山田蘭のレビュー一覧
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上下併せて。
元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の -
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厭世主義的諧謔と人間への嫌悪に満ちたジョナサン・スウィフトによる空想旅行記。全四話で構成されているが、第一話のリリパット(小人の国)と第二話のブロブディンナグ(巨人の国)以外は広く知られていない。現在では児童文学と見なされることが多いが、原書ーー特に第四話のフウイヌム旅行記ーーではモキュメンタリー形式の辛辣な文体で、人間社会における政治・法律・科学・風習・堕落・欺瞞・男女・権力闘争にまつわる悪徳が告発されている。他国の者達との対話の中で登場の英国社会に蔓延する病を浮き彫りにしながら、次の章では何事もなかったかのようにガリヴァーに愛国心を語らせるのも滑稽だ。第三話に登場する過去の偉人達にまつわ
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シリーズ第4作。
なんというか、ここへきて作品の方向性が変わってきたように思える。
全員から話を聞くというアガサ・クリスティ的スタイルはこれまでと変わらないが、全体として物理的要素より「動機」つまり「心理」を重視した作風に変化しているように思える。
この変化の仕方は、エラリー・クイーンを思い起こさせる。
犯人に関しては「え!なるほど!」となったし、過去の事件云々のくだりも良いと思うが、物理的な面での描写や事実関係の描写が若干雑なように感じられる。
例えばタバコの件は「そんなもんわかるかい!w」となったし、桜も「まあそう言われればそうだけど」、ナイフも「もうちょっと何かほしかった」という感じで -
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ネタバレカササギ殺人事件のドラマがとても面白かったので
他にも読んでみたいと思って
とは言ってもこれは違うシリーズのよう
著者がそのまま作品内に登場しているという面白い構造
ホーソーンという傍若無人な元警官の探偵に振り回される作家
これはシリーズ第二作のようなので第一作も読んでみたいな
この2人の関係がいまいち掴みきれない
少なくとも作家の方には探偵への興味がある
探偵が作家をどう思っているのか、なぜこの作家を選んだのか、そこが知りたい
事件としては、
なるほど、出てくる情報は全て必要な情報なのだな、とういこと。
ツーカ自殺するなら1人で死ね、と思う。
他人を巻き込むな
正直今更その真実話す必要あ -
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ネタバレ上巻がアティカス・ピュントという探偵が主人公の作中作で、下巻はその小説を書いたアランや編集者の周囲を取り巻く事件の話、という作劇には驚かされた。
しかも解決編というべき章がなくなっていて、作者のアランが死んでいるときた。
そもそも作中の犯人は誰だったのか?アランは自殺なのか、他殺なのか?というダブルフーダニットが目玉。
真相に気づくきっかけとなる部分の手紙のトリックはなるほどなと思った。ただ、作中作の犯人に至る推理はだいぶ「こうじゃないと説明がつかない」というような内容で、これなら誰でも犯人にできてしまいそうだけどな……と思った。この人しかいない!というような真相ではなかったな、と思う。
読む -
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シリーズ3作を読んでの感想です。
クリスティが好きなので、オマージュ作品ということで連続して読みました。
最初の作品はとても面白かったのですが、2作目、3作目となるにつれて、主人公が嫌いになりました。
作中作品はどれも面白く、アティカス・ピュントだけの物語だったらいいのに、、とも思いましたが、この作品の素晴らしいところは現実と物語の中にある謎解きのシンクロなので、それでは意味がないんだよな、、と思いました。
もう少しスーザンのことが好きになれれば、楽しく読めたのになぁと思います。
ただ、この主人公に対するもやもや感も作者が狙ったものだとしたら、私はまんまとはめられたのかもしれないです。
た