山田蘭のレビュー一覧

  • ガリバー旅行記

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    いろんな小人、巨人、ラピュタなどの島を巡ることを通して、自分が暮らしていた世界と全く異なる世界を垣間見る。英国人の悪習は高貴で誇れるものかと思いこんでいたが野生のヤフーと本質的に変わらないことを感じ、自分の家族ですらヤフーにしか思えないと嫌悪感を覚えていく。
    旅を通して、陳腐な言葉でしか表せないが、新しい価値観、哲学を生み出す。

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    2022年11月10日
  • 殺しへのライン

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    ホーソーン&ホロヴィッツのシリーズ第3作。

    今作の舞台は英国領チャンネル諸島のオルダニー島。
    一応二人の共作という形で落ち着いた著作『メインテーマは殺人』の
    プロモーションの為、島で初開催される文芸フェスに招かれる。
    フェスには一癖も二癖もある作家たちが集まり、島の空気はどこか不穏。
    そんな中、フェスのスポンサーであるチャールズ・ル・メジュラーが
    自宅の隠れ家で殺害された状態で発見される。
    椅子に座らされ、両足と左手はテープで固定されていたが、
    右手だけは自由という不思議かつ謎の体勢。
    そして喉にはペーパーナイフが突き刺さっていた。
    さっそく今回も著作のネタのために捜査に加わるホーソーンとホ

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    2025年08月23日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    期待を裏切らない 前回同様に小説の中にまた小説がある構造で、外国人の名前を覚えるのが苦手な私としては普段より読むのに時間がかかってしまうけど、ストーリーはしっかりしているし、ちゃんと意外性もあり、読んで後悔はしないと思う。

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    2026年01月12日
  • ガリバー旅行記

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    ジョナサン・スウィフトが59才の頃に出版されたもののようですが、当時のイギリスへの政治や文化に対する少し皮肉の効いた批判的な姿勢という大人な観点を、お伽の国でのアドベンチャーという子供の視点を出発点として描いているのが、随分と器用な文才だと思いました。

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    2022年01月30日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    まさかのカササギ殺人事件の続編。
    あの傑作の続きが読めるなんて予想すらしていなかった。

    元編集者のスーザンは前作『カササギ殺人事件』での壮絶な体験を経て、
    今は恋人のアンドレアスの故郷、ギリシャのクレタ島で暮らしていた。
    アンドレアスと共にホテルを経営していたのだが、その雲行きはだいぶ怪しい。
    そんな彼女の元に、イギリスから裕福な夫妻訪れスーザンにある依頼をする。
    彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた
    ──そう連絡してきた直後に娘が失踪したというのだ。その本とは名探偵アティカス・ピュントシリーズの『愚行の代償』
    それは、かつてスーザンが編集したミステリだった。

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    2025年08月18日
  • ガリバー旅行記

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    ネタバレ

    物語や童話で題材にされているような小人や巨人の国に流れ着いた主人公がそこで過ごし生き延びていく話でした。

    かなり文の量があり1ページを読むのに時間がかかりましたがなんとか読めました。

    生々しい表現があった部分はあまり楽しく読めませんでしたが、主人公の発見や機転には驚かされました。

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    2021年11月07日
  • ガリバー旅行記

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    子供向けのガリバー旅行記しか読んだこと無かったので色々と衝撃的だった
    スウィフトは社会で生きていくのつらかったのかなとか思った
    綺麗なことばかり起こればいいけどそうはいかない

    自分だけが全然違う生き物として扱われる世界で暮らすことになったらどうしよう…と妄想が広がる
    全然違う立場や環境から普段の自分やその周りを見るって面白い

    あと、ヤフーの下りで家畜人ヤプーを読みかけで放置してるのを思い出したので近々ちゃんと読むかも

    随所で読者を煩わせないために省略って言ってくるけど、別に煩わせてくれていいけど?ってなった

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    2021年10月17日
  • ガリバー旅行記

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    結構な文章量だが、冒険記としては世界的な傑作ということもあり楽しめた。著者の生きた時代背景(イギリス)を知っていると、より理解が深まると思う。

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    2021年05月30日
  • メインテーマは殺人

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    単純に面白い 作者が自分に本当にあったことを具体的に書いているせいか、ストーリーとしてはフィクションなのに、凄くリアルに感じる。

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    2026年01月12日
  • メインテーマは殺人

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    カササギ殺人事件からの2冊目。
    カササギはアガサ・クリスティへのオマージュと紹介に添えられていたけど、今回の作品はシャーロック・ホームズへのオマージュなのかな。
    シャーロック役のホーソーンの慇懃無礼さ。ワトソン役ホロヴィッツの人の良さ。小説よりもむしろカンバーバッチさん主演のドラマSHERLOCKに近い感じ。
    最初は白黒だったホーソーンがどんどん色彩豊かになり魅力を放っていく。
    カササギの時は、小説家の書いたミステリの謎解きと同時に進行するリアルなミステリという構成。
    今回は実在の人物、作者であるホロヴィッツが巻き込まれたリアル事件の取材という形で事件が進んでいく。

