【感想・ネタバレ】幸福論のレビュー

あらすじ

多くの危機を超えて静かな晩年を迎えたヘッセの随想と小品。はぐれ者のからすにアウトサイダーの人生を見る「小がらす」など14編。

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Posted by ブクログ

ヘッセの考え方が凄く自分にマッチした。弱さと向き合い内省し、当たり前のことを愛そうと思える人間になりたい。幸福論は特に何度も読み返そうと思う。本当の幸福についての考えが興味深かった。

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2026年06月22日

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何回でも読み直したいです。
ヘッセ自身の体験が彼の作品に顕れていると感じられ、とても面白かったです。

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2024年11月25日

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あらゆるものから自由であり得た子供時代の貴重な体験を回想しながら、真の幸福とは何かを語る『幸福論』をはじめ、人間として文学者として、幾多の危機を越えてきたヘッセが、静かな晩年に日々に綴った随想と小品全14編を収録。

ヘッセの随想録ということで、彼の生活を少し垣間見ることができたかのように、とても読みやすく、おもしろい作品だった。
彼の今までの作品に込められた、人間への愛や自然との共生を解くカギが、この随想録に秘められているような気がしてならない。

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2010年08月30日

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難しかった。
生きていく中で関わる人に対して抱くヘッセの尊敬の心が、とても純度が高くて嘘がないように感じた。
そして時折押し寄せてくる、景色が頭の中で綺麗にうかぶ描写が幸せだった。

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2024年12月20日

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回顧。生身のヘッセに触れられる。
祖父、母、友、兄弟、姉、妹、場所、音楽や詩との関わりの始まり、宗教。それらヘッセを取り巻くもの、事はこれまで読んできた作品の背景にあったもの。興味深い。

「予言者としての小鳥」のピアノ演奏も聴いた。作品の中にも出てくる音楽。ヘッセと音楽についてもっと深く知りたい。

説明的な長文で『幸福論』が読みにくくわかりにくかった。

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2024年06月06日

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ヘッセの晩年に書かれた手記をまとめた短編集。
「盗まれたトランク」「中断された授業時間」「幸福論」「湯治手記」「クリスマスと二つの子どもの話」「小がらす」「マウルブロン神学校生」「祖父のこと」「秋の体験」「エンガディーンの体験」「過去とのめぐり会い」「過去を呼び返す」「マルラのために」「日本の私の読者に」を収録。
過去の自分や家族の詩·物語、読者からの声を通じて過去を顧りみるものが多かった。
大作家、それも若き日の苦悩をもって『車輪の下』を書いた著者の考える「幸福」とはどのようなものか、何故それを幸福と考えるに至ったのかが気になり読んだが、後者の問いに関しては答えが見出せず、前者の問いに対し得られた答えも漠然としていた。
また、個人的に「エンガディーンの体験」で垣間見えた、戦争に対する個人の責任という点での著者の考えにも納得がいかず、あまり満足はできなかった。
しかし一方で、幸福論では類まれなほどに美しく卓越した表現でもって幸福を描き、また全編を通じ、年を重ねる中で培った、代えがたいものたちが見え隠れする。私個人の願望に答えてくれるものではなかったが、それでも文学的価値は高いと言っていいだろう。

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2024年04月13日

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読んだ印象は日常のささやかなことを綴るエッセイ。
真面目だけどちょっとお茶目なおじいちゃんと話しているような気分になります。
結構スキ。でも若い子には退屈かも知れない。

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2013年01月18日

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ネタバレ

読んで幸せになれるような本ではないけれど、孤独な人の本だろう。
ぼんやりと瞑想にふけるような気持ちにさせてくれる本だ。


本は気分を変えてくれるが、気分が本を探してくれるということもあるんだと思った。ヘッセの作品はそういうものが多い

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2012年12月24日

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ネタバレ

『車輪の下』で知られる
ヘルマン・ヘッセのエッセー集。
正直とっつきにくく、何度も挫折した。

ただ、触れて行く中で、
次第に味わいが増した。
幸福を少年期のあらゆる束縛を
離れた一瞬にして永遠たる時の中に見出す。
まとめると『幸福は 時間を離れた 時の中』といったところでしょうか?

【今日の一冊11『幸福論』2016/01/09】

『車輪の下』『ガラス玉演戯』で、
知られるノーベル賞作家
ヘルマン・ヘッセのエッセイ集。

タイトルとなった「幸福論」、
宮沢賢治「永訣の朝」を彷彿させる
「マルラのために」など14編。

その中から、
「日本の私の読者に」に
ついて、少しご紹介を。

1957年にヘッセ80歳の記念に、
全集を出したいと伝えたところ、
「自分の年齢では明日
まだ生きているかどうか、
まったくわからない。
それゆえお望みの序文を
今のうちに書いておきました」
と寄せられた。

ヘッセのユーモアと
心遣いを感じさせる。
…

東方と西方との間の
真剣な実り多き理解は、
政治的社会的領域において、
私たちの時代の大きな
まだ達成されない
要求であるばかりでなく、
それは、精神と生命の
文化の領域でも、1つの要求、
緊要な問題であります。

今日では、日本人をキリスト教に、
ヨーロッパ人を仏教や道教に
改宗させるというようなことは、
もはや問題でありません。

私たちは改宗させたり、
改宗させられたり
すべきではありません。

そういうことを欲しもしません。

そうではなくて、
心を開き、広げるべきです。

そうしたいと思います。

東方と西方の知恵を、
敵意をもって抗争する
力としてではなく、
実り多き生命が揺れ合う
両極として、私たちは
認識するのです。

ヘルマン・ヘッセ

……

東方=中東、西方=欧米、
と考えれば、その間に立つ
「日本」と考えれば、
今に通じる思想におもう。

もう、60年以上前の話で、
人類の進歩と、
個の時間軸の違いに
忸怩たる思いがする。

ただ、「問題」ではなく、
「可能性」として向き合うことが、
できれば、何かを変えられる
かもしれない。

そんな風に考えている。
…
#viewpoint
#communication
#resource
#ヘルマン・ヘッセ
#幸福論
#マルラのために
#日本の私の読者のために

