神林長平のレビュー一覧

  • インサイト 戦闘妖精・雪風

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    目次を見て、神林長平が埴谷雄高化した、とか思ったりしたけど、神林さんの「ボレロ的饒舌」も今に始まった話ではないわな、と(笑)

    対話の物語、ではなく、対話のためのプロトコル確立の話を延々と続けるところが神林さんらしいところだけど、次巻で着地点が見えてくるのかどうか。

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    2025年04月01日
  • フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉

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    SFはたいてい挫折してしまうのに、この本はどんどん読ませてくる。
    挙句、え!なんて名前だっけ!!!書いてあった?え!!!と戻らせることまでしてきた。
    続編も是非読みたい。

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    2025年03月29日
  • 敵は海賊・海賊版 DEHUMANIZE

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    探してたSF作家神林長平、初読み
    入門編ぽいこちらから読み始めてみた

    海賊課に所属してる人間のラテルと猫型異星人によるドタバタ系SFシリーズ

    海賊課といっても宇宙海賊を捕まえる(殺す?)やつら、かなり権力があるらしく結構横暴で「俺たちは海賊課だぞ」と関係ないやつにまで強気で暴れます

    話は面白かったけど難点がカタカナがマジで多く混乱する
    人の名前、地名、乗り物、かなり似てる名前が多い上、今回はワープ?した先が全く同じ世界で全く同じドッペルゲンガーがいる世界に入り込む事で同じ名前の奴が2人ずついる(笑)
    その中でドタバタやるもんだからマジに混乱、メダパニすわ

    俺の読解力次第じゃねーかと言わ

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    2023年09月03日
  • 小指の先の天使

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    雰囲気が外国の作品のように感じた、登場人物の名前は日本人なのに…
    雪風もこんな雰囲気だったかもしれない。
    だけど、解説の桜庭一樹さん程にはハマれなかった。

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    2023年08月13日
  • アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

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    戦闘妖精・雪風 第三巻
    雪風が戦うジャムとは何なのか?
    ジャムに同化し、人間を敵に回すとはどういう事なのか。

    ジャムとジャムが作る世界。
    フェアリー星で戦う深井中尉、そして彼らの現実、作られた現実、幻想の世界が入り乱れる。
    ここまで読んだら最後まで突き進むしかない、雪風。

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    2022年10月11日
  • ぼくらは都市を愛していた

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    面白かった。初の神林長平作品。読み辛かったが、慣れた。SFにはミステリと同様、読者との対立構造という一面があるなと思った。常識を揺さぶられていく感覚が面白い。興味深い方。最初のうちはテーマが直接的というか、会話の応酬がトントン拍子で気色悪かったが、後半に進むとまあなるほど、と言った感じ。テーマそのものとか、考え方、表のギミックが興味深い方面で面白かったのは勿論。ストーリー、展開の仕方等(キャラクターに魅力はなかったな)エンタメ的に見ても面白いと思った。構成が妙で、章始めと章末がとてもワクワクする。

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    2022年10月09日
  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

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    戦闘妖精・雪風 第二巻

    前巻で覚醒が示唆された、戦闘機搭載AI 戦闘妖精・雪風。
    人間と、フェアリー星人(人類)、異星人(ジャム)、特殊戦、情報軍入り乱れての戦闘になだれ込んでいく。

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    2022年10月01日
  • 魂の駆動体

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    神林長平、いつもスルスルとは読めないなぁ…
    今回は人間が車を作ることの意味、自動車とは、本当の車と魂の関係性、アンドロギア、あたりを延々としゃべっていた気がする。

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    2022年09月26日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    うーむ、なかなかに面白い。

    異星人と戦うAIを搭載した戦闘機雪風。
    操るのは空軍エリートパイロットの深井少尉。

    戦いに生き残り続け、学習を進めていったAIは、やがて人間の操縦者を必要としなくなる。
    戦闘妖精・雪風 爆誕。

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    2022年09月21日
  • 狐と踊れ〔新版〕