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    2026年08月09日
  • カササギ殺人事件 上

    nao

    購入済み

    最近海外ドラマのノベライズ版なの?という感じ本をミステリーとして読まされガッカリするパターンが多かったので、ちゃんとした?ミステリー小説で本当に良かったです
    でもこういうのを読むと、クリスティやドイルは凄いなーと改めて思いました
    いつ読んでも面白いですもんね
    このカササギ〜が同じランクにいられるかはまた別の話かなと上から目線で思いました

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    2019年09月27日
  • ガリバー旅行記

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    何故今になってガリバー旅行記を改めて読んでみようと思ったのか全く覚えていないのだが、絵本しか知らなかった私がそのイメージで気軽に挑んでいい本ではなかった。絵本の筋書きは本当になぞっただけで、全く子供向けではない。読み終えた今ではむしろ、なんでここだけ抜粋して絵本にした?という感じ。
    旅行記と名のつくように、主人公があらゆる国(もちろん架空の国)を渡航した記録なのだが、国を巡っていくにつれて文章全体が厭世的になっていく。最初は旅行記らしく、その国の政治や風土、慣習など詳細に記しているものの、ページを捲るにつれて政治や科学への言及が多くなり、遂には人間の愚かさや醜さについての記述が対話文のまとめと

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    2019年03月08日
  • カササギ殺人事件 上

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    上下併せて。
    元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
    随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
    「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
    発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
    途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の

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    2026年03月11日
  • ジャングル・ブック

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    ジャングル少年の生い立ちを描いた物語かと思いきや、短編集でした。しかも、主人公たるモーグリが出てくるのは、7編中最初の3編だけ。とりあえずまず、この構成にびっくり。でも、全体的に結構楽しめる内容のもので、特に不満はなし。動物と交流できる人とか、動物目線の物語とか、今でこそ当たり前の手法だけど、当時はまだ新しかったのかな。児童書としても出版されているような物語だけに、ノーベル賞受賞作家の手によるものとはいえ、難解さはなし。2も買ったけど、読めるのはいつになることやら。

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    2018年11月13日
  • ガリバー旅行記

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    童話にも出てくる、リリパット国やラピュータの話。原作の中で語られる摩訶不思議な旅行記は、読むのも辛い人間風刺が盛りだくさん。この内容でよく出版できたなぁと思うほど強烈な風刺、批判を渡航記にしている。フウイムヌ帰国後、著者は人間に対して絶望しており、馬と話す日々となるという描写はとてもショッキングだ。

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    2018年10月04日
  • ガリバー旅行記

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    面白かった!子供の頃に読んだ絵本の知識とは全然違った。ガリバーは小人の国から始まり、さまざまな国へ行くのだが、そこに住む人々との考え方の違いなどから、人間の愚かさや醜さについて考えさせられた。

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    2016年08月24日
  • ガリバー旅行記

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    アイルランドに興味を持たなかったら、きっと手にしていなかった。小人族の住む国へたどり着いた旅行家のお話、ということで自分の中で完結するところだった。
    そんな人がどれだけいるだろう?原書を読まないなんてもったいない!
    人間の良い所悪い所すべてが描かれている。
    理想郷を探し求めて1冊にまとまった、という感じかな。
    最後のフウイヌム国が印象に残る。

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    2016年04月27日
  • ガリバー旅行記

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     厭世主義的諧謔と人間への嫌悪に満ちたジョナサン・スウィフトによる空想旅行記。全四話で構成されているが、第一話のリリパット(小人の国)と第二話のブロブディンナグ(巨人の国)以外は広く知られていない。現在では児童文学と見なされることが多いが、原書ーー特に第四話のフウイヌム旅行記ーーではモキュメンタリー形式の辛辣な文体で、人間社会における政治・法律・科学・風習・堕落・欺瞞・男女・権力闘争にまつわる悪徳が告発されている。他国の者達との対話の中で登場の英国社会に蔓延する病を浮き彫りにしながら、次の章では何事もなかったかのようにガリヴァーに愛国心を語らせるのも滑稽だ。第三話に登場する過去の偉人達にまつわ

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    2015年12月14日
  • その裁きは死

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    個人的には1作目より少し劣る。とはいえ面白かった。面白かったけどやっぱり長いと感じてしまうのはまだ慣れていないからなのかなあ。
    古典的なミステリーと現代的な設定の良いとこ取りで楽しめているけど、これは次作以降もある種パターン化されたような物語で続いていくのかな?ちょっとさすがにホーソーンに巻き込まれすぎてトニーが酷い目にあいすぎていて、もう少し報われてほしいな……

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    2026年09月20日
  • メインテーマは殺人

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    自分の葬儀を手配した日に殺害された夫人
    ダイアナ・クーパーの死の真相を追う、元刑事の
    ホーソンと作家のホロヴィッツ自身のコンビ
    推理小説。『カササギ殺人事件』より複雑な構造
    ではないはずなのに、やや読みづらかった。

    前半はやや冗長。とはいえ、随所にヒントを
    散りばめながら、10年前の夫人の事故の
    真相や、夫人の息子ダイアン・クーパー(彼も
    殺害される)の過去を突き止めた辺りから伏線が
    一気に回収されていくのは面白かった。

    犯人は意外な人物。ただ動機が理解しづらい。
    ダイアン・クーパーに自分の人生を狂わせられたとはいえ、あまりにも現在の自分の境遇を他人のせいにしすぎなのではないのか。しかも、

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    2026年09月20日