山田蘭のレビュー一覧

  • その裁きは死

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    翻訳物は人名と地名で苦戦してしまいます。ホロヴィッツがミスリードし、ホーソーンが導いていくスタイルなので、少しまどろっこしい感じがします。この辺りはトラディショナルなミステリーという感じがします。登場人物に感情移入がしづらい点も難点ですが、ストーリー展開は堪能できます。

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    2025年01月04日
  • ナイフをひねれば

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    人が何かをするには必ず意図がある。
    しかし、その意図した通りに行くとは限らない。
    その結果が思わぬ証拠とつながり、意図しない犯人が出来上がる。
    状況証拠がいかに脆弱であるかを、ホーソーンは周りの焦燥も気にせず、紐解いていく。
    今回は、あっと言わせるトリックもなく、大立ち回りもないが、真実と正義が絶対的なものではなく、人の心や視点次第でいくらでも変わり得ることをこの物語は教えてくれる。

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    2025年01月01日
  • 殺しへのライン

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    『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。プロモーションとして、探偵ダニエル・ホーソーンとわたし、作家のアンソニー・ホロヴィッツは、初めて開催される文芸フェスに参加するため、チャンネル諸島のオルダニー島を訪れた。どことなく不穏な雰囲気が漂っていたところ、文芸フェスの関係者のひとりが死体で発見される。椅子に手足をテープで固定されていたが、なぜか右手だけは自由なままで……。

    未読のままだったので、シリーズ3作目から読んでみた。巧みな伏線が解消されていくのを味わえるのは、快感である。

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    2024年12月30日
  • 殺しへのライン

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    今作は謎解きを楽しむというより、ホーソーンの謎に迫るためのお話って感じ。
    事件が起きるまでがちょっと長め。

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    2026年01月13日
  • ポピーのためにできること

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    情報量多すぎて、途中からかいつまみ読みにシフトチェンジ。なんとかラストに辿り着いたけど、この作風は勘弁して、、。体力使いすぎて疲れます、、。最初からあやしかったんだよ。最後の彼のメール、あんなんで納得する?そして、冷え冷えとするラストのメールも、屈託ないだけに末恐ろしさを感じました。事件の根底を意識しつつこれだけ大量のやり取りを作り上げる作者には舌を巻きますが、やっぱり内容のベースラインはしっかり書き込んでくれてる方が読みやすいし健康にも良いです。

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    2024年12月24日
  • その裁きは死

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    ほんまにおもろいな!
    謎が重なりつつもしっかりヒントが散りばめられて、それでいて全く解らない、真正面からの美麗な本格ミステリーでした

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    2024年11月30日
  • ナイフをひねれば

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    ホーソーンもの4作目。
    他の作品ほどアクロバティックではなく、気を付けて読めば、正解に辿り着けたのではないだろうか、と思わせる(錯覚させる?)程度には、正統派というか本格もの。手も足も出ない、という感じではなかっただけに、最後の謎解きシーンでは、うーんと唸ることしきり。

    それにしても、被害者ハリエットのドSな人格はほぼギャグのレベルで、全体としては喜劇といって差し支えないのではないかしらん。酷評劇評中の「二つの便器」の例えは秀逸すぎて吹いた。



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    2024年11月26日
  • ナイフをひねれば

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     今回は、まさかのホロヴィッツ氏が殺人事件の容疑者に…これは面白いに決まってる!…と、期待通りやっぱり面白かったです!

     そして犯人…犯行動機はかわいそうでした。被害者は人から恨みを買うことがあるとしても、この被害者は恨みを買う人が多すぎて、周りの誰もが犯人と疑ってしまいそう。

     予想の犯人はおもいっきり外しましたが、最後は全てスッキリさせてくれる展開はさすが。
     フィクションなのに、ホーソーンは現実世界にいるように思わせてくれます。

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    2024年11月18日
  • 殺しへのライン

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     安定の面白さ!
    謎解きはもちろんですが、
    アンソニーのお間抜け?なところもクスッと笑えてどんどん先を読みたくなります。

     ホーソーンの謎も深まるばかり。
    今後の展開も楽しみです。

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    2024年11月13日
  • その裁きは死

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     今回も面白かったです!

     しっかりホーソーンに騙されました。アンソニーはかわいそうでしたが、そのお間抜けさに、クスッと笑えたり…。

     犯人はそうじゃないかなぁ〜とうっすら予想していて当たりました。

     楽しんで次回作も読みます!