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    この作者の作品だと「雪風」しか読んだことがなかったが、あれも作者の文体を読み慣れないと辛かった記憶がある。今作もなかなかに読みづらい。
    現代と近未来が入り混じる短編集だが、個人的にはこの人は近未来の話が合っている気がする。

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    2022年09月13日
  • 言壺

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    例えば嗅覚の話で、嗅覚による「思考」ではなく、「嗅覚言語」に、話がいきなり跳んでしまうことに違和感がある。指や腸による思考であるとか、脳以外の非言語的合理思考が話題になったのは一昔前だから、その手の知見を取り込めてないんじゃないの。個人的は以前、言語を介しない、高度な抽象思考は可能かとか、そもそも人間の思考は視覚的なパターン認識みたいなもので、言語の影響は過大評価されてるんじゃないだろうかとか、その手のことを考えてた時期があるので、言語と思考をそのままイコールで結んでしまう感じが、どうにもいただけない。それから、全編に漂うおっさん臭さに辟易。

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    2022年07月07日
  • 言壺

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    最後まで読んで、また最初から読んだ。言葉で作った仮想に生きる私。抵抗したくなる理由はなんだろう?言葉で語られるのは物語も同じ。面白い。

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    2022年01月03日
  • ぼくらは都市を愛していた

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    神林長平の集合的無意識が語られてるのだと思いますが、終盤話が難しくなってきて、取りあえず最後まで読んでもう一回読み直しです。

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    2021年11月18日
  • いま集合的無意識を、

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    雪風のスピンオフ、「ぼくの、マシン」などを含む短編集。
    ファンでなければ、とっつきにくい一冊かと思われます。

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    2020年12月18日
  • ライトジーンの遺産

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    人類が原因不明の「臓器崩壊」に見舞われている近未来を舞台にしたSFの連作短編集です。

    人工臓器のメーカーであるライトジーン社が解体され、この会社によってつくり出された人造人間のコウこと菊月虹は、ライトジーン市警察中央署第四課の申大為の依頼で仕事を引き受けつつ、自由人としての生活を享受しています。彼らには、「サイファ」と呼ばれる、ひとの心を読んだり操ったりすることのできる能力があり、新米刑事のタイス・ヴィーや、コウとおなじくライトジーン社によって生み出されたもうひとりの人造人間であるMJらとかかわりながら、さまざまな事件を解決していきます。

    ウィスキーをこよなく愛するコウの、カッコ悪くてカッ

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    2020年09月24日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    第七世代になればこういう空軍機の世界になるのか?と思いながら航空隊に勤める主人公視点で語られる。愛機、雪風のイメージは掴みにくいが、主人公のパイロットとのしての気質がストイック。空想界だけに頭フル回転させる必要あり。

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    2020年09月06日
  • アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

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    作者の主張が溢れ出した雪風シリーズ3作目。
    機械知性からみた世界の認識っていう視点は自分にとって新鮮だった。戦闘機に搭載されたAI視点。
    前2作と比べて圧倒的に哲学的と言うか、禅問答的な感じが多く、わかるような気がするけどわからん、というのを繰り返していた。やや消化不良。

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    2020年05月18日
  • 帝王の殻

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     火星三部作の第二作であるが読みにくくマニア向けである
     第一、第三を読んでから第二を読むのがいい
     それと、名前の読みが難しくて困るので常にルビを振ってほしい

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    2019年12月28日
  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

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    世紀の変わり目に読んでいました。
    この先続くわけですが、なんと言っても、筆者が合間を置い
    て執筆しておられることが大きい…?巻を重ねるごとに、な
    んだろうか。主人公というか登場人物のウェイトの置き方や
    立ち位置が変わっていきます。基本はハードSFなんですが、
    それを度外視して<映像化>しておりますよね。
    あれは、ちょっと苦しかったんだとおもう。錚々たるスタッ
    フに囲まれてもがいていたような印象です。主演(深井零)
    は、あの「倍返し!」のかたです。すごいよね!

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    2019年11月27日
  • 機械たちの時間

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    ハードボイルドアクションSF。
    機械と意識と時間。
    人間以外の知性の時間感覚はSFにはよくあるテーマですね。
    テンポが良くて、とても読みやすい。

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    2019年09月26日