山田蘭のレビュー一覧

  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    上巻でも?となったのに下巻の冒頭でも?となる。違う小説なのかと見直すが、そういうわけでもない。まぁそういう展開なのかと理解はしつつも、誰が犯人なのかは気になる。読み進むにつれ、引き込まれていくこの小説は一粒で二度美味しい。

    0
    2026年09月15日
  • ヨルガオ殺人事件 上

    Posted by ブクログ

    登場人物皆が怪しい。そして多くの登場人物が主人公に対して嫌悪し過ぎ…
    上巻が終わって、作中作もしっかり出てきて、しっかり面白くなってきた♪

    0
    2026年09月15日
  • 命取りのエピソード

    Posted by ブクログ

    命取りのエピソード
    ホーソーンシリーズ最新作。
    読み終えた感想だが、久しぶりに面白いフーダニットだったなぁと余韻に耽る。

    シリーズ最初の作品である「メインテーマは殺人」が映画化される事になり、ホロヴィッツとホーソーンが現地でも携わる訳だが、そんな中、ホロヴィッツ役の俳優デイビッドがナイフで殺害されてしまい、撮影は頓挫する。ホロヴィッツとホーソーンは事件を調査するが、途中ホーソーンの過去に関わる重要な要素が顔を出し、二人はかつてホーソーンが関わったフォス屋敷を訪れる。
     正直、全く違った角度からのアプローチに思え、読んでいる最中に戸惑いもあったが、過去にフォス屋敷で起こった悲しい事件とその結末が後々素晴らしいスパイスだと思える様になる。

     ホロヴィッツの優柔不断さが冒頭から最大に発揮されており(笑)また彼の妻は頭を抱えるのだろう。今回は一番最初に発表された「メインテーマは殺人」が作中で映画化されるという今までにも増して現実とリンクするメタ的な要素が組み込まれる。
     登場人物は全て曲者であり、ホーソーンが霞む程だ(笑)冒頭の限りでは今作は警察にも恵まれており、無用な心配事やトラブルは起きないかと思いきや、やはりホーソーンホロヴィッツシリーズだけあって様々な問題が起こる。そして今回もホロヴィッツは暴走し、結局はホーソーンの掌の上というお約束もついてくる。

     ホーソーンの過去に向かう旅路については話の流れの上で少し唐突さを感じるぶぶもある。何故、ホーソーンを演じた俳優が殺害されたのか、彼は性格柄、様々な人達に恨みを買っている訳だが、どうしてこの殺人の解決に過去の話がやってくるのか、ご都合主義的な見え方がしてしまう。大きくは二部構成と言って良いだろうが、途中、少し物語の方向性がわからなくなったと思ったのだが、結末によって見事にイメージがかわる。
     久しぶりに丁寧な伏線をはり、どんでん返しが起こるミステリーを読んだ。クリスティの「鏡は横にひび割れて」が頭に浮かんだのは、大枠のプロットが似ている様に感じたからだろうか。

     ホロヴィッツは作中の映画上で描かれる程、ホーソーンを憎んではいないし、むしろ信頼、尊敬していると豪語しているが、中々、今までのシリーズ作中から読み取れないなぁと思う(笑)。反対にホーソーンは実はホロヴィッツに心を許している部分が感じられる。

     

