荒野のおおかみ

荒野のおおかみ

作者名 :
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作品内容

物質の過剰に陶酔している現代社会で、それと同調して市民的に生きることのできない放浪者ハリー・ハラーを“荒野のおおかみ”に擬し、自己の内部と、自己と世界との間の二重の分裂に苦悩するアウトサイダーの魂の苦しみを描く。本書は、同時に機械文明の発達に幻惑されて無反省に惰性的に生きている同時代に対する痛烈な文明批判を試みた、詩人五十歳の記念的作品である。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 海外小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2016年04月22日
サイズ(目安)
1MB

荒野のおおかみ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年12月31日

    人は誰しもいろいろな側面を内に持っている。ハリーはヘルミーネと出会うことで、自己の諸側面について気づき、洞察を深めていく。その中には、自身が否定してきたものと相反する矛盾した自身の姿もある。たとえば、反戦思想を唱え人道を叫びながら、裕福な身分のまま亡命し個人の活動に耽っている自分、自殺志願者である自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月18日

    よく描けていて読むのは大変かもしれない。でも、悪い意味で大変なのではなくて深く響くから大変という感じ。建設的に捉えれば多く学びや気付きがある作品だと思う。

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    Posted by ブクログ 2017年04月26日

    突然やってきてまた突然去っていったなぞの下宿人、ハリー・ハラーが残していった手記。そこに書いてあったことはなんと50がらみのおっさんのどうしようもない自虐日記だった!誰得!!
    いやもちろんただの自虐日記ではない。自虐を乗り越えておっさんは享楽主義へと迫っていく。世の中のすべてを楽しみ味わい尽くす、不...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月14日

    20世紀ドイツを代表する小説家・詩人ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)の作品、1927年。時に作家五十歳、第一次大戦敗戦後のワイマール体制下で1923年にはヒトラーがミュンヘン・クーデタ未遂で投獄された情況下、作家自身の自己省察と同時代批判とを本作品で試みた。なお同年の1927年にはにハイデガー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月03日

    今さらながら、「名作と呼ばれる作品を、少しでも読もう!」と考えています。
    そこで、ドイツ人のノーベル賞受賞作家、ヘルマン・ヘッセのこの作品を、読んでみることにしました。
    主人公は、禁欲的に学問の世界に打ち込み、それゆえに人生に思い悩んでいる、中年男性。
    ある日、暗く思い悩む彼の前に、魅力的な若い女性...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月28日

    やっぱりヘッセはすごい。個人のある感情についてメタに、俯瞰的に言及することは誰にも可能だ。しかしそれに対してさらにメタの視点で言及することは少し困難だ。これを自由に使いこなす人間が小説家というものだと思う。しかしこれだけでは二流である。一流はさらにそれらに関してメタレベルで表現することができる。ヘッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月02日

    1927年(昭和2年) ヘッセが50歳の時の作品。
    同じ年に紀行『ニュルンベルクの旅』を出版。
    フーゴー・バルがヘッセ50歳の誕生記念に最初の伝記『ヘッセ伝』を出版。その直後バルは41歳で逝去。
    ルート・ヴェンガーと離婚。

    心は自分が全てと繋がっていることを知っている。
    目の前のことに集中している...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月31日

    1927年にドイツで発表された作品。
    第一次世界大戦を省みるどころか、再び戦争に向かおうとしている社会を疑うこともなく生きる市民を批判する「アウトサイダー」の立場(おおかみ)の立場をとりながらも、まぎれもなく市民的行動の一部に加担している自分の葛藤が描かれています。そしてそんな自分は自殺によってし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月19日

    共感しすぎて初めて読んだ気がしない本。

    それでいて先人は刺激的で、まだ見たことのない世界まで連れて行ってくれる。現実の日常でもなかなか得られないような交流が、本を介して作者との間に生まれるのだから、作者の力にただただ頭が下がるばかり。体の奥から勇気が湧いてくる。

    もっと頑張ろう、楽しもう。一度き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月08日

    自分が抱いている自分のイメージがどれだけ偏っていて、狭いものであるかを強く感じさせられる一冊でした。わたしもハリー同様、新しいことに踏み出すことにためらってしまうし、固定観念をかなり強く持っているところがあるので、ハリーがヘルミーネやマリア、パブロとの会話の中で抱く感情がわかりすぎて読むのが辛かった...続きを読む

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