山田蘭のレビュー一覧

  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    「ちっちゃな家族」心温まる大人気のベストセラー児童書シリーズ。
    その著者が自分の家族にはとても酷い仕打ちをしていた事実。
    様々な辛さを抱えていたエリオットの死は切なかったし、今作でピュントの事件が最後となっているのもやっぱり切ない。
    ピュントとヴォルテールの間に生まれた絆が最高に良かったなー。
    アンドレアスとの別れはちょっと悲しかったけどブレイク二ーとの出会いはスーザンにとって必要だったと思う。
    やっぱりクレタ島でのホテル経営より編集者のスーザンの方が何倍も輝いてる✨
    続編があるみたいで楽しみ⸜(*˙꒳˙*)⸝

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    2025年10月19日
  • マーブル館殺人事件 上

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    現実の人物をモデルに、小説の登場人物を描いているので、人物像が交錯し、家族の証言を聴き進めるほど謎が深まります。ミステリーの中にミステリーがあるの、ホントに贅沢です。編集者のスーザンがエリオットの作品にケチをつけるところが、編集者って大変、著者もひとつの作品を作るのって大変と感じました。

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    2025年10月19日
  • マーブル館殺人事件 上

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    贅沢だ――!こんなに上質で極上なミステリーが読めるなんて幸せ。
    今回も作中作になっているため、一冊で二つの物語を味わえる。

    お寿司と焼肉を交互に食べているような感覚。「このウニ、美味しい〜」と感動していたら、次に“最高の厚切り牛タン塩”が出てくるような。そして、その二つが絶妙に絡み合って、何倍にも美味しくなるみたいな!?いや違うかな?
    とにかく贅沢で幸せなのは間違いない。

    前作の終わり方から、どうやって続編を作るのかと思っていたけど、なるほど、この手があったか!

    作中作ピュントシリーズは、クリスティのような世界観で一気に惹き込まれる。
    今回は「館」で起きる一族の揉め事という、まさに私の大

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    2025年10月19日
  • マーブル館殺人事件 下

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    いやー 最高です

    下巻
    小説の中に隠されているかも知れない殺人事件を元の起こる殺人事件は、とんでも無くスリリングに展開し行くし、シリーズ1の「カササギ殺人事件」から続く事でもあり頭がクラクラしそうだが一気に読み終えてしまった。
    終わり近くでまた、来るよ来るよ危ないよ!と言う感じも読み飽きない部分です。

    今から読まれる方は是非、「カササギ殺人事件」「ヨルガオ殺人事件」の順に読むことをおすすめします。
    数年先にはシリーズ4も有るらしいですよ。

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    2025年10月18日
  • マーブル館殺人事件 下

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    「また会う日まで、わが友よ(オー・ルヴオワール モ・ナミ)」

    はい、一粒で二度美味しいでお馴染みの『アスティカス・ピュントシリーズ』です
    いや、二度どころじゃないから!百八十度(三角形の内角の総和)くらい美味しいから!

    探偵が関係者を集めての謎解きをする
    この探偵小説のオールドファンが涙にむせびながら咆哮する名場面が二度も堪能できるわけです
    しかもどちらもとんでもない傑作
    もう2億円くらいあげて下さい
    頼みますこれはもうお頼みします
    あ、ユーロか?いやイギリスEU離脱したからポンドか…1ポンドは今200円くらいだから…ってもういいわ!金の話はもういいわ!

    そして本作最大の見どころは、主人

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    2025年10月18日
  • マーブル館殺人事件 上

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    はい、今年も来ましたアンソニー・ホロヴィッツの新作
    創元社が各種ミステリー賞狙いでこの時期にぶつけてきやがるのよね

    そして、今作もエグい
    まずはほんとその手があったか!の作中作『アスティカス・ピュント』シリーズを亡くなった作者に代わって、新人作家に引き継がせるっていう
    言われてみたら、ありなんだけど、サクッとしれっとやってくる

    また、構成も凄いのよ
    マジどこぞの敏腕ディレクターか!っての
    CMに入るところの切り方が絶妙なのよ
    もう一瞬たりともチャンネルを変えさせないぞ!っていう
    CM明けちょっとでも見逃したくない!ってところで場面転換ね
    上手すぎだよホロヴィッツ!
    ほんと目が離せないのよ

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    2025年10月16日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ネタバレ

    ・作中作と実際に起きた殺人事件とのリンクを探していく、という主人公スーザンの追体験を楽しめる作品であり、これは探偵役がいわゆる「素人探偵」である作品の特権であると感じた。本作が読者に対して「フェア」に手がかりを配置する上でも重要な役割を果たしている。
    作中作で、本物のミステリ小説よろしく表紙、帯にあるような煽り文、献辞等も挿入されていることを新鮮に感じたが、それが謎解きに一役買っていてかつ手がかりが巧みにカモフラージュされていることに感嘆した。ミステリにおけるセオリーである「『違和感』が気のせいである』ことなんてない」という感覚を自身で体験できたのも嬉しい。全て謎が解かれた今、改めて『愚者の代

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    2025年10月16日
  • マーブル館殺人事件 上

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    上巻まで

    なるほど、読み始めはフワッと、そしてまたどこまでが事実なのか物語なのか不明な気分を味わうのだが、これも物語
    上巻終わり近くイライラさせて、早く下巻を、続きを読みたくさせる。

    うまいな〜ハマってしまうな〜

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    2025年10月16日
  • メインテーマは殺人

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    ネタバレ

    『カササギ殺人事件』のアンソニー・ホロヴィッツは、ホロヴィッツ本人が出てくるシリーズもあるということで読んでみました。


    資産家の老婦人ダイアナ・クーパーは葬儀社を訪ねて「わたし自身の葬儀の手配をお願いしたいの」と依頼した。葬儀社にとってこのような依頼は決して珍しくはない。契約は滞り無く行われた。だがその6時間後、ダイアナ・クーパーは殺された。
    自分の葬儀手配の当日に?彼女は自分の身の上の危険を察していたのだろうか?

    