    0
    2026年09月14日
  • 命取りのエピソード

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アンソニー・ホロヴィッツの著書『メインテーマは殺人』が映画化されることになった。だがその撮影の最中、ホーソーン役の俳優デイヴィッドが殺害される。当然、探偵ホーソーンと〈わたし〉ことアンソニーが捜査に乗り出すことに。デイヴィッドは監督や脚本家、俳優仲間との間で数々の因縁があったため、捜査は難航する。そんな中でアンソニーはあることに気がつく。それは、犯人はデイヴィッドではなくホーソーンを殺すつもりだったのではないかというものだ。
    ホーソーンには一つ、心当たりのある過去の事件があった。その事件でホーソーンが犯人と名指ししたハリー・モーガンなる人物が、実は無実であった可能性があったのだ。ハリーの妻デボラは夫の無実を今でも信じており、あからさまにホーソーンを憎んでいた。だが結局ホーソーンの推理は間違っておらず、ハリーは娘の犯行の罪を自らかぶっただけだったということがわかる。そのため、妻のデボラもデイヴィッド殺害の容疑者からは外れたように思えた。
    しかしホーソーンは、デボラが犯人であることを告げる。デボラはホーソーンと間違えてデイヴィッドを殺したのではなく、デイヴィッド本人とわかったうえで殺したのだった。環境活動家を謳っていたデイヴィッドは以前、高速道路を封鎖してのデモ活動を行っていた。その渋滞のせいでデボラと娘はハリーの刑務所に面会に行くことができず、刑務所暮らしで病んでいたハリーは翌日自殺してしまったのだ。しかもその後デボラは、デイヴィッドがデボラの店でステーキを食べているところを目撃する。環境活動家でありヴィーガンであると公言していたのは、単なるポーズだったのだ。そのことにより、デボラはデイヴィッドへの殺意をますます強くし、殺害に至ったのだった。

    このシリーズの魅力は掴みどころのない探偵ホーソーンと、それに振り回される〈わたし〉とのかけ合い。関係者一人一人を当たっていく王道かつクラシカルなスタイルの中で、ホーソーンの知られざる過去にも迫っていく。被害者がホーソーンを演じていた俳優ということで、容疑者の幅が被害者本人だけでなくホーソーンの周囲にまで広がる点が面白い。ホーソーンを恨んでいた人物にスポットが当たることでホーソーンの過去に自然と話がスライドしていくため、シリーズものとしての深みがより一層際立っている。

    0
    2026年09月14日
  • 命取りのエピソード

    Posted by ブクログ

    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ6冊目。解説によると全12巻らしい。
    今作も気持ちよく騙された。ホロヴィッツって「私にも謎が解けそう!」→「全然違う〜!!」ってなるとこが上手い。本当に、上手すぎる

    ワタシ的に嫌な奴がたくさん出てくるし読んでる時はワクワクしないんだけど、とにかく続きが気になるし読みやすいし気づけばクライマックスで思わずおでこ打つやつを毎回している。
    で、読み終わった頃にはホーソーンとホロヴィッツがほんのり好きになってまた次も読む……面白いんだよなぁ……。

    0
    2026年09月14日
  • マーブル館殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    途中から結末が知りたすぎて、ページをめくる手が止まらなかった。飛ばして結末を読みたいと思うほどに。
    そして今回は珍しく、ピュント編の犯人も、スーザンに関わる犯人も当てることができた。トリックはひとつもわからなかったけど。

    0
    2026年09月13日
  • 死はすぐそばに

    Posted by ブクログ

    過去と現在がこんなにもうまく交錯するストーリーがあるなんて!
    そういうタイプの物語はたぶん過去に何冊か読んでいると思うのですが、ここまでうまくまとめられているものはなかったと思います。
    このシリーズはずっと楽しく読んできて、ここでまたひとつ新しい描き方で読ませてもらえたことが嬉しかったです。

    そして、最後のシーン!
    くっきりと頭に映像で残りました。

    0
    2026年09月12日
  • 命取りのエピソード

    Posted by ブクログ

    今年もこの季節がやってきた。
    アンソニー・ホロヴィッツの新刊が出る季節。
    去年はカササギシリーズの最新作であるマーブル館殺人事件だったので、
    ホーソーン&ホロヴィッツのシリーズで言うと2年ぶりの登場。

    映画版『メインテーマは殺人』の撮影現場で、
    ホーソーンを演じていた俳優デイヴィット・ケインが殺された。
    この刺殺事件には、関係者のそれぞれに何かしらの動機があるらしい。
    だが、犯人が間違いを犯したということはないだろうか。
    すなわち、犯人が狙っていたのは実は本物のホーソーンだったということは。

    シリーズ最新刊はこれまでとは違うアプローチと構成だった。
    前作『死はすぐそばに』では、
    ホーソーンの過去の事件についての回顧録みたいな内容で
    こちらも今までとは違ったアプローチの作品だったのだが、
    今作はどちらかというとカササギシリーズの様な、
    一冊で二度美味しい方式に近い、そんな構成だった。

