感情タグBEST3
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神林作品繋がりで。何年ぶりかの敵は海賊シリーズ。
すっかりコメディー路線になってますが・・・自分の仕事もシリアスな設定のはずなんだけどこんなユーモアをもって臨めないか真剣に悩む今日この頃。もう一回最初から通しで読んでみようかな。
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タイトルどおり、短篇版。
神林節は健在、久々だったので純粋に楽しかったです。
「我が名はジュティ、文句あるか」が一番好きッスね。
女は強いよ。
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「敵は海賊」「我が名はジュティ、文句あるか」「ヨウ冥の神」「被書空間」の四本が収録されている。
「ヨウ冥の神」は書き下ろしで、他は過去の作品だけど、いままでの文庫に収録されていたのは「敵は海賊」だけなので、まとまった形で読めるのは嬉しい。
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神林長平をご存じか。ワタシは大いに買う。「敵は海賊」シリーズは神林長平の連作(?)長編として、エッジの立った作品世界に目眩く思いがするが、この短編版ではご存じの主人公3人(?!)組の活躍がエンタテインメント寄りに楽しめると思う。
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敵は海賊シリーズ初の短編集。うち書き下ろしは一遍。とはいっても、SFマガジン購読していないのでほとんどが初見でした。前回の正義の眼とは違い、ちゃんと敵は海賊している内容でした。
ヨウメイがフリーザーとクラーラを手に入れる短編「ヨウ冥の神」が印象的。ヨウメイにも人間らしい時があったんだなぁ、と。まあ、当然と言えば当然なんですけども。
雪風とのクロスオーバーにあたる「被書空間」が収録されているのは、丁度雪風最新作が出たからでしょうか。なんとなく、短編というよりは楽屋裏ネタ的な、宣伝的な内容っぽい印象を受けました。
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一本目の『敵は海賊』は『狐と踊れ』で読んでいたのですが、あとは読んだことがなかったので嬉しい一品。馴染みの一人と一匹と一艦は出て来ず、ヨウメイも名前だけの登場でしたが、『わが名はジュティ、文句あるか』が一番好きでした。
最後がいいですね、『生き残るのは、つねに女なのだ。文句あるか。』
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ラジェンドラ……別の世界のものを簡単に捕獲するなよ。
この作品集の一つ目では思いっきり地味だった癖して (゚∀゚)
一作目は原型だからいいけど、それ以外は長編読んでないと分かりません。
ということで(どういうことでだ?)、「フムン」と思った作品集。
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点数は、?冥の若いころの話がでてくるのと戦闘妖精雪風のオマケがあるので少し甘めに。短編ということでいつもと比べて、ラテルやアプロの動きがもの足りない感じがします。このシリーズ笑いのつぼにはまると吹き出すことがあり、電車で読むのは気をつけなければならないのですが、今回笑いは少ないです。
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知性について意識について神について存在について、あらためて考えるというのは頭をごしごし洗われるような感覚ですごく楽しいのですよ。雪風とのコラボまで!「被書空間」って言葉がいいですよね。それぞれの「書(本)」の世界が被ってる空間なんですよ!
アプロにかかっては雪風世界がちっちゃく見えてしまうんですけど…。
雪風の新作も早く読まなきゃ。
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今回は然程待たなかったなあと思いつつ、数年。10年よりはマシか……ラテルが大好きなんでラテル単品の短編が無かったのが残念。『狐と踊れ』はちゃんと持っているし。マーゴが出てきたのは少し意外だった。そして『グッドラック雪風』を放置して何年だと溜息を吐く。いや、内容大分忘れているから前作から読まねばなあと思ってそれきり……
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敵は海賊の短編集。
読みやすく、面白く。
純粋に新作は「ヨウメイの神」だけかな?
クラーラとフリーザがどこから来たのかも含め、ヨウメイがヨウメイとなった経緯がヨウメイの口から語られています。
といか、よく短編にまとめたものだ。
それ以外の短編は既出。
個人的には「雪風」との競演である「被書空間」が好きです。
「雪風」だけ読んでて「敵は海賊」を読んでない人に、この短編がどう思われるのかはちょっと興味がある。
# 自分は雪風も読んじゃってるのでね。。。
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SF。短編集。
「敵は海賊」は『狐と踊れ』で既読のためスルー。良作です。
「わが名はジュディ、文句あるか」
宇宙船での怪奇現象。パワフルな作品。主人公のキャラが良い。インパクトがあり、雰囲気もしっかり伝わるナイスタイトル。
「匋冥の神」
冒険もの。匋冥というキャラが良く分からない。これはシリーズをある程度読んでからのほうが良かったか?
「秘書空間」
雪風が登場!アプロが登場すると急にコミカルになるな…。
「わが名はジュディ、文句あるか」がベスト。
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新書購入
SF。ファンタジー。
海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。そしてラジェンドラ。
今回は短編集。
海賊のジュディが主人公なものが、印象深かった。
母と娘の確執で、娘の夫が犠牲になるというのが深淵。
でも・・・この罠、わかる。
この、いやらしさ。
そう、母から降ってくる悪意の中には、こんな砂糖に包み込まれた毒ってあると思う。
にしても、マエストロ・シック・・・。
てっきり、ヨウメイが暇つぶしに化けて乗り込んでいるのかと思ったのに。
意味ありげだったのに。
・・・お馬鹿さんなだけなのか。
よくわかんない男だったな。
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実は敵は海賊シリーズを最初に読んだのはこの巻の最後に収録されている被書空間でした。その頃はSFマガジンに掲載された短編を各年ごとに編纂した短編集が出版されてたんですよね。あのシリーズよかったよなあ…。そのシリーズで梶尾さんも知ったし、読んだことのなかった作家を色々と知りました。言ってみれば今創元から出ている虚構空間シリーズみたいなものでしょうかね?
その当時は登場人物の活きの良さと掛け合いの面白さ、わかりやすさに反比例する精神世界、異世界に引きずり込まれる不確定さに自分の意識が付いて行けずなんだろうこの作品…と思ったのでした。
今でもこの方の書かれる精神世界のあり方や異世界・非物質世界と物質世界の融合についていけなくなる時はあるんですが…。
シリーズの主要なキャラが色々出てきて盛りだくさん。そしていつもよりは確かに等身大であまり破天荒ではない感じです。(アプロは例外ですが。もちろん。どんな例でも例外は存在するって言うイイ見本だよなあ本当に)それにしても確かにアプロが何とかしてくれるシリーズですね。アプロがやられるなんて想像できないや。本当の意味でこのシリーズの最大の敵は黒猫を敵にまわしたら終わりってことなのかもしれない。面白かったです。
Posted by ブクログ
著者曰く、「等身大の敵は海賊世界」が描かれた短篇集。
と同時に、神林ファンにとっては嬉しい「戦闘妖精・雪風」シリーズの世界とコラボレーションした作品も収録。
小粒だけどピリッと深みのある味を醸し出した作品をお楽しみください。