ヘルマン・ヘッセのレビュー一覧

  • 車輪の下

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    再読/ヘルマンヘッセは1946年ノーベル文学賞受賞。20世紀前半のドイツ文学を代表する作家である。1962年85歳没。1906年『車輪の下』は日本で最も有名なヘッセ作品であり、周囲の期待を一身に背負った少年の希望と挫折を描いた小説である。このお話しのラストが予想の斜め上をいく、突然の幕引きに驚いた。

    受験戦争で精神的に疲弊した若者たちが世にあふれ、状況を改善しようと2002年度から「ゆとり教育」が実施された。結果は学力低下と学校外での学習格差が問題視されることになり、2010年度で終了する運びとなる。受験戦争を勝ち抜くことは手段にすぎず、目的を見失えば人生は味気ない。

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    2026年04月19日
  • デミアン

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    ヘッセは教科書で見た事あったから、もっと軽い本やと思ってた。
    運命が、アプラクサスとかデミアンの母を通してて描かれてる?から解釈しながら読むんむずかった
    でもめっちゃ面白い
    情景描写とかが少なくて読み進めにくかった

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    2026年03月17日
  • デミアン

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    ネタバレ

    善と悪の世界に分けられた視点と、何が悪で善なのか考えさせられる作品。社会的・宗教的批判がかなり多いので、当時の情勢を知っていると楽しめるかもしれない。

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    2026年03月12日
  • シッダールタ

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    わからない表現が多かったが最終章(ゴーヴィンダ)にきて何となく理解できたような気がする。世代によってこの本の評価は変わってくるだろう。僕らのシルバー世代には多くかんじるところがある。しばらくしたら読み返せばもうちょっと理解できそう。
     河がキーワードかな。息子が離れて行くことを赦したところは圧巻だった。

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    2026年01月17日
  • シッダールタ

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    素敵な読書体験だった…!
    短いのでサクッと読めるし、仏教に興味がある人への入門にもなると思う。

    ヘッセがインド思想の研究をしていたことは知らなかったけど、解説にあるヘッセの言葉「体験していないことは書けない」にこの本の全てのエッセンスが詰まっているような気がした。

    シッダールタの目線で世界を見つめるようになりたいなー

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    2026年01月15日
  • 春の嵐

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    ネタバレ

    老齢と青春の対比を不具の主人公クーンと名望な音楽家ムオトがゲルトルートを愛し合う構図で友情を育みながら表している。
    しかしクーンも心底老齢のような性格をしている訳ではなく、もともとはムオトのような傲慢で自信家なエゴイストだったが不具になったことで自信を失い内省的で控えめにならざるを得なかっただけなため、ゲルトルートの幸福を思い引き下がるも内心は自害を試みるなど外面と内面の乖離がおこってておもしろい。結局、女性をぶつようなムオトにゲルトルートは惹かれてしまい結婚した。クーンに自己投影してたので急に寝盗られて脳破壊された。しかしムオトとゲルトルートは熱狂的になった時だけ合うのであり、通常の落ち着い

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    2026年03月06日
  • クヌルプ

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    20世紀ドイツの作家ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)の小説。1915年。

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    主人公クヌルプが昔の友人知人から尋ねられたように、私も「かつてのあなたがなぜいまは」と不躾な糾問に答えを濁して振り払ったことが何度もある。もちろんクヌルプのように落魄するほど振り切った生き方ができるわけもなく、傍から見れば私の生活もそこそこの形にはなっているのかもしれないが、それでも「ここは本当に自分の場所だろうか」「自分にはどこか別の場所があるのではないか」という「ここではない」不全感にずっと憑きまとわれて今日まで来ている。そしてそれを、臆病さだとか完璧主義だとか不寛容だとか、自分のパーソナリティに帰責

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    2026年01月01日
  • シッダールタ

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    とても難しい+仏教と言うものをあまり理解していないので中々読むのが大変だったのですが、やっぱり体験した先にあるのが経験なり知識になるんだな。

    すべてを体験した末の悟りか…?

