山田蘭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホロヴィッツが書いた劇を酷評した劇評家が殺された。
逮捕されたのはホロヴィッツ。
自分を救ってくれるのはホーソーンしかいない。
ホーソーンとホロヴィッツシリーズ第4弾。
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シリーズの中で一番読みやすかった。
スピード感もあったように感じる。
どこまでも貧乏くじを引いてしまうホロヴィッツが気の毒で、でもホロヴィッツ自身が書いているからこそ面白く読めてしまう。
『カササギ殺人事件』のことがちょいちょい出てくるのでワクワクが一層掻き立てられる。
そして、読みながらずっとクリスティの『象は忘れない』が頭をチラチラよぎった。
クリスティの匂いがするのはうれしい。
ホロヴィッツ作品をやめられないところでもある。 -
Posted by ブクログ
ミステリとしては面白かった。
どの情報が大事でどの情報が寄り道なのかが難しいくらい、色々情報が多かった。めちゃくちゃ追ったところが実は全然寄り道だった!みたいなのを何度か経験させられた。たぶんこれは作者の術中なんだろうな。読み返すのが楽しいタイプの本なのかな。
とはいえ登場人物の性格が……。ホーソーンは説明不足のくせして当たりがキツいし、主人公は主人公で的外れだったりとにかく出し抜こうってしてて、コンビなのにギクシャクしてるというかピリピリしてるというか……。見てられないよ〜という気持ちに何度かなってしまった。ちゃんと話し合いをしなさい……他人同士なんだから……。
これシリーズものだよね?ここから仲良くなれますか……?なれませんか……? -
Posted by ブクログ
ネタバレほぼメール、書簡形式で綴られ、地の文が一切ない奇作『ポピーのためにできること』が記憶に新しいジャニス・ハレット第二弾。
今回は前回よりもだいぶ読みやすい。
相変わらず地の文はないが、メールや書簡のような一方向的な語りの占める割合は低く、メッセージングアプリでのやりとりやインタビューの文字起こしの体をとった双方向の会話が主体なので、戯曲を読んだばかりの自分的には現代風戯曲のように感じた。
ジョセフ・ノックスの『トゥルー・クライム・ストーリー』に寄った感じ。
18年前に発生したカルト信者達が起こした集団自殺事件。
当時、危うく被害を免れた赤ちゃんが成年になるタイミングの今をきっかけに、新たな切り口で事件を追った犯罪ノンフィクションを手掛けようとする主人公のアマンダ。
知人友人、そのつてを辿った関係者たち、連絡先のわかる参考になりそうな人々、手当たり次第に接触し、インタビューを行い赤ちゃんの行方を追うが。。。
食い違う証言、ことごとく表面的な発言としてしかわからないアマンダの心情、断続的場面転換の連続。
行間を読み想像を膨らませていくのが読みどころか。
アマンダの強引さ、したたかさと執着っぷりにやや反感を感じ、本来だったら主人公に共感できないということで没入感を損なう弊害になりそうなところ、形式上少し遠い存在であることがそれを和らげている気がする。
次第に公表されている内容とは異なる真実がありそうな予感を携えつつ、迎える転換点は中々。
ちょっと腑に落ちない点はあるにせよ、うまく違う解を混ぜ込ませたなという力作。
このミス2026年版海外編第8位。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっほー。「アルパートンの天使たち」 (集英社文庫)を読もうと思ったんだけど、Janice Halettの先に翻訳されていた本書を先に読んでみたの。
本書の原題は「The Appeal」(2021)、今は亡き「翻訳ミステリー大賞」の第14回(2023)にノミネートされているの。解説には第二作として「The Twyford Code」(2022)って書いてあるんだけど、次に「アルパートンの天使たち」 として翻訳されたのは第三長編(?)の「The Mysterious Case of the Alperton Angels 」(2023)だったみたい。びっくり!
メールやチャットで構成されているからか、翻訳読みやすくて、こんな感想になっちゃった、ごめんね。
アガサ・クリスティ風味という評判はあったってる。ちょっと怖くなっちゃった。ちょっとね。