神林長平のレビュー一覧
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いつものシリーズとは違って外部から見た海賊課、ラテルチームでなんだかかっこ良さ3割増ししていた!笑
ラテルがちゃんと刑事をしていてこんなのラテルじゃない!と思ったけども、アプロとラジェンドラが関わるといつものラテルだった。元々はまともなの、かも?
モーチャイの幼児性をどう処理するのか期待したけれども、結局は矯正出来ないという結論でちょっと残念だった。モーチャイの幼児性はネットやSNSで見かける、言葉は悪いがキチガイの様な人のことかなぁ、と思っていたから特に対処法がないという結果で残念に思った。
しかし、ラテルはかなり描写されていたけれども、アプロとラジェンドラが少なくて寂しい。外部から見た時 -
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敵は海賊シリーズ9作目?
(どうでもいいが、タイトルを見ただけでは既読か新作かわかりにくい…)
海賊課三人組の中では、毒舌ラジェンドラが一番お気に入りの私。そのラジェンドラが書いた本作!さぞかし高慢と罵詈雑言の嵐に違いない、と思ったら…
意外におとなしかった。あらら。
まあ、ラジェンドラはコンピュータで、毒舌でも中身は理路整然としているのが当たり前。ストーリー自体が判りやすくなっているのは有難いけども(いつもは半分位分からないまま読みとばしている)その分、ジャズのようなライブ的な?変速的な?文章が味わえなかったのは残念。
加えて、キャラがいつものメンバーだけで終わっているのと(ゲストキャラ -
Posted by ブクログ
ネタバレ時に入る渋くかっちょいい記述はありつつも、全体を通すとドタバタコメディなんだなあ。あっけらかんとした笑いの感じに80年代な印象を受けて、初版を見たらやはり1983年。なるほどな。余り、そこを楽しむことはできなかった。
とはいえ物語に仕組まれたからくりは流石神林先生、面白い。
この本は、登場人物の中の一人がCAWという著述支援システムの支援を受けて書いているという仕組み。随所に入るCAWの「restart...」などのコマンド文がこの小説へメタな構造を付け加えている。伊藤計劃『ハーモニー』のetmlを思い浮かべた。
自分が支配されることを何より嫌悪する匋冥を、一つの「物語」という枠に押し込も -
Posted by ブクログ
ネタバレこういうこと書く人達がいると、なんで人は科学とか技術を発展させられるのかがわかる気になる。
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この本は一種のコミュニケーション論だと思った。
コミュニケーションとは意思疎通のことだ。
現代ではあらゆるコミュニケーションツールと言うものが存在する。しかし、人はそういったコミュニケーションの技術を発達させているが、互いを根底から理解することができるようになったであろうか。
どんなに頑張っても結局は言語に頼るコミュニケーションでしかないから、目覚ましい進歩を見せているとは思えない。
しかし、これだけコミュ、コミュ、コミュ・・・と言われていると人は相互理解へ突き進んでいるように錯覚で -
Posted by ブクログ
買ったのはいつだっけ? 3、4年、下手するともっと前だ。そのときに3分の2くらい読んでこりゃだめだ手に負えんと投げ出したまま積ん読棚でひっそりしていたのを引っ張り出してみた。前に読んでいたときは物凄く読みにくくてそれでも話としては面白いような気がして半分以上はどうにか読んだのだが、それも力尽きて投げ出してしまった。しかし、今読んでみればどうしたのかすらすら読める。読める読める。挫折してSFは向いてないんだと思い込んだのだが、ほっぽりだしていた数年でいつの間にやら読めるようになっていたらしい。面白かった。世界を制御するコンピュータと言葉。舞台と人物がリンクして形づくられる世界。最初読んだときにな
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Posted by ブクログ
都市という膨大なエネルギーや情報が流れる“場”を、それらのエネルギーや情報から“有効”なもの…人間の意志や望みをより分けてインプットし、「それに即した世界」をアウトプットすることで、住人たちの総意の具現化としての都市を制御する中枢体・クォードラム。論理的でない、他者と共有されない感情的な意志や欲望でクォードラムに負荷をかける人間たちの増大が、この"全能”の機械を過負荷状態にさせ、創り出される「世界」=現実に綻びが生まれて――。
ひとの“想い”を現実のものにする、クォードラムの力。その力を利用した「クォードライザ(物質を思い描いたものへ変化させる薬剤)」や「リクォードライザ(そうして変