出井康博のレビュー一覧

  • 移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線
    「時代は変わった」ことを思い知らされる本。外国人労働者の数も留学生の数も20年前とは大きく変わってる。
  • ルポ ニッポン絶望工場
    ルポ ニッポン絶望工場。出井康博先生の著書。日本の外国人労働者の実態を解説した良書。外国人移民問題は日本人労働者の都合で語られることが多いけれど、立場の弱い外国人労働者を守るための制度が不可欠です。せっかく日本に来て絶望な日々を過ごして、日本絶望工場だなんて揶揄されてしまうのは日本の恥。
  • ルポ ニッポン絶望工場
    現代の奴隷労働。先進国で行われて、しかも見過ごされて良いことじゃない。
    なぜまともな移民政策を打ち立てないんだ?
    どうして人を物より粗末に扱う社会になってしまった?
    日本はあまり魅力のない国だ。残念だ。
    どうしてこんな社会になってしまったんだろう?

    日本は資源のない国だ。
    だから江戸時代には厳格な...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
     コンビニやレストランで、店員として働く外国人を見かけることは珍しくないが、実は彼ら、彼女らの多くは「留学生」「実習生」であり、名目上は働くために日本に来たのではない。
     先進国の一つに数えられる日本で働き、母国の家族のために金を貯めたい外国人は多い。一方、日本の企業は、人気のない仕事を引き受けてく...続きを読む
  • 偽りの戦後日本
    カレル・ヴァン・ウォルフレン氏については、ヨーロッパ目線の日本通ということで彼の本を数冊読んで知っていましたが、白井聡氏についてははずかしながらこの本のことを知るまで知りませんでした(涙)。
    この二人には戦後日本についての歴史認識に共通する部分もありこの対話本になったのでしょう。
    久しぶりに質の高い...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    ほんっとうに絶望する…!!!
    「国を開けば、いくらでも外国人がやってくる」という前提が勘違いである、という指摘にハッとする日本人が大半なんじゃないかな。私もこの本を読むまで全く現状を認識で来ておらず、そう勘違いしてた…。
    弱者を搾取する経済構造をなんとか改善するには、どうしたらいいんだろう。朝からた...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    ■「留学生30万人計画」も2020年を待たずにに達成されそうな勢い。
    ・「30万人計画」のモデルは中曽根政権下で進められた「留学生10万人計画」で「10万人」の理由は,当時フランスが12万人の留学生を受け入れていたため参考にされたもの
    ・2000年時点で6万4000人程度に留まっていたため,政府は留...続きを読む
  • 黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人
    かなりおもしろかった。 早田英志(エメラルド・カウボーイ)が映画になる位ならこの本の主人公・中根中と疋田保一もアップリンク配給でイケル筈。

    例えばナチス政権下のユダヤ弾圧は有名だけど同じようにジプシーも弾圧されていたことはあんまり我々日本人には馴染みがなかったり。

    おんなじようにこの本ではこの2...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    30万人の留学生を受け入れるという大義のもと、
    ベトナム側ブローカーと日本側の既得権益者のために人身売買が行われており、本来受け入れ水準に満たない語学力なし債務ありのベトナム留学生、および虚無な国策に税が使われている日本国民が絶望的だという話だった
  • ルポ ニッポン絶望工場
    日本への移民について考えるための基礎知識が得られる書。実習生や留学生という名の下に日本に働きにきて、官僚が作る外郭組織にピンハネされている様子は、聞くに耐えない話だ。なんとか、日本人、外国人双方にとってもう少し良い制度にならないのだろうか?欧州でも解決できていない問題だが、考えていかねばならない。
  • ルポ ニッポン絶望工場
    「コンビニ外国人」に続いて読んだ。
    技能実習生より留学生の方が過酷だというのは、この本を読んで知ったことだ。借金をして来日し、学費も払っていかなければいけない。確かに大変だ。
    アルバイト目的の「留学生」、底辺の仕事をする労働者として働かされる「実習生」。名前と中身が完全にずれている。正々堂々と実態に...続きを読む
  • yom yom vol.50(2018年6月号)[雑誌]

    レトロゲームファクトリー

    意外に早く最終回になり、少し物足りなさを感じましたが、ハッピーエンドで気持ちよく読み終える事ができました。私は、論理的に説明されないと心が動かない方ですが、三段論法で人の心は動かないと言うのも確かです。(しかし、昨今のおれおれ詐欺は、人の感情に訴えかける犯罪ですから、また厄介です。) 最終回は、...続きを読む
  • yom yom vol.49(2018年4月号)[雑誌]

    レトロゲームファクトリー第2回

    前号に引き続き、「レトロゲームファクトリー」を読みました。これから一話完結のスタイルで進んで行くのでしょうか。今回は、各登場人物の背景的説明も徐々にされて来て、思いがけないコーギーの生い立ちも含まれていました。数日前には、レトロゲーム機の復刻の新聞記事もありましたので、40、50代である私達の世...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    実習生や留学生という形で日本に出稼ぎに来ている人たちの実態を取材した一冊。
    とくに留学生という形で来ている人たちの実態が凄まじいなと感じました。こういう話を読み聞きしたことは多かったですが、悪徳ブローカーや悪徳日本語学校によって騙されて、借金を返すためにからだがボロボロになるまで働かざるを得ないとい...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    著者は取材して事実を書いているスタンスである。もちろんいかなる事象であれ事実を完全に描き出すことは困難であろう。見る方向や立ち位置が変われば事実は同じでも、表現は異なってしまうでしょう。それでも、この本に書かれていることが半分でも真実であれば、ゆゆしきことだと思われます。〇〇という企業はブラックだ等...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    一人でも多くの人に読んで欲しい。

    留学生30万人計画。。。
    日本政府は単に、外国人留学生や実習生を沢山受け入れている国際的な先進国だという見栄を張りたいだけの気がする。出稼ぎを目的とした外国人労働者なのに、とにかく沢山、彼らを留学生や実習生として入国許可する。数字達成のために。
    実状を把握しようと...続きを読む
  • ルポ ニッポン絶望工場
    英字新聞THE NIKKEI WEEKLYの記者などを務めたフリーのジャーナリストが、日本で暮らす外国人労働者の実態について、約10年に亘る取材をもとに明らかにしたもの。
    私がほぼ毎日利用するコンビニでも、店員の大半はアジア出身の外国人であるが、そうした外国人の多くは、著者によれば、「実習生」(20...続きを読む
  • 偽りの戦後日本
    安倍政治の良くない点を徹底的に洗い出しているのが痛快だ.奴の頭の悪さは分かっていたが,ご両人もそれをたびたび指摘している.アメリカに金玉を握られていることを早く取り去る必要があると痛感した.
  • 民主党代議士の作られ方
    これまでの自民党的な代議士の作られ方でなく、公募や落下傘などでいかに代議士になっていくか、けっこう泥臭い話がふんだんに書かれていて、政治の世界をかいま見るには面白い一冊。
    でもまぁ、日本のこの選挙システムには無駄が多いというか、お金がかかりすぎるよなぁというのが正直な印象。金が無いと当選できないんだ...続きを読む
  • 松下政経塾とは何か
     某掲示板の政治関連の記事を見ていると時々目に飛び込んでくる「松下政経塾」という単語。松下幸之助が作った事以外は何も知らなかったので、知るために読んだ本。

     読み終えた後の率直な感想は、「やはりどんな崇高な目標を掲げた組織も、人間関係で大きく揺らいでしまうのだな」というものだった。
     「地盤、看板...続きを読む