神林長平のレビュー一覧

  • インサイト 戦闘妖精・雪風

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    異星体ジャムとの戦闘を描いた作品。
    シリーズ5作目にして人間らしさが最も際立つ作品だなって思いました!
    早く続きが見たい!!

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    2025年03月25日
  • 敵は海賊・海賊版 DEHUMANIZE

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    物語は、著述支援AIを利用して執筆していたつもりが、気づかぬ間にAIによって書かれたものになり変わっていた、という語り手の宣言から始まる。

    この、AIを利用しているつもりが、いつの間にかAIに取り込まれてしまっていた、みたいな神林長平の小説でしばしば見るこの設定を最初に開陳されて、どういう話になるのかいきなり身構えることになったのだが、話の内容としては、一言でいえばドタバタ劇っぽい感じだ。

    王女を探す侍女シャルと、シャルに王女探しを依頼された大海賊・匋 (ヨウ) 冥、海賊を追うラテルとアプロの海賊課刑事コンビを中心に物語が展開されていく。
    ユーモラスな展開に毒気を抜かれながらも、章立てがopen level ~ break in level と表現されていたり、登場人物が数値データとして定義されていたりと、AI仕立てになっていて、どのように話に絡んでいくのかドキドキさせられながらも、後半の展開でその期待を裏切らない。タイトルの『海賊版』ってそういうことかァ~~ってなった。

    話も面白かったけれど、キャラクターも好きだな。特に黒猫”型”刑事のアプロ。読んでいる間、頭のなかで、アプロがそれはもう動く動く。ねこの造形がはっきりイメージしやすいからだろうか。首につけたインタセプターで敵を攻撃するときとか、ジャンプしつつ、前脚を首元に縮めながら、からだをくの字に曲げてレーザービームを発射しているアプロの姿がありありと思い浮かんだ。ていうか口の悪い喋る黒猫ってかわいいな。それだけで好きかも。

    面白い小説でした。

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    2023年12月01日
  • 魂の駆動体

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    たまにSF読むと面白い。自動車とクルマの区別としての精神論みたいなお話。SFは男性作家の方が好きかも。

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    2022年11月25日
  • 敵は海賊・海賊版 DEHUMANIZE

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    久しぶりに読み直しました。
    SFの世界観、物語の展開、戦闘シーン、どこをとっても面白く引き込まれる作品。
    戦闘・友情・恋愛、さまざまな要素を含みながらテンポ良く展開する物語は圧巻です。
    ラストの終わり方も綺麗、匋冥らしい締め方も面白かったです。

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    2022年10月02日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    愛蔵版購入したので処分。
    なお、文庫版の以下の作者のコメントや解説は愛蔵版には収録されていない。
    雪風(改)によせて 神林長平
    人間的/非人間的 石堂藍
    ジャムはそこにいる 冬樹蛉

    神林長平が上述のコメントでいう「付け加えられる新たな物語に対応できるようにするための、ごく小さな修正」ってどこなんでしょう?

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    2022年07月25日
  • 魂の駆動体

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    神林作品の中で一番好きな、って前にも書いた記憶が…
    やっぱりこれかな。人間の欲求なんて、究極に突き詰めるとこうなるという作者のメッセージに共感。

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    2022年05月17日
  • 膚の下(下)

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    ネタバレ

    時間を置いて何度も読み返したい本です。

    生きるとは、理想とは、人間がとても愚かにそしてか弱く思えました。

    サンクが楽しい人生を過ごしたことを願います。

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    2022年02月07日
  • あなたの魂に安らぎあれ

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    ネタバレ

    「人生は夢のなかで夢を夢みる夢」

    完全食とは良く言ったものだと感じました。
    三部作ということなので、
    続編が楽しみです。

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    2022年01月28日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    元々SFは好きなジャンルの一つでしたが、小説でSFは読んだことがなかったので、これが初めて手に取ったSF小説でした。

    普段小説は殆ど読まず、漫画ばかりでしたが(理由あって小説を読むのがずっと苦痛でした)最近手に取ったこの作品が小説を読むことの楽しさを教えてくれました。

    ただでさえSF小説は難解な描写が多く人を選ぶのだと思いますが、この作品は特に人を選ぶものだと思います。
    ただ、合う人にはとことん合うと思いました。
    私は読んでいて終始鳥肌が立ちました。
    今までも好きな漫画は繰り返し何度も読み返したりしたことはありましたが、小説で繰り返し読み返したい、続編も買って読みたいと思ったのは今のところこれが初めてです。

    「面白かった」とか「よかった」などという言葉では言い表せられないような、鳥肌の立つ凄い作品でした。
    とても素晴らしい作品に出会えてよかったです。

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    2021年08月07日
  • アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

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    凄いのひと言。好きそうな人をイメージできる作品なので好きそうな人に勧めたいシリーズですね(笑)大変な力作で快作です。

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    2021年02月04日
  • 戦闘妖精・雪風(改)

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    SFは時折手にすると本当にいい読書体験をさせてくれます。これに馴れてしまいたくないので意識的に時折に評判のいいやつを読むんですがこれも凄かったな。連作短篇集みたいな感じだけど読みやすかった。続編のグッドラックも素晴しいので是非!