    前作が回顧録形式でホーソーンとホロヴィッツのバディ感を
    あまり堪能できなかったので、今作は久々に二人と会えたという感覚。
    映画業界の裏舞台など、とても細かく的確に描写されていた。
    ただ、映画版『メインテーマは殺人』は
    イギリス映画で低予算の部類として撮影現場が描かれていたが、
    日本にしたら大作映画の予算だ。それが何とも物悲しく虚しくなってしまう。

    犯人候補となる映画関係者はどいつもこいつも怪しすぎるし、
    嘘はつくし、動機も腐るほどある。だから逆に絞り込めない。
    だが、思わぬ方向から実はホーソーンを狙っていた?という疑惑が浮かぶ。

    物語の三分の二辺りから急にぶっ込まれ始めるホーソーンの過去。
    いきなりの展開に戸惑いを隠せないのだが、
    それもキチンと最後は収集し、片付ける。
    この辺のミステリー手腕は流石と唸ってしまった。
    これほどの手腕を持ちながら、
    作中ではとことんピエロな役割を演じるホロヴィッツがまたニクい。

    まぁ今作も毎度のことながら、読者の自分もそう。
    ホロヴィッツばりの頓珍漢な推理で読み進めてしまったのは言うまでもない。
    だからこそ、答え合わせで驚けるし楽しめる作品なんだなと再認識。

    0
    2026年09月11日
  • ヨルガオ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    今回もおもしろかった!
    絶妙な伏線がいくつも張り巡らされていて、作者頭いいなーっておもった。
    小説パート、現代パートどっちも読み応えがあって面白いのがすごい

    0
    2026年09月09日
  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白かった

    上下巻に分かれていることが、そのままトリックになるという構造が面白い。しかも一冊を丸ごと作中作に使うという贅沢、一粒で二度美味しいどころか、それ以上の良さを味わえた。

    0
    2026年08月23日
  • 死はすぐそばに

    Posted by ブクログ

    今回も非常に面白かった。
    前作までと比べて物語の表現手法に大きな変化があり、それが斬新で楽しい。また、「見取り図を入れると余計に費用がかかる」などの作家ならではの小ネタにもクスッとしたし、ラストは今までになくホロヴィッツからホーソーンへの愛情?信頼?が見えて、じんわりと暖かい余韻が感じられるものだった。
    しかし毎回思うが、関係者に書くなと言われたことをこんなに書きまくって、この物語の世界線におけるホロヴィッツは大丈夫なのだろうか。

    0
    2026年08月16日
  • マーブル館殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    世に作中作の作品は多くあるが、これが最高作品ではなかろうか。作中のミステリが一級品なのに、それをベースにした本作がそれを上回るって、一冊分の値段でよいのですか?と作者に問いたいくらい。読後の疲労感はもちろん2倍だが、満足感は20倍くらい。

    0
    2026年08月15日
  • メインテーマは殺人

    Posted by ブクログ

    アンソニーホロヴィッツ初読みです。説明や描写が丁寧で、正直長いかも?と思うところはあったけど面白かった!皆怪しいし隠し事がありそうなのが、やっぱこれだよね!感。ホーソーンのキャラが濃いのも良い○ニヤリとしてしまうような表現が多く読んでいて楽しかった。この本を読む前から勢い良く同作者の小説を10冊一気買いしてしまったのでどんどん読んでいきます!

    0
    2026年08月14日
  • メインテーマは殺人

    Posted by ブクログ

    事件の真相に繋がる手がかりが要所に散りばめられた、誠実で面白いミステリーだった。作者自身がワトソン役を務める構成で、探偵ホーソーンもどこか謎めいたキャラクターで魅力的。現代版シャーロック・ホームズのようでワクワクする。
    そして、テレビドラマの脚本も手掛ける作者ならではの視点が効いていて、実在の映画監督や俳優が出てくる遊び心にもニヤリ。普段は翻訳モノに時間がかかってしまう私でも、途中で止まることなくスラスラ読めた。シリーズ化されているので次の作品も読んでみたいと思う。

    0
    2026年08月13日
  • ナイフをひねれば

    Posted by ブクログ

    シリーズの4作目だが、この話が今までで1番面白かった。主人公が逮捕されるまでのカウントダウンの中、ハラハラしながら読み進められた。結末が知りたすぎて、2日で読んでしまった。
    犯人はもしかして…と思って読んでいたが、50%?しか当たらず。
    最後の方に、謎のまま残されたエピソードもあった。それが次作以降にまた出てくるのか楽しみ。

    0
    2026年08月04日
  • マーブル館殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ホロヴィッツのもう一つのシリーズ「カササギシリーズ」の3作目、入れ子構造を堪能する本シリーズ、せやけど入れ子にする作品ピュントシリーズの作者は死んだし、出版社は焼け落ちたし、続編てどうするんやろ?

