山田蘭のレビュー一覧
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「カササギ殺人事件」の続編。編集者を引退したスーザンは、クレタ島に移住してホテル経営に勤しんでいた。そこへイギリス人夫婦がやって来てある依頼をされる。夫婦の娘が失踪した。8年前に起きた殺人事件の真相に、娘がある本を読んでいて気付いたことが原因だというのだ。その本とはアラン•コンウェイ著"アティカス•ピュント"シリーズ第三段「愚行の代償」。スーザンが編集者として世に送り出した本だった…。
前作に引き続き入子状態の作中作。上巻途中からは「愚行の代償」の表紙から再度物語が始まる感じになる。しかもこちらの人物紹介も22人の大所帯。(本編はもっと多くて28人)なかなか読み出がありま -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
文芸フェスのためにオルダニー島を訪れた、ホーソーンとホロヴィッツ。
フェスが開催される中、関係者が殺された。
ホーソーンの謎解きが始まる。
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第二次世界大戦の遺構がある暗い印象の島に、一癖も二癖もある登場人物たち。
あちこちに散りばめられた、意味があるのかないのかの事象。
それらがあとから一直線にスッとつながる爽快感が素晴らしい。
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今回、オルダニー島という場所を初めて知った。
物語の中では、景勝の美しさや島民たちの気質などが描かれていて、冒頭にあるように、ホロヴィッツのこの地への愛情が感じ取れる。
素晴らしい景観の島の中、人間的魅力に満ちた登場人物たちがパーティをした