神林長平のレビュー一覧

  • ライトジーンの遺産

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    ネタバレ

    臓器崩壊現象が多発する未来では人工臓器が主流。オール人工人造人間の主人公は感応力的な超能力でその日暮らしをしていた!…というハードボイルドホームドラマ。

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    2011年12月17日
  • 今宵、銀河を杯にして

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    「飲んではハイに/醒めては灰に/飲もうぜ/今夜/銀河を杯にして」…ということで、タイトルの「杯」は「さかずき」ではなく、「はい」。タイトルからしてすでにダジャレ風味だが、内容も惑星ドーピアで戦う地球軍の戦車“マヘル-シャラル-ハシ-バズ”とお気楽一等兵&二等兵+自称天才新人少尉を中心にごくごく軽いノリで転がって行く戦争SF。とは言え、機械と人間をめぐるテーマそのものは非常に神林作品らしいもの。「雪風」は無機物らしく冷え冷えとした意識を持つ機械が登場する作品だが、こちらでは同じように意識を持つにしても、もっと情緒的な、有機的な“生命”の感じられる機械が登場する。
    軍を脱走して野生化したコンピュー

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    2011年10月17日
  • プリズム

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    冒頭にある通り「あなたがいて わたしがいる」話だ。
    その言葉の意味するところは、本書を読め、その言葉通りの話だ。

    タイトル通り、多面体な話。
    それぞれ独立した世界が少しづつ位相を変えて展開し、それらが全てでひとつの世界を成している。
    ハイ・ファンタジーかつハードSF。

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    2011年09月26日
  • 宇宙探査機 迷惑一番

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    読んだのは光文社版。多元平行宇宙横断探査機の、本体そのものではなく言語発生機であるところの、名づけて「迷惑一番」と呼ばれるもの。機械でありながら非常に脳天気な彼が多元平行宇宙を飛び回り言語記述していく物語と、彼の物語に巻き込まれた(と言える)脳天気な宇宙戦闘機パイロットたちの物語が、ごくごく軽いテンポで描かれる。よく考えたらシリアスな状況でありシリアスな設定なのに、“脳天気”をキーワードに軽く描かれているのが、しょーもなく楽しい。何より「迷惑一番」が可愛らしくて読んでいて気が抜ける(笑)。
    言語発生機が編み出す言葉が現実を作る、というのはいかにも神林的な目線だが、そこに加えて、各多元平行宇宙に

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    2011年09月14日
  • 言壺

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    これが「小説SF」(SF小説ではなく)の走りなのかな?
    言葉の自己産出性に対する高いチュートリアル性。
    自分でも何か書きたくなってくる気持ち。

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    2011年08月07日
  • 小指の先の天使

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    読むのに長くかかっちゃった;

    近未来の世界のお話で短編集?とは言わないのかな。
    一つ一つのお話はつながってないけど、みんな世界観は似たような感じです。
    私もいろいろ考えるタイプだからこういう表現は変かもしれないけど、思春期っぽい感じがする本でした。

    表紙のイラストの通り猫が出てくるのですが、そのお話は猫を飼っている私には途中までドキドキの展開で;;

    少し切なくなるような内容のお話が多く、冒険したいなあとわくわくしながら読んだので3つにさせていただきました。

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    2011年06月23日
  • 言葉使い師

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    神林長平、第二短編集。「スフィンクス・マシン」「愛娘」「美食」と、前半三篇はどれもじわじわと怖い話で、後味が悪いというか、読後もかなりダメージが残る。後半三篇も怖いと言えば怖いのだが、神林作品らしい“夢”のような雰囲気を持ったSFで、個人的にはこちらのタイプの作品の方が好み。特に、表題作「言葉使い師」は、二人称小説というスタイルの珍しさがまず印象的で、かつその二人称スタイルが腑に落ちるラストがとてもいい。
    そして、どの作品でも非常に独特なSF的世界設定が敷かれているが、そのどれもが読んでいる内に違和感がなくなる自然な描かれ方で、いつものことながら凄いSF作家だなあと感じ入る。どの世界も、我々が