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2016年01月09日

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短編集。
お勧めは「幸福論」と「小がらす」。
ストイックでもなく、エゴイストでもなく、ニヒルでもなく、なんともいえないすばらしいバランスを保った生き方。

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2010年12月25日

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CREAという雑誌の読書特集で、中谷美紀が「読んでいて幸せになる1冊」と書いていたのが妙に心に残り、うん十年ぶりに読み返してみました。

ヘッセを読んでいたころって中学生くらいで、文学少女を気取ってスタンダールとかトルストイとかカミュとか太宰とか芥川とか、とにかくそういう背伸びした読書がマイブームでした・・・いや、今思うとハズカシいですけど
(どこまで内容を理解していたのかは不明ですが(^^;)

すっかり忘れさっていたので、今回は新たな気持ちで読みました

まあ、どれもこれも丁寧に書かれていること!
この人は本当に一字一句、言葉を文字を大切にしているのだなぁと感心ばかりしておりました。

Glück(幸福)という言葉が、彼にとってどれほど美しく重みのあるものかという事が、切々と語られている『幸福論』を読むと、自分がいかに日々、言葉も文字もぞんざいに扱っていたかという事実を思い知らされて少し反省しました。
それからは文字を、少し気をつけて丁寧に書くように心がけるようになりました(ああ!私って本当に、影響されやすい!)

こんなに繊細な人は、生きるのが大変だっただろうなぁ。
人一倍に喜びや美しさを感じる心があるから、人一倍、苦しみや悲しみも受けざるを得なかったのでしょうけれど。

ヘッセは言葉を操る言霊師とみたり。

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2010年06月05日

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ゆっくりと、かみ締めるように読むことを要求されるような文章だけど、そうして読んだ時の感動は深く、心の底に広がって、他の本では得られない共感がありました。

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2009年12月10日

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ヘッセの晩年のエッセイとも言える短編集。
老後に我が人生や人生観を語る内容で、素直な気持ちが打ち明けられている。人生における様々なエピソード、親しい人との死別、時間により熟成された経験と対比など多くの部分で同感できる。自己の人生観と対比させながら読んだ。
詩人の文章であるからか、すっと受け入れにくい文体が多く、読みにくいのが難点だが、あまり子細に拘らず感じるように読み進めるのが良いと感じた。
幸福論で語られた、日常生活や時間にとらわれない、むせぶような一瞬の幸福感を探す人生を送りたいと思う。

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2018年09月02日

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「何にも期待していない状態」や「何かを失う不安を持たない状態」、「純粋な今現在」こそが幸福である、ということを意識していれば、いつでもどこでも幸せになれるのかなと思った。
2014/1/3

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2014年10月31日

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幸福とは何か。没時間性とは何か。どういうときが幸福なのかをヘッセ流に書いたものです。こういう幸福論もありかなと、しばらくはかぶれながら過ごしました。一理ある幸福論です。

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2011年07月03日

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-幸福を体験するためには、何よりも、時間に支配されないこと、同時に恐怖や希望に支配されないこと-

ノーベル文学賞受賞者、ヘルマン・ヘッセの晩年の随想・小品をヘッセと親交のあった訳者、高橋健二氏が「人生の意味をふかく具体性ゆたかにとらえているものを選んで訳出」した名冊。引用は本書タイトルにもなった「幸福論」という随想の一節。たった7枚の何気ないような話(文章)のなかに、ハッと自分の日常生活や思いと繋がる瞬間がある。
核家族化が進む中で、深く人生について語り合うことができる"おじいちゃん"を持つことは難しい・・・。ちょっと難しくても、卒業・入学祝いに、子供たちにプレゼントしたい本。

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2010年02月24日

Posted by ブクログ

幸福とは相対化する対象があって初めて機能する感覚なのだろうか。
今、幸福だと感じている人はそれそのものに対して幸福を感じているのか、それとも誰かとあるいは過去の自分と比較して幸福であると感じているのだろうか。
幸福を定義づけられるほどの哲学も持ち合わせていないので、そんなものは場合によるし人それぞれですよと言ってお茶を濁すけれど、私にとって幸福とはと考えると何かと比べてみないと感じ取れないほど遠くにあるモノのように思う・・・。残念なことに・・・。
ある一瞬の状況でさえも(感動して泣いたにせよ、楽しくて笑ったにせよ)素直に幸福だと感じ取れる人間でありたいなとふと思った。

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2010年02月11日

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【本書より】人間が生活の苦難や危険のただ中にあってもそういうものを楽しむことができるかぎり、つまり、自然や絵画の中の色彩の戯れや、あらしや海の声の中の呼びかけや、人間の作った音楽などをたのしむことができるかぎり、また、利害や困難などの表面の奥で、世界を全体として見たり感じたりすることができるかぎり、つまり、たわむれる若いねこの頭が描く曲線から、奏鳴曲の変奏演奏にいたるまで、犬の感動的なまなざしから、詩人の悲劇にいたるまで、連関があり、無数に豊富なつながり、相応、類似、反映が存在していて、絶えず流れるそのことばから、聞くものに喜びと知恵、冗談と感動の与えられる、そういう全体
として世界を見たり感じたりすることができるかぎり、────それができるかぎり、人
間は、自分というものにまつわる疑問を繰返し処理して、自分の存在に繰返し意味を認めることができるだろう。(「幸福論」)

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2009年10月04日

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