山田蘭のレビュー一覧

  • カササギ殺人事件 上

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    本屋大賞翻訳小説部門第1位、年末ミステリランキングすべてで第1位、翻訳ミステリー大賞&読者賞受賞 などなど高い評価と読者支持を受けている本作。読まない手はありません。

    1995年、英国の田舎にあるお屋敷の家政婦が掃除機のコードに足を取られ階段から転落し死亡します。そしてその後にある人物が殺害されることで話は大きく展開していきます。

    田舎ならではの濃くて複雑な人間関係、過去のある人々、秘密のある人々、憎しみを持つ人々‥殺害された人に対する容疑者が多すぎる複雑な事件を、アティカス・ピュントという名探偵が推理していきます。日本で言えば、横溝正史の書いた金田一耕助のように‥。

    しかし、他のミス

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    2024年10月16日
  • ナイフをひねれば

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    最後の舞台上での犯人当ての場面が、ホーソーンが一番"探偵"らしく謎解きをしてて良かった。しかもそれを後々小説にすることを想定してやったと言わせる、徹底したメタフィクションの仕掛け。

    ミステリの中身は正直ストーリー本位で読者が推理できるような余地はあまりないけど、それはこの小説の読み方ではないのかもしれない。極めて現実に近い場所にいる登場人物たちと事件を味わうのがこのシリーズの楽しみなのだ。

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    2024年10月09日
  • その裁きは死

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    ふと唐突に読みました。初ホロヴィッツです。
    いやーめちゃ面白い!評判良いのは知ってました。翻訳がまず読みやすい。海外翻訳小説ほぼ読まないので、人名と地名のカタカナに苦労はするものの、内容自体はすんなり入ってくる文体でとても読みやすかったです。とにかく、犯人わからないですね最後まで。ただ伏線はしっかりと張られており、その回収は見事です。こっち?あっち?どっち?と最後の最後まで良い意味で翻弄されます。作品自体の設定も面白いですね。続編やその他ホロヴィッツ作品また読んでみたいと思いました。

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    2024年10月08日
  • 殺しへのライン

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    ネタバレ

    ホーソーンシリーズ3作目。ひなびた田舎の孤島で行われる文芸フェスに出向くホーソーンとホロヴィッツ。そして起こる殺人事件(起こらなければ小説にならない)

    王道正統でクラシカルな謎解き。今回もがっつり満喫させていただきました。しっかりかつきちんと張られる伏線、意外なのに得心が行く謎解き、犯人候補の意外な正体…どれもこれも十分満足できる要素で、構成もさすがの円熟味感。

    前2作が凄すぎて若干影が薄いようにも感じたが、十分満足の出来。次回作以降も王道クラシカルなミステリーを堪能させて欲しいし、期待を裏切られることはないだろうと思う。

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    2024年09月16日
  • ナイフをひねれば

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    シリーズ4作目。

    前作のオルダニー島での事件が解決し、当初予定していた3冊の本の目途がついたところで、ホロヴィッツがホーソーンに契約の更新はしないことを告げるシーンから物語は始まる。考え直すように説得するホーソーンを振り切り、彼の家を後にするホロヴィッツ。コンビは解消だ。
    もう彼らのシリーズを読むことはできないのだろうか。。。

    場面は変わって。
    ホロヴィッツが脚本を手掛けた『マインドゲーム』という舞台公演が、いよいよ初日を迎えた。しかしそれはある女性評論家によって、けちょんけちょんにけなされてしまう(特に脚本を)。そのことを知った関係者の中には、意気消沈する者あり、怒り狂う者あり、ホロヴィ

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    2024年09月11日
  • 殺しへのライン

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    ホーソーンシリーズの第3作

    ホロヴィッツの見当違い推理が物語に良い効果を出しているし、かわいい。
    ホーソーンの謎が深まり、一冊一冊完結のミステリではあるが、仄暗い印象を持たせたまま、終わられるので早く、続編が読みたくなる。

    おすすめ!

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    2024年09月06日
  • ナイフをひねれば

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    割と安心して読めるとは言え今回はホロヴィッツが逮捕、しかもかなり不利という状況。
    そんな時頼るのは、仲が良いのか悪いのか分からないけどやっぱりホーソーン。
    私は鈍すぎるので犯人は今回もわからず。
    今回はホーソーンと言う人物について少しだけ知ると言うオマケもあり(探るのは頂けないけども)

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    2024年08月30日
  • ナイフをひねれば

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    今までのシリーズで一番集中して読めた気がする。
    事件解決までの時間が限られていたからか、自分の読書環境のせいか。
    この作家は人物造形がうまいのか、読んでいて登場人物たちの姿が頭に浮かぶ。

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    2024年07月16日
  • 殺しへのライン

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    シリーズ3作目。安定しておもしろい。が、前2作では全然わからなかった犯人が今回はなんとなく予想できてしまった。もちろん全ての謎を自分で解くことはできないけれど…
    最後の終わり方がなかなか意味深だった。次回作にも期待。

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    2024年07月16日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    「相棒」って、原文では何と言っているのだろうな。“brother”かな。“partner”じゃないような気がする、なんとなく。オーストラリアだと“mait”なんて言ったりするって、昔どっかで読んだことがある。アメリカの吹替ドラマをよく観るけれど、そういうタイミング、つまり台詞のお尻で相手に念押ししたかったり呼びかけたいときは「相棒」じゃなくて「でしょ」って言ってて、たぶん“don't you?”とか“right?”とかじゃないかと(確認していないけれど)。