    って思ったら、別の作家と別の出版社でピュントを引き継ぐことになるという設定で復活、まぁそういう世界は現実にあるし(ホロヴィッツもクリスティや007など各種シリーズを書き継いでいる作家)、作品内の前作からの経過年数を考えると強引ではないわな。

    詠ませ処は今まで以上に、作中作の展開と主人公がリアルに生きている世界の展開がシンクロしているところ。そのシンクロもあえてそうなっている状況をきっちり設定できているのでこれまた無理やりではない、強引に見える部分すら「これも必然の設定」と思わされてくる(実際に設定に無駄はない)。

    ホロヴィッツ作品なんで滅多なことはないという安心感はあるが、その上を行く展開はさすがの一言。
    1人だけ「あぁ、こいつが絶対怪しいな」ってヤツがいるんだけど、こいつのせいや…ってこと自体も全体の謎から目を背けさせるトラップになっていて、油断ならない。

    下巻になってからの展開の凄まじい勢いと、伏線回収が見事。シリーズとしての捨て作みたいなものはないんだろうか?

    ラスト2行の自虐感、押すなよ押すなよ展開で次回作に期待したい。

    0
    2026年07月26日
  • マーブル館殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    カササギシリーズの第三弾。感想は上下巻合わせてのものです。

    変わらずの作中作とリンクする感じでの事件。とてもおもしろかったです。なんというか、この手のシリーズものって前がどんな話だったんだっけ?ってなることがよくあるんですが、これまでのネタバレ込みでの話になってるのでいろいろと理解しやすいし、前作前々作を下敷きにしている分その後の話に深みがある。変にネタバレに配慮したせいで登場人物の行動がいまいち説明がつきづらかったりとかありますからね。あああの時のあれが今作のこのキャラクターの動機になってるんだ、とか。

    しかしこの作者の特徴なのかもしれないけど、語り手がひどい目にあいすぎるよな。なんかもうみんなに嫌われてて誰しも敵対している感じ。主人公である私立探偵は孤独でありひどい目に遭わないといけないというセオリーをどこかで聞いたことありますが、そういうことなんでしょうか?主人公を嫌ってない人物は裏では嫌っていて実は黒幕、みたいなメタ的な推理すらできてしまうのではとも思ってしまう。あるいは次回作で敵対する、とか。

    0
    2026年07月07日
  • ナイフをひねれば

    Posted by ブクログ

    シリーズの過去作と比較すると、容疑者がホロヴィッツ本人だからかも知れないが、ミステリーだけど暗いイメージが無かった。
    今回もまた新たな手法で飽きずに読めて楽しかったです。

    0
    2026年07月01日
  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    すごい作品を読みました。ミステリーの面白さを存分に味わえました。

    上巻の最後の一文から、下巻の最初の一文は全く想像できなかったです。ひとつの小説で全く別の2つの推理を味わえるというお得感。残り100ページ辺りからは、信じられない思いで読む手が止まりませんでした。

    読後、上巻の始めの「ロンドン、クラウチ・エンド」を読むと彼女の警告の意味が、分かりすぎてぞくぞくしてしまいました。

    書きたいことは山ほどあるのですが、ネタバレになるので、心にしまっておきます。

    週末、書店で続編の「ヨルガオ殺人事件」を手にしているのは、私かも!?

    0
    2026年06月26日
  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    下巻を読み始めたときに読む本間違えたかな?って思うくらい違う話が始まってびっくりした。
    上巻もそうだったけど、下巻もどんどん続きが気になって読み進めた。
    カササギ殺人事件やシリーズに隠された暗号にはわくわくしたけど真実を知ったときこのおっさんどうしょうもないなって呆れた。

    0
    2026年06月25日