山田蘭のレビュー一覧

  • メインテーマは殺人

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    カササギ殺人事件からの2冊目。
    カササギはアガサ・クリスティへのオマージュと紹介に添えられていたけど、今回の作品はシャーロック・ホームズへのオマージュなのかな。
    シャーロック役のホーソーンの慇懃無礼さ。ワトソン役ホロヴィッツの人の良さ。小説よりもむしろカンバーバッチさん主演のドラマSHERLOCKに近い感じ。
    最初は白黒だったホーソーンがどんどん色彩豊かになり魅力を放っていく。
    カササギの時は、小説家の書いたミステリの謎解きと同時に進行するリアルなミステリという構成。
    今回は実在の人物、作者であるホロヴィッツが巻き込まれたリアル事件の取材という形で事件が進んでいく。

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    2026年08月09日
  • カササギ殺人事件 上

    nao

    購入済み

    最近海外ドラマのノベライズ版なの?という感じ本をミステリーとして読まされガッカリするパターンが多かったので、ちゃんとした?ミステリー小説で本当に良かったです
    でもこういうのを読むと、クリスティやドイルは凄いなーと改めて思いました
    いつ読んでも面白いですもんね
    このカササギ〜が同じランクにいられるかはまた別の話かなと上から目線で思いました

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    2019年09月27日
  • ガリバー旅行記

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    何故今になってガリバー旅行記を改めて読んでみようと思ったのか全く覚えていないのだが、絵本しか知らなかった私がそのイメージで気軽に挑んでいい本ではなかった。絵本の筋書きは本当になぞっただけで、全く子供向けではない。読み終えた今ではむしろ、なんでここだけ抜粋して絵本にした?という感じ。
    旅行記と名のつくように、主人公があらゆる国(もちろん架空の国)を渡航した記録なのだが、国を巡っていくにつれて文章全体が厭世的になっていく。最初は旅行記らしく、その国の政治や風土、慣習など詳細に記しているものの、ページを捲るにつれて政治や科学への言及が多くなり、遂には人間の愚かさや醜さについての記述が対話文のまとめと

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    2019年03月08日
  • カササギ殺人事件 下

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    上下併せて。
    元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
    随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
    「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
    発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
    途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の

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    2026年03月11日
  • カササギ殺人事件 上

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    上下併せて。
    元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
    随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
    「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
    発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
    途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の

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    2026年03月11日
  • ジャングル・ブック

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    ジャングル少年の生い立ちを描いた物語かと思いきや、短編集でした。しかも、主人公たるモーグリが出てくるのは、7編中最初の3編だけ。とりあえずまず、この構成にびっくり。でも、全体的に結構楽しめる内容のもので、特に不満はなし。動物と交流できる人とか、動物目線の物語とか、今でこそ当たり前の手法だけど、当時はまだ新しかったのかな。児童書としても出版されているような物語だけに、ノーベル賞受賞作家の手によるものとはいえ、難解さはなし。2も買ったけど、読めるのはいつになることやら。

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    2018年11月13日
  • ガリバー旅行記

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    童話にも出てくる、リリパット国やラピュータの話。原作の中で語られる摩訶不思議な旅行記は、読むのも辛い人間風刺が盛りだくさん。この内容でよく出版できたなぁと思うほど強烈な風刺、批判を渡航記にしている。フウイムヌ帰国後、著者は人間に対して絶望しており、馬と話す日々となるという描写はとてもショッキングだ。

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    2018年10月04日
  • ガリバー旅行記

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    面白かった!子供の頃に読んだ絵本の知識とは全然違った。ガリバーは小人の国から始まり、さまざまな国へ行くのだが、そこに住む人々との考え方の違いなどから、人間の愚かさや醜さについて考えさせられた。

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    2016年08月24日
  • ガリバー旅行記

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    アイルランドに興味を持たなかったら、きっと手にしていなかった。小人族の住む国へたどり着いた旅行家のお話、ということで自分の中で完結するところだった。
    そんな人がどれだけいるだろう?原書を読まないなんてもったいない!
    人間の良い所悪い所すべてが描かれている。
    理想郷を探し求めて1冊にまとまった、という感じかな。
    最後のフウイヌム国が印象に残る。

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    2016年04月27日
  • ガリバー旅行記

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     厭世主義的諧謔と人間への嫌悪に満ちたジョナサン・スウィフトによる空想旅行記。全四話で構成されているが、第一話のリリパット(小人の国)と第二話のブロブディンナグ(巨人の国)以外は広く知られていない。現在では児童文学と見なされることが多いが、原書ーー特に第四話のフウイヌム旅行記ーーではモキュメンタリー形式の辛辣な文体で、人間社会における政治・法律・科学・風習・堕落・欺瞞・男女・権力闘争にまつわる悪徳が告発されている。他国の者達との対話の中で登場の英国社会に蔓延する病を浮き彫りにしながら、次の章では何事もなかったかのようにガリヴァーに愛国心を語らせるのも滑稽だ。第三話に登場する過去の偉人達にまつわ

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    2015年12月14日
  • マーブル館殺人事件 上