    ネタバレですよ



    万引きの件が解決していないけれど、次の巻でなんとかなるんだろうか? アンソニー(作中人物としての

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    2024年06月06日
  • ガリバー旅行記

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    初めて原書の翻訳を読んだ。
    巨人と小人の国、ラピュタしか知らなかったが、最終章が本書を名著たらしめていると感じた。

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    2024年04月16日
  • その裁きは死

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    物語の主人公がホロヴィッツ自身という視点が面白いし、ストーリーも古典的なサスペンスって感じで、これがまた面白い。読んで満足な作品でした。

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    2024年04月13日
  • その裁きは死

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    アンソニーったら、どうしてこんなに自己評価が低いのかしら? いつもいつも、自分をポンコツとみなして情けながっていますけど、こんなに面白い小説を書けるのだから、卑下なんてしないで、謙虚にもなりすぎず、ドヤ顔のひとつも見せてほしいです。

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    2024年03月29日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ二作目。
    弁護士殺人事件と数十年前に起きた洞窟での事故。2つの事件の解決がメインに進められていく。

    ・感想
    これは残り1/3のところで犯人分かった!トリックはわかんなくてとあるセリフでピンときただけなんだけど。
    ホーソーンは相変わらず謎な人物。
    私は絶対アンソニーの本の読者、なんならファンなんじゃないかと思ってるんだけど…わからんけど。
    シリーズ3作目は先に読んでしまってるから早く続きが読みたい。

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    2024年03月06日
  • ポピーのためにできること

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    劇団の主催者マーティンには難病の孫娘ポピーがいた。
    ポピーのための募金活動を開始したが、この活動がとある事件の幕開けとなる。
    ある事件の関係者のメールや関係資料を読みつつ事件の概要やフーダニットを推理していく。
    捜査資料、供述調書、メール、新聞記事などで構成されたミステリー。

    ・感想
    700ページと中々ページ数があったけど面白くて3日で読んだ。
    登場人物が多いし、みんな信用できないしでどう話が展開していくのかドキドキしながら読んだ。
    犯人はわからなかったけど本当はいない人とか正体偽ってる人とかは大体わかった!
    最後がホラーすぎて怖かった…。

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    2024年03月03日
  • 殺しへのライン

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    作者のホロビッツと元刑事のホーソンのコンビが殺人事件に取り組む3作目のようですが、2作目を飛ばしてしまいこちらを先に読みました。
    今回の場面設定ですが、オルダニー島という島へ文芸フェスに参加するために滞在するというもの。島という限られた環境が醸し出すものが既に何かが起こるという雰囲気を漂わせています。フェスに参加するという人物たちが続々と集まります。
    島自体にはナチスによる占領という負の遺産があり、そこにNAB計画という送電線を引く開発企画が持ち上っています。計画に反対する島民たちも登場。そして、殺人事件勃発します。自ずとホーソンが動き出します。
    犯人はホーソンと昔から因縁のあるデレク・アボッ

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    2024年02月05日
  • 殺しへのライン

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    本格的でありながらサクサクと気楽に読める。
    情報の出し惜しみが全くされていないのに、普通に騙される手腕が本当にすごい。
    面白かった

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    2024年01月28日
  • 殺しへのライン

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    ネタバレ

    ホーソーン・シリーズの第三弾。

    もやもやする。
    ホーソーンの退職の原因らしい犯罪者と対峙したのに、
    過去に何があったのかは判明しなかったので。
    しかも犯罪者の方は自殺するし、
    そう追い詰めたのがホーソーンなのかもはっきりしない。

    事件の方は文芸フェスが開かれた島で起こる。
    ネットカジノで富を築いた富豪が殺されたのは、
    島に送電線を引く事業の反対運動のせいか、
    妻に財産を残した遺言のせいか、
    だらしない女遊びのせいか。
    続いて、その妻も殺される。

    もやもやするのは、共犯者二人の母娘のうち、
    母は病死してしまい、娘の方は罪を母にかぶせて無罪になったことかも。

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    2024年01月26日
  • ナイフをひねれば

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    安定の面白さ!
    間違いないし、多分今後も間違わないシリーズ。
    作中のホロヴィッツは若干頼りない奴に描かれているけれど、実際の作家としては実力充分の技巧派だ。

    ただ、不謹慎ながら今回の被害者には全くもって100%同情の余地を感じなかった。
    大概、冒頭から嫌なヤツって、話が進むにつれて『実は!』みたいに…異なった一面が見られるのが王道だったりするものが、コイツはただただ終始嫌な女のままだった。

    一時期、『ワンピース』など人気の漫画を考察した攻略本的なモノが結構出回っていたが、何でも商売になるんだなぁと思うと同時に、他人様が心血注いで作った作品をはたが好き勝手言う事で自分の懐を潤そうなんざ、やっ

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    2024年12月03日
  • ポピーのためにできること

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    次々に異なる登場人物が出てくるのでページを行ったり来たりしながら読んだ。長さ故、個人的には途中で少し間延びしてしまったが、小説のほぼ全てがメール、WhatsApp のやりとりで進行していく中に、謎が散りばめて隠されており、読み応えのある作品だった。

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    2023年12月31日