神林長平のレビュー一覧
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神林作品というと重厚なイメージがあったのですが、この作品はとても軽やかなSF活劇という感じで気楽に楽しめます。
2人の海賊課刑事は両方とも猫だと思ってたんですが、猫はアプロだけだというのを途中で気づきました(笑)。
タイトルの「海賊版」の意味が解説を読んでも結局分からなかったんですが、意味があるんで...続きを読むPosted by ブクログ -
よくこの作品を漫画にしたなあと思います。
探していたものは実はなんだったのだろうか。
そんなことを思いました。
東城さんの少年・少女は相変わらず魅力的ですね。Posted by ブクログ -
臓器崩壊現象が多発する未来では人工臓器が主流。オール人工人造人間の主人公は感応力的な超能力でその日暮らしをしていた!…というハードボイルドホームドラマ。Posted by ブクログ
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「飲んではハイに/醒めては灰に/飲もうぜ/今夜/銀河を杯にして」…ということで、タイトルの「杯」は「さかずき」ではなく、「はい」。タイトルからしてすでにダジャレ風味だが、内容も惑星ドーピアで戦う地球軍の戦車“マヘル-シャラル-ハシ-バズ”とお気楽一等兵&二等兵+自称天才新人少尉を中心にごくごく軽いノ...続きを読むPosted by ブクログ
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冒頭にある通り「あなたがいて わたしがいる」話だ。
その言葉の意味するところは、本書を読め、その言葉通りの話だ。
タイトル通り、多面体な話。
それぞれ独立した世界が少しづつ位相を変えて展開し、それらが全てでひとつの世界を成している。
ハイ・ファンタジーかつハードSF。Posted by ブクログ -
読んだのは光文社版。多元平行宇宙横断探査機の、本体そのものではなく言語発生機であるところの、名づけて「迷惑一番」と呼ばれるもの。機械でありながら非常に脳天気な彼が多元平行宇宙を飛び回り言語記述していく物語と、彼の物語に巻き込まれた(と言える)脳天気な宇宙戦闘機パイロットたちの物語が、ごくごく軽いテン...続きを読むPosted by ブクログ
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テレパスと普通人が月と地球に住んでる設定のSF。強い殺意を持ったまま死んだテレパスが、付近住民に迷惑かける話。
ラストがどうなるのかと期待していたが、なんか青春ドラマのような終わらせ方に、ちょっと唖然。Posted by ブクログ -
神林長平、読むたびに思うけど・・・難しい~~。
世界の存在はかくも不安定なものなのか。
とりあえず、自分が何者であるか証明することは難しい、ということは
良く分かった。
確かに、発行された証明書自体が意味をなさない場所では、
「この証明書がありますから!」といったところで
意味はないもの。Posted by ブクログ -
夢と現実が入り混じる物語の短編集。何が悪かったのか、どうすればよかったのか、無言の問いかけと突きつけられる現実の鋭さに愕然となります。
お勧めなのは表題作「言葉使い師」と、「イルカの森」、「甘やかな月の錆」ですね。Posted by ブクログ