【感想・ネタバレ】完璧な涙のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

泣くことは恥ずかしいことだろうか、獰猛さはただ野蛮なのだろうか?
泣くことも獰猛さもない無感情な少年が少女と出会い急転直下の状況に翻弄される作品。
社会性の途絶、個集相互の干渉。感情は関係性から来るのか?個が先天として持つのか?
目薬の涙と共に無くしたものは大きく、そして目から流れる涙を少年は得られたのだろうか。
完璧な涙を私たちも流せるようにありたい。

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2010年07月02日

Posted by ブクログ

生まれてから一度も、怒ったり喜んだり悲しんだりしたことのない少年、本海宥現。家族との感情の絆を持たない宥現は発砲事件にをきっかけとして、砂漠の旅に出た。
何かグロテスクな話でした、何か読み終わったあとも後味があんまりよろしくなかったです。人には勧めにくいかもしれません。

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2010年01月31日

Posted by ブクログ

借本。
「あぁSF読んでる〜」と感じました。
内容が、濃いです。
最後にくる爽快感、これは、かなりおすすめです。

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2010年08月31日

Posted by ブクログ

短編集。愛も不条理も哲学も何もかも詰まってる。傑作。凄く好き。
桜坂洋『ALL YOU NEED IS KILL』にはまったひとは是非合わせて。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

感情を持たない少年の話。感情移入しにくいかなと思ったけど最後はどっぷりはまってしまいました。淡々としてるのがいい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

生まれつき喜怒哀楽のあらゆる感情を持たない少年・宥現。

現実社会に適応できない彼が、旅賊の女性・魔姫と出会い……。

目覚めた戦闘機械との闘いが始まる。


未来と過去とが錯綜する不思議な世界でおきる宥現と殺戮機械との終わりなき戦いと魔姫との邂逅。

緊迫した状況の中、宥現の感情は揺さぶられ……。

完璧の涙!!あなたも体験してください!!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 ぐっときた…ところを描くとネタバレになってしまうかな。だけど自分が読んだ神林作品の中ではかなりおすすめです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

NHK青春ラジオドラマが良かったので、原作に手を伸ばしたのが全ての始まり。SFしているんだけど、考えるとちょっとロマンティックな事になっている。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

感情を持たない少年と、完璧な機械の対決……だけでは片付けられない、時間や空間の交差する物語。ラストはとても感動です。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

久々に読み返したがやはりイイ。SF属性のない人にはちょっときついかもしれないけれど、スケールの大きさ、読む者の首根っこを捕まえて離さないストーリーとが、繊細な文体で綴られていて、このバランス感覚がたまらない。
ハードな物語の中にナイーブさが見え隠れするというのは、神林の持ち味ですね。切なくもさわやかなラストシーンには思わず私も涙が……。神林作品では文句なしの一推し。ぜひとも読んでほしいオススメの一作。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

感情がない男が時空を超えて危険な目にあいまくる。 女と共に行動する。 時空を彷徨うなか、唯一現実味を感じられるのは戦車につきまとわれる時。 未来から過去を破壊しにやってきた三頭身の銀妖子。

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2009年10月14日

Posted by ブクログ

~た。~た。~た。で終わる文面は
この物語が純然たる事実であるような
厳然たるリアリティを抱かせる。

感情を持たない男と
無自覚に死を超越した女、
殺戮を徹底的に追求した戦車。

砂上の楼閣のような世界で
男は生を求め、
魔姫を求め、
感情を求め、
時間軸と感情軸を絡め込んだ
スケールの大きな追いかけっこ。

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2014年09月30日

Posted by ブクログ

思考機械を書かせたらこの人の右に出る人はいないだろう。その描写の中でも、この作品の”それ”は飛びぬけている。
その他の部分は、はっきりいって自分には理解不能である。作品世界の構造をつかむことができなかった。そういうところが、この人の作品の難しいところだと思う。

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2013年11月17日

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