山田蘭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ホーソーン&ホロヴィッツ第2作!
離婚を扱う弁護士が殺害された事件を追う、ホーソーンとホロヴィッツ。
登場人物の「リチャード」と「チャーリー」の『チャー』が干渉してきて、アレ今これどっちのチャー?と何度もなってしまう、そんな私でもグイグイ読めました。
ホーソーンの登場シーンから、あまりのホーソーンっぷりに(著者・アンソニーには申し訳ないんだけど)「そうそう、こうでなくっちゃ!」とニヤニヤが止まらない。
ホーソーンだけでなく、警察側やその他の登場人物もアンソニーにはなんだか辛辣で気の毒になってきちゃう。この自虐部分はリアル?フィクション?
なんにしても、読めばこのコンビがクセになること間違いなしです。
事件解決の面白さももちろんですが、ホーソーンの謎もちょっとずつ小出しにされていて、これがこの先どうなるのかを見届けたい。次作も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ1作目。これはエンタメ!って感じですね〜、冒頭からガッチリ掴まれます。
元刑事のホーソーンが作家であるホロヴィッツに「自分を本にしたらどうか」と持ちかけた事により、ある事件を一緒に追うことに。
謎解きの面白さもてんこ盛りですが、なんといっても2人の魅力。これでグイグイ読んでしまいます。
ホーソーンはいわゆる「変わり者探偵キャラ」。推理も冴えるキレ者ですが偏屈で、素性はなかなか明かしません。
一方の「ワトスン役」作家・脚本家である著者ホロヴィッツ。
ホーソーンにやられまくり、本音を吐露しまくり。ずっと「ドンマイ!」と声をかけたくなっちゃう。
そもそも「著者自身が巻き込まれた事件」という体で描かれているのがミソなのですが、フィクションかリアルか微妙な部分も楽しみどころ。
こちらは全10巻とのことで、次作は積んであるんだけど、あとは気長〜に挑戦しようと思います。
本作では「ツン9デレ1」くらいだったホーソーンの偏屈度。これが今後どうなっていくのかは、めっっちゃ気になるところ! -
Posted by ブクログ
アンドレアスと別れ、ロンドンに戻って来たスーザンのもとへ、アティカス・ピュントシリーズを新たな作家で書き継ぐ企画が回ってくる。その作家とは世界的なベストセラー作家、ミリアム・クレイスの孫であるエリオット。
だが、その作品の内容には現実のクレイス家を想起させる部分が多く、エリオットはクレイス家の内情を仄めかす。果たして毒殺された登場人物はミリアム・クレイスのことを描いているのか...
翻訳ものにして作中作ものにして上下巻ものという、なかなかの高いハードルを軽々と超えてくるリーダビリティは健在で、今のところ文句なしの面白さ。
が、個人的に仕事が地獄になってしまい、読書に割ける時間が激減し、今後もあまり回復しそうにない状況。時間のある時にゆったりと読むのが最適の作品であるのに非常に残念だった。
以下次巻。 -
Posted by ブクログ
アティカス・ピュントシリーズ。離婚した元編集者スーザンがイギリスに戻り、またもこのシリーズに関わる。作者は第一作でなくなったが別の作家がシリーズを続けることになったのだ。スーザンはその作家の担当の仕事に就く。アティカス・ピュントシリーズには現実の問題を作品の中に忍ばせる悪意に満ちた悪戯が散りばめられていたが、作家が変わっても悪意は消えず、スーザンは巻き込まれることとなる。
もう片方のシリーズ、ホーソーンと違って、スーザンには相棒がいないので作中一人でいる時間が長い。そのせいか会話よりも地の文が多く、それがクドいのでとても読みにくく感じた。作中作はまだまだ素人の設定なので仕方ないかもしれないが、現実での話を進めるときはもう少しスッキリ書いてほしい。