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    2020年12月22日
  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

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    最高!
    人間ってなんだろう、存在ってなんだろう。解説にもあったけど、レムの小説と主題は似ている。
    将棋でAIに勝てなくなった今、棋士は必要か。みたいな話。(違う)

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    2020年03月23日
  • 膚の下(下)

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    ネタバレ

    シビレました。

    バリバリにハードな設定の中、生きるとは、生命とは、信頼とは、友情とは、理想とは、、、といった古典的・普遍的なテーマを、真剣に語り合い思い悩む主人公達。
    アートルーパーが誕生から5年と若いこと、そして命がけの状況がなければ、おそらく気恥ずかしさが勝るほどに真剣で、対する人間同士の駆け引きややりとりの姑息さが際立つ。

    改めて「あなたの魂に安らぎあれ」と「帝王の殻」を読み返すと、感動というのか、形容し難い圧倒的な感情の波に襲われて、ちょっとどうしていいか判らない感じ。

    こうして理想は実を結んだ。
    彼らのことを覚えている人達が、彼らの心血を注いだ新しい世界の時間を進めていく。

    いやほんと、素晴らしかった。

    でもほんと、いつもながら名前読みにくいねー(笑)。

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    2020年03月14日
  • 魂の駆動体

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    ネタバレ

     物を創る分野に関わるうちに、自分と、ひいては人間の能力の限界を実感し、ある種悟りの境地に達したのだ––––と言えばおおげさかもしれないが、それは現実世界のなかで自分がどこに位置するのか、自分の立場というものを明確に得るということだ。創造してきた者の自信と言えるかもしれない。世界そのものは変えられないにしても、世界観は自分の意識でどのようにも変化する、そもそも世界とはそういうものなのだと、子安は信じているようだ。世界観は自分で創るものであり、創ることができる、という自信があればこそに違いない。
     私は役所でずっと事務職に関わってきて、なんの創造もしてもなかった。だがそれがどうしたと子安なら言うに違いない。どんな境遇でも創造行為は可能だ、と。私はただやらなかっただけなのだ。
     同じ仕事をしていてもそこに創造の喜びを得る者もいれば、そうでない人間もいるだろうから感受性の問題なのだろう。仕事上で難しいのなら趣味でやればいいのだ。私の父がそうだった。子安の父親のリンゴ作りもそうなのだ。ヒトはなにかを創らずにはいられなくて、それができないとき、人は病気になる。
    「人間モ飛行機トイウモノヲ創ッタ。物ヲ運ビタイカラデハナイ、タダ飛ビタカッタノダ」
     意識とは、かつて経験したことのない、まったく新しい事態に直面したときに、それに対処するための手順を自分で生成する能力だろう、とキリアはアンドロイドギアとの生活で、そう思うようになっていた。つまり意識というのは、用意されていないルーチン・プログラムを新たに自分で創り出す能力なのだ。ルールを創造する能力であり、想像力は意識から生まれる。人間が、物や道徳や社会を創り出してきたのは、意識というものが備わっていたからだ。いまのアンドロイドギアには、その能力がない。

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    2020年03月08日
  • 敵は海賊・正義の眼

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     聖なる悪と
     純なる悪の
     俗なる闘い

    ひさしぶりに敵は海賊を読んで、もう一度最初のシリーズから読み返したくなった

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    2020年03月04日
  • 今宵、銀河を杯にして

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     飲んではハイに
     醒めては灰に
     飲もうで
     今宵
     銀河を杯にして


    最後の文章
    「三人に感謝して、今夜はわたしが奢ろう」
    の読後感のすがすがしさが素晴らしい

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    2020年01月15日
  • 先をゆくもの達

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    ジェンダーSF?と思ったりもしたけど、いつもの神林であり、タイトル通りその先にいく意気込みを感じました。

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    2020年01月05日
  • 膚の下(下)

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    マギラ少佐を漢字で書くと、間明少佐になるのだが「ま」は読めても明るいで「ギラ」になるのは明るくてギラギラしているからなのか、凄い読み方だ。
     それはそうとして、「慧慈、また来るからね。」は素晴らしい終わり方だ。

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    2019年12月21日
  • あなたの魂に安らぎあれ

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    雪風と敵は海賊しか読んでいなくて積読していた神林長平を読みはじめ、プリズムはなかなか難しいと思っていたらこれは面白い!良かったこれで次に進める

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    2019年12月10日
  • 敵は海賊・短篇版

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    神林作品繋がりで。何年ぶりかの敵は海賊シリーズ。
    すっかりコメディー路線になってますが・・・自分の仕事もシリアスな設定のはずなんだけどこんなユーモアをもって臨めないか真剣に悩む今日この頃。もう一回最初から通しで読んでみようかな。

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    2019年12月01日