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    2025年12月18日
  • 車輪の下

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    『新潮文庫の100冊』より。

    子供への期待から生じる大人の無理解と利己主義に抑圧されながらも、自己を取り戻そうと必死にもがく青年ハンスの物語。

    ドイツののどかな田舎の情景と、少年期から青年期に移り変わる多感な心情の対比が痛々しいほど美しい。

    本書に登場する大人の無遠慮な期待と過度な干渉は、子供のいる自分にとって身をつまされる思いだった。
    これから成長していく子供を車輪で押し潰すことがないよう気をつけなければ。
    若い時に読んでいたら今とは違う感想を抱けたかもしれないので、もっと早くに出会いたかった作品。

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    2025年12月05日
  • 車輪の下

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    ヘルマン・ヘッセの代表作。街一番の秀才・ハンス=ギーベンラート(14)は、難関試験に2番の成績で合格するほどの実力者だった。周囲の期待に推され、親元を離れて勉強に励むが、 進学先で出会った友との交流、同級生の死などを通して、彼は徐々に少年から大人へと変化していく。特に、親友ハイルナーとの出会いは、彼の運命を大きく変えた。ハイルナーは詩が好きで自由奔放な少年であり、教員たちの間では問題児として有名であった。ハイルナーと交際する中で、ハンスは徐々に今までの勉強に興味を失っていく。ハイルナーの退学を機に、彼と親交の深かったハンスは教員たちから疎まれるようになる。そしてハンスは心身のバランスを崩し、故

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    2025年11月01日
  • 車輪の下

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    全七章に亘って、ハンス・ギーベンラートの柔く脆い青年期を綴る。

    周囲より少し勉強ができてしまったために過度な期待を背負い、踏ん張りが利かなくなったったとき雪崩のようにすべてがうまくゆかなくなる。

    冷たく静かに川を流れるハンス。
    吐き気も恥も悩みも取り去られた、ハンス。

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    2025年09月18日
  • 春の嵐

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    たまたまトニオグレーゲル、ヴェニスに死すを読んだ後にまた芸術家をテーマにした作品。ストーリーがどうと言ったことはないけれど、たっぷりと情景、心理描写を丁寧に描いてるのはせかせかした現代の作品にはない次元を感じます。こう言った作品を読むと、立ち止まる時間ができて嬉しい。

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    2025年09月05日
  • 車輪の下

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    神童の主人公が来る日も来る日も勉強を重ねて、合格した先にあるのもまた勉強を重ねる日々。自分がやりたいなと思ったことを心の中にしまい、やるべきことや求められていることに注力していく中で出会う、愛情や死の形、暴力や非行の形は彼の人生の中で「自分とはどのような存在であるのだろうか、何者であるのだろうか」という問い直しを与える。
    最後の方に彼が語る神童であったのに気づけば周りから遅れていたというところはどのような形であれ、色々な読み手の人生の思い直しにも一石を捧げるものであると感じた。
    働く喜び、人の役に立つ喜び、人を愛する喜び、最終に近づくほどに彼の中に少しずつ湧き立った感情は心の底から生まれた自分

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    2025年07月24日
  • 車輪の下

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    『車輪の下』。中学時代からずっと本棚に並んでいたのに手にとらなかったヘッセの小説。
    私も、「受験戦争」という言葉や「偏差値」という言葉が世間を騒がせていた時代に青少年時代を過ごした。片田舎で育ち、中学、高校、大学受験を経験したからハンスの境遇には少し近い。都会への憧れはあったものの自然の中で育った環境や思い出を否定することはなかった。
    主人公ハンスは、周囲の期待を一身に背負い、神学校というエリート養成機関で過酷な競争にさらされ、精神的に追い詰められていった。学校を追われた友の影響を受け、成績も心も落ちていった。
    エリート意識の揺らぎが思春期の揺れと重なり、繊細なハンスはどんどん病んでいく。

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    2025年07月04日
  • デミアン

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    裕福で光しかない世界に産まれた少年が密かに闇に憧れを抱く。嘘の悪さ自慢をしたらシンクレールに脅されて1時不幸に陥ったが転校生の年長者で神学校にいながらも聖書の内容を先生が教えるものと反した解釈をする不思議なデミアンに救われた。その後主人公はデミアンに惹かれっぱなしだったがある日デミアンが思考の深みに入った時から話さなくなり高校生になった。高校生になってから主人公は酒を飲んだり途中デミアンと出会ったもずっと堕落していたが途中自分にとって神と言えるような少女を見つけ絵を描き神と名付けピアノ奏者に出会い別れてからまた元に戻った。その頃にデミアンと再開し、デミアンの母と出会えた。母は主人公が信仰してた

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    2025年05月29日
  • シッダールタ

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    難解な文章で書かれているのかなと思ったら、とても読みやすいの翻訳で、逆に驚いた。翻訳者の高橋健二さんが凄いんだろうとなと本文とは違うところで感心してしまった。仏陀になるべく修行するシッダールタであったが、愛に溺れて酒に溺れて金儲けに走り、やがては自ら命を断とうとする展開に驚いた。仏教には詳しくないので、最後に川を人生に例えて悟りを拓くかのような展開。一度で理解できなかったので、また読もうと思う。

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    2025年04月19日
  • 車輪の下で

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    ハンス。少年。繊細。秀才。小さな町で一番の神童。神学校に入り、自由奔放で怠け者の友人(ヘルマン)ができると、次第に勉学から遠ざかっていく。将来を期待され、ちやほやされてきたハンスだったが、徐々に周囲の態度は冷たくなる。ハンスはしだいに精神を病み、学校を退学。父親の紹介で機械工の仕事につく。ハンスは機械工の仲間と酒を飲んだ帰りに川に落ち、人知れず闇の中を流れていく。ヘルマン・ヘッセHesse『車輪の下』1906
    〇ヘルマン・ハイルナー。ハンスの同級生。詩を作る。自由奔放。
    〇エンマ。ハンスが想いを寄せる女の子。
    〇フライク。靴屋の男。親方。信心深い。勉強ばかりするなとハンスをさとす。

    2人の罪

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    2025年04月20日
  • シッダールタ

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    シッダールタ=ゴータマだと思っていたら、そんなことはなかった。全時代のシッダールタさん失礼しました。

    本作はどこかで、ヘッセによる東方の神秘を描いた作品、というような謳い文句で紹介されていた。
    さて実際はいかがか、と楽しみに読んでいくと、そのエロティシズムと聖人とは程遠そうなシッダールタの所業に、結局ヘッセもヨーロッパ人か…といくらか落胆する。
    しかし終盤に差し掛かり、シッダールタが川の声を深く聞く頃から、話に深みが増し面白くなる。
    それは作中にもあるように、初めから読んできたからであり、そしてこの私が感じた面白さを真に言葉に表すことはできないのだと思う。

    さて、ここまで書いてこの感じ方を

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    2025年03月18日
  • 車輪の下

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    読むのにだいぶ時間がかかってしまって、そのせいもあってかハンスに結構な感情移入をしてしまったらしい。喪失感が物凄い。
    情景描写が綺麗で没入し易い
    海外文学なのもあってか知らない単語や地名も多く進みにくかったように感じる。
    あっけない
    18のうちに読めて良かった

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    2025年02月11日
  • デミアン

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     自分の理解の範疇を超えた意見を受け止められるような人間でありたいし、過去に幸福や逃げ場を探し続けるのはやめようとも思った。
     文章については、直訳が多いのか比喩が多いのか、私の読解力が足りない故か、まわりくどく分かりにくく感じてしまった。翻訳者のバイアスがかからないように訳すのも素敵だけれど、翻訳者の解釈も混じった文章も魅力的なのになと思った。

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    2025年02月05日