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    2024年11月11日
  • ナイフをひねれば

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    少しずつホーソーンという人物の謎が分かって面白い!
    犯人は全然分からなかったけど
    真相まで中々辿り着けずはがゆかった。

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    2024年11月09日
  • 殺しへのライン

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    探偵ホーソーンと作家アンソニーが文芸フェスに参加するために訪れたオルダニー島で殺人事件が起こる。被害者はフェスのスポンサーでもあり、送電線を敷く計画を立てている会社のCEO。容疑者はフェス参加者と、島で送電線を敷く計画に反対している島民たち。ホーソーンと因縁のあるアボットも島にいて、一悶着ありそうでドキドキする。ホーソーンは真相を導き出すのが仕事で、同情の余地があったとしても見逃さないというのが徹底している。個人的には右京さんのようなイメージ。

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    2024年11月08日
  • ポピーのためにできること

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    面白い。
    ほぼ全編、メールなどのやりとりで展開されていく。異色の、でも現代的なミステリ。
    はじめは面食らうが、中にすごく変なやつがいて、なんだこいつ?と思っているうちに、引き込まれていく。

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    2024年11月05日
  • 殺しへのライン

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    シリーズが進むにつれ、ホーソーンという人物の謎も深まるばかり。起きたばかりの殺人事件を解決するミステリー、ホーソーンという元刑事の謎とも複雑に絡み合う二重構造になっている。
    ミステリーとしても面白いけれど、キャラクターもとても魅力的。
    ホーソーンのドラマ化も観たい。
    現代のアガサ・クリスティのようで、素晴らしく面白い。

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    2024年11月03日
  • 殺しへのライン

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    シリーズ3作目。
    文芸フェスのためにオルダニー島を訪れた、ホーソーンとホロヴィッツ。
    フェスが開催される中、関係者が殺された。
    ホーソーンの謎解きが始まる。

    第二次世界大戦の遺構がある暗い印象の島に、一癖も二癖もある登場人物たち。
    あちこちに散りばめられた、意味があるのかないのかの事象。
    それらがあとから一直線にスッとつながる爽快感が素晴らしい。

    今回、オルダニー島という場所を初めて知った。
    物語の中では、景勝の美しさや島民たちの気質などが描かれていて、冒頭にあるように、ホロヴィッツのこの地への愛情が感じ取れる。

    素晴らしい景観の島の中、人間的魅力に満ちた登場人物たちがパーティをした

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    2024年11月02日
  • ナイフをひねれば

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    アンソニーとホーソーンのシリーズの中で一番好き。
    正直途中で犯人はわかっちゃったけど、ホーソーンのバックグラウンドと、事件の原因が重なり合って、やるせないというか切ないというか、今までと違う読後感。
    事件は1巻ごとに完結するけど、ホーソーンの謎は巻を追うごとに少しずつ明かされていく続き物の面もあるので、このシリーズはぜひ発売順に読んでほしい。

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    2024年10月30日
  • ナイフをひねれば

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    これは「ホロヴィッツ祭」だ。祭を見学し、時に参加して共に汗を流しながら、思い切り楽しんでいただきたい。ホロヴィッツが脚本を手がけた舞台を酷評した劇評家が殺され、殺人の濡れ衣が着せられる。そして当然、ホーソーンが彼を救うのである。読後は「祭りの後」。早く次作が読みたい。

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    2024年10月19日
  • ナイフをひねれば

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    最後の舞台上での犯人当ての場面が、ホーソーンが一番"探偵"らしく謎解きをしてて良かった。しかもそれを後々小説にすることを想定してやったと言わせる、徹底したメタフィクションの仕掛け。

    ミステリの中身は正直ストーリー本位で読者が推理できるような余地はあまりないけど、それはこの小説の読み方ではないのかもしれない。極めて現実に近い場所にいる登場人物たちと事件を味わうのがこのシリーズの楽しみなのだ。

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    2024年10月09日
  • その裁きは死

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    ふと唐突に読みました。初ホロヴィッツです。
    いやーめちゃ面白い!評判良いのは知ってました。翻訳がまず読みやすい。海外翻訳小説ほぼ読まないので、人名と地名のカタカナに苦労はするものの、内容自体はすんなり入ってくる文体でとても読みやすかったです。とにかく、犯人わからないですね最後まで。ただ伏線はしっかりと張られており、その回収は見事です。こっち?あっち?どっち?と最後の最後まで良い意味で翻弄されます。作品自体の設定も面白いですね。続編やその他ホロヴィッツ作品また読んでみたいと思いました。

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    2024年10月08日
  • 殺しへのライン

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    ネタバレ

    ホーソーンシリーズ3作目。ひなびた田舎の孤島で行われる文芸フェスに出向くホーソーンとホロヴィッツ。そして起こる殺人事件(起こらなければ小説にならない)

    王道正統でクラシカルな謎解き。今回もがっつり満喫させていただきました。しっかりかつきちんと張られる伏線、意外なのに得心が行く謎解き、犯人候補の意外な正体…どれもこれも十分満足できる要素で、構成もさすがの円熟味感。

    前2作が凄すぎて若干影が薄いようにも感じたが、十分満足の出来。次回作以降も王道クラシカルなミステリーを堪能させて欲しいし、期待を裏切られることはないだろうと思う。

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    2024年09月16日