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Posted by ブクログ
PAB、アイサック、機械知性と相変わらずSF好きの琴線をかき鳴らす設定がバンバン出て来て最高なんだけど、前作に比べてスケールが小さくて少し残念だった。
良く言えば丁寧な心理描写も冗長気味で、作中で真理奈が「パブる」と皮肉っていた気持ちに近いものを感じてしまうところがあった。対話、言葉、そしてそれらから形成される自己の魂たるPABと言う設定のためには不可欠なプロセスなんだろうけど。
火星人がPABに依存する様子は現代のスマホやSNSそのもので、30年近く前からこうした未来を予測していたのかなと。この作者は他の作品でも予言めいたことを書いてて先見の明が鋭すぎて少し怖い。
Posted by ブクログ
まずどうでもいいことから。
登場人物の名前が難読というか、何人かの読み方がなかなか覚えられず、何度も前に戻った。三部作の1作目もそうだったかな。
筋立て・設定は面白いし、一つ間違えばこれに近いことは将来起こりうる気もする。
釈然としない部分も残るし(なんで日本人しか出てこないのか?とか、競合企業はなかったのか?とか)小説としてもう少し練れたものにできたのではとも思うけど、それは大した問題ではないという気にさせる、テーマの大きさ。
自己とは何か。
言語によって育てられていく、副脳としてのPAB。それとの会話で顕在化する、疑似的な自己との対話。それを宗教に近い次元にまで推し進めること。創始者の意図から離れて暴走する、させる人達の存在。
重いテーマに正面から取り組んだSFと思う。
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小説・文芸
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