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    またしても、読む順番を間違えてしまったらしい。

    本来ならば、「カササギ殺人事件」→「ヨルガオ殺人事件」→「マーブル館殺人事件」と読むのが筋らしいけど、まあ、いいかと思いながら読んでみる。

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    2026年07月28日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    (上下一緒の感想)
     再読して感じることは、この作品は作中作も含めて、いくつもの予備知識がいることである。伏線が張られていても、その予備知識がないと参考材料にはならない。従って、主人公だけが、推理の材料をつなげることができることになる。前作『カササギ』は、最後の方で出てくる伏線で、犯人は推測可能であるが、この作品では読者が推理するのはかなり困難であろう。ミスディレクションのための記述が多く、物語としては面白く、訳者のおかげで最後まで楽しめるとは思う。翻訳はとても読みやすく、この訳者の文章力はとても優れていると思う。

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    2026年07月24日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    (上下一緒の感想)
     再読して感じることは、この作品は作中作も含めて、いくつもの予備知識がいることである。伏線が張られていても、その予備知識がないと参考材料にはならない。従って、主人公だけが、推理の材料をつなげることができることになる。前作『カササギ』は、最後の方で出てくる伏線で、犯人は推測可能であるが、この作品では読者が推理するのはかなり困難であろう。ミスディレクションのための記述が多く、物語としては面白く、訳者のおかげで最後まで楽しめるとは思う。翻訳はとても読みやすく、この訳者の文章力はとても優れていると思う。

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    2026年07月24日
  • 殺しへのライン

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    読んでも読んでも人が死なないので、誰かが殺されるのを待ち侘びながら読んだ。登場人物それぞれの素性や背景が明かされていく過程は面白かった。

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    2026年07月21日
  • カササギ殺人事件 上

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    これだけ大絶賛されていなければ上巻は読み切れなかったと思うほど、ごく平凡なミステリー。
    下巻でどう展開されるのか期待。

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    2026年07月14日
  • カササギ殺人事件 上

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    編集者スーザンが、人気作家のアラン・コンウェイの最新作である『カササギ殺人事件』の原稿を
    読み始めるところから始まる。

    『カササギ殺人事件』
    1950年代のイギリスの架空の田舎町で
    起こった、パイ屋敷の家政婦メアリの
    事故死と、パイ屋敷の主人、マグナスの
    殺害事件。村人の全員に動機があり、複雑に
    絡み合った人間関係の中から、真相解明に挑むのは、名探偵アティカス・ピュント

    アガサ・クリスティへのオマージュ、
    上巻で、色々と伏線を張っているんだろうと
    思いながら読んでいると、最後の辺りから
    だんだんと面白くなってきた。

    正直、上巻は「無の境地」で読まなければ
    頭に入って来ない。
    登場人物が多

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    2026年07月10日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    ずっと読みたかったけどやっと読めたー。
    シリーズの中ではあまり自分の中で盛り上がらなかったかも?
    終盤になって一気に色々動き出した感じでそこはよかった。
    スーザンとイアンはなんだか相性が良さそう。
    このままうまくいくといいなあ。

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    2026年06月26日
  • ナイフをひねれば

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    シリーズ第4作。
    なんというか、ここへきて作品の方向性が変わってきたように思える。
    全員から話を聞くというアガサ・クリスティ的スタイルはこれまでと変わらないが、全体として物理的要素より「動機」つまり「心理」を重視した作風に変化しているように思える。
    この変化の仕方は、エラリー・クイーンを思い起こさせる。

    犯人に関しては「え!なるほど!」となったし、過去の事件云々のくだりも良いと思うが、物理的な面での描写や事実関係の描写が若干雑なように感じられる。
    例えばタバコの件は「そんなもんわかるかい!w」となったし、桜も「まあそう言われればそうだけど」、ナイフも「もうちょっと何かほしかった」という感じで

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    2026年06月10日
  • 殺しへのライン

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    う~ん微妙。
    シリーズ第2作『その裁きは死』があまりにも神だったため、どうしてもそれと比較してしまった、というのもある。

    犯人が誰かはともかく、「なぜか」「どうしてそうしたか」についていまいち納得できない、情報として薄すぎる、というのが大きい。
    ホーソーンが提示した「今回の事件はその部分がわかれば全体がわかる」について、もっと綺麗でスッキリとした、それでいて気づかなく、「あ~なるほど!」となるような解法であってほしかった。

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    2026年06月08日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    カササギ殺人事件のドラマがとても面白かったので
    他にも読んでみたいと思って
    とは言ってもこれは違うシリーズのよう
    著者がそのまま作品内に登場しているという面白い構造

    ホーソーンという傍若無人な元警官の探偵に振り回される作家
    これはシリーズ第二作のようなので第一作も読んでみたいな
    この2人の関係がいまいち掴みきれない
    少なくとも作家の方には探偵への興味がある
    探偵が作家をどう思っているのか、なぜこの作家を選んだのか、そこが知りたい

    事件としては、
    なるほど、出てくる情報は全て必要な情報なのだな、とういこと。
    ツーカ自殺するなら1人で死ね、と思う。
    他人を巻き込むな
    正直今更その真実話す必要あ

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    2026年06月03日