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    2011年06月06日
  • 蒼いくちづけ

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    テレパスと普通人が月と地球に住んでる設定のSF。強い殺意を持ったまま死んだテレパスが、付近住民に迷惑かける話。
    ラストがどうなるのかと期待していたが、なんか青春ドラマのような終わらせ方に、ちょっと唖然。

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    2011年04月28日
  • 七胴落とし

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    これはトップをねらえ2!の元ネタだと思う。
    SF初心者にはあんまりおすすめしないけど中身はさすが
    神林長平。

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    2011年01月31日
  • 永久帰還装置

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    神林長平、読むたびに思うけど・・・難しい~~。
    世界の存在はかくも不安定なものなのか。

    とりあえず、自分が何者であるか証明することは難しい、ということは
    良く分かった。
    確かに、発行された証明書自体が意味をなさない場所では、
    「この証明書がありますから!」といったところで
    意味はないもの。

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    2010年11月16日
  • 魂の駆動体

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    神林長平を語る上でのひとつのキーワードが「ことば」であるなら、
    もうひとつは「人と機械」である。

    ただし、今までの機械は主張する機械であった。
    「魂」を持った機械であった。
    今回は違う。「魂」をゆさぶる機械だ。

    私自身は、あまり「クルマ」という機械に
    詳しくないので、テクニカルな面でややくどいという感想もあるが
    「ことば」へのこだわりが少ない分、読みやすく、
    神林長平の違った面も見れた気がする。

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    2021年02月20日
  • 言葉使い師

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    夢と現実が入り混じる物語の短編集。何が悪かったのか、どうすればよかったのか、無言の問いかけと突きつけられる現実の鋭さに愕然となります。
    お勧めなのは表題作「言葉使い師」と、「イルカの森」、「甘やかな月の錆」ですね。

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    2010年08月15日
  • 帝王の殻

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    今は無き、河合隼雄先生が、「クマのぬいぐるみなどに話しかけるという行為は、自分自信と対話することと同じである」とかなんとか書いてらっしゃったのを思い出した。

    自分と対話の為の媒体は、クマのぬいぐるみぐらいが丁度いい・・・って話。

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    2010年07月05日
  • 敵は海賊・正義の眼

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    これが出た時には、久々の「敵は海賊」シリーズが出た!と喜びました。
    海賊課コンビ達が出てくるのは嬉しかったけれど、ちょっと物足りなかったのが残念です。

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    2010年05月29日
  • 狐と踊れ〔新版〕

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     神林長平さんの初期のSF短編集。
     SFと呼ぶべきなのか疑問の残るものもが多いですが、不思議な物語が満載です。

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    2010年05月26日
  • 敵は海賊・海賊課の一日

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    「敵は海賊」は設定のカッチリさがコメディタッチの話のスラップスティックさを収めてしまう力強さがあって好きですよー。

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    2010年05月26日
  • 敵は海賊・短篇版

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    著者曰く、「等身大の敵は海賊世界」が描かれた短篇集。

    と同時に、神林ファンにとっては嬉しい「戦闘妖精・雪風」シリーズの世界とコラボレーションした作品も収録。


    小粒だけどピリッと深みのある味を醸し出した作品をお楽しみください。

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    2010年03月09日
  • ルナティカン

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    月面都市の大企業LAP社は、自社製アンドロイドの両親に人間の少年を養育させる実験を行なっていた。
    すごいもうなんか鬱々としたお話です。もう一度読もうという気にはなりませんでした。

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    2010年01月31日
  • 膚の下(上)

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    途中まではかなり面白く読んでいたけれど、後半つらかったです。
    理解できなかっただけかもしれません。

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    2009年11月02日
  • 敵は海賊・短篇版

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    短編4本中、2本が既読。がっくり。
    ただし、若い頃のにくいあんちくしょうが読めたので満足。
    でも、アプロ分が足りない。
    猫型異星人!

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    2009年10月21日