

    突如南極に出現した“通路”から侵攻を開始した異星体“ジャム”。
    前線で戦う高性能偵察機・雪風に乗る零の任務は戦闘情報を必ず持ち帰る事だった…
    高機能化した人工知能、戦闘機と異星体の戦いに果たして人間は存在する必要があるのか?
    機械とは人間とは、哲学的な問題を内包した30年以上前から続くSF大作。

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    2025年06月08日