実吉捷郎の作品一覧

「実吉捷郎」の「車輪の下」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 車輪の下
    4.1
    1巻935円 (税込)
    誇りと喜びにあふれて首都の神学校に入学したハンスがそこで見いだしたものは、詰めこみ主義の教育と規則ずくめの寄宿舎生活であり、多感で反抗的な友人の放校であった。疲れ果てて父の家に戻った彼は機械工として再び人生を始めようとするが……。重い「車輪の下」にあえなく傷つく少年の魂を描くヘッセの永遠の青春小説。

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ユーザーレビュー

  • 車輪の下

    Posted by ブクログ

    ヘルマンヘッセの青春小説。
    ヘッセの作品とは、中学生の頃に出会ったエーミール以来となる久々の再会となった。

    努力家で純粋、そして未来ある主人公が経験する、多大な挫折。そのリアリティには、おそらく精一杯生きてきた人間なら誰もが共感できるところがある。この小説の、もっとも魅力的な語りはそこにあるのだろうと思った。

    そして、タイトルにもある「車輪の下」について。
    思春期真っ盛りの、多感な主人公は、周囲の勝手な期待や、小さな村社会、閉塞的な学校生活、そうしたそれぞれの狭隘な場所で、まさに「車輪の下」に轢かれるような、苦渋の憂き目に遭う。そうして生命力ある若芽が摘まれていく。最後の靴屋と父親のやりと

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    2026年05月03日
  • 車輪の下

    Posted by ブクログ

    ヘルマン・ヘッセはこんなにも心理描写が素晴らしいとは知らなかった、本当に読んで良かった。ハンスと学友のシーンはわたしが人生で読んだ本や映画の中でもトップクラスの名シーンだった。

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    2026年04月15日
  • 車輪の下

    Posted by ブクログ

    ハンスが希望を持って神学校に入学したのに、その後の挫折は現実社会でありがちなこと。優秀な人間は、いくらだっていて、その中で挫折せずに成長できるのはほんのわずか。挫折を糧にして前へ進んで欲しいのは願望。
    私にはハンスも父親の気持ちもよく分かった気持ちになった。

    0
    2025年12月02日
  • 車輪の下

    Posted by ブクログ

    青春期の心のなかのあれやこれが、あまりにも高い解像度で描かれていた。この本を読んでいるとまるで禁忌を犯しているような、甘美な背徳感を感じた。なんというか「エロ本」を読んでいるのに近い感覚なのかもしれない。

    僕はハンスであり、ハイルナアである。自分とちがったものの見方をする人に惹かれるし、独自の思想と言葉を持っている人に惹かれる。そして、いわれのないすこしきどったようなゆううつの発作になやんでいる。ハンスの、ハイルナアへの甘い耽溺。(これがブロマンスってやつですか?)ふと私があの時期に感じていた友人への「好意」を思い返した。今となれば恥ずかしいことだが、あのときは真剣だった。「ふつうの恋愛なん

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    2025年04月25日
  • 車輪の下

    Posted by ブクログ

    あらすじ
    秀才のハンスは周囲の期待に応えようと、ひたすら勉強に打ち込み、難解な試験に合格して神学校に入学するが次第に押しつぶさていく…。

    休暇も勉強に費され、大好きなものまで取り上げられてしまう。
    ハンスは真面目で良い子過ぎるがゆえに、嫌なことも言えず、好きなことをやりたいとも言えず、周りの期待に応えようと頑張ってしまう。
    大人達はハンスのために「良かれ」と思ってやっている。

    ・得意で好きだった勉強が、どのようにして辛くなっていったのか。
    ・大人達のどのような言動がハンスの心を潰していったのか。
    その時々のハンスの心理描写がとても詳細にわかりやすく書かれている。

    私は親なので、自分がハン

    0
    2024年09月08日

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