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Posted by ブクログ
ほとんどのエンタメ作品はその当時の流行に引きずられており、時の風化によって価値を減じていく。著者の「敵は海賊」シリーズを雪風の前に読んだが今読むとキツイものがあった。しかし雪風は今や輝きを増しているように思える。
AIの発展した今日こそ「人は必要なのか」ということはリアリティを持ち、むしろ今こそ読まれるべき小説となっている。
「フェアリィ・冬」は辛い仕事をする男の話だが、彼の仕事が機械に代わられれば、働き先を失ってしまいもっとひどい境遇に陥るのだ。そして本作の中でその決定をするのは機械そのものであり人間の必要性が問われている。
人間は何のために闘っているのか。自分が愛する雪風のために闘っていた深井中尉だが愛機は無人機となってしまう。
仕事と機械というあまりに切実な現代的テーマでも読める傑作である。次作も読みたい。
Posted by ブクログ
元々SFは好きなジャンルの一つでしたが、小説でSFは読んだことがなかったので、これが初めて手に取ったSF小説でした。
普段小説は殆ど読まず、漫画ばかりでしたが(理由あって小説を読むのがずっと苦痛でした)最近手に取ったこの作品が小説を読むことの楽しさを教えてくれました。
ただでさえSF小説は難解な描写が多く人を選ぶのだと思いますが、この作品は特に人を選ぶものだと思います。
ただ、合う人にはとことん合うと思いました。
私は読んでいて終始鳥肌が立ちました。
今までも好きな漫画は繰り返し何度も読み返したりしたことはありましたが、小説で繰り返し読み返したい、続編も買って読みたいと思ったのは今のところこれが初めてです。
「面白かった」とか「よかった」などという言葉では言い表せられないような、鳥肌の立つ凄い作品でした。
とても素晴らしい作品に出会えてよかったです。
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小説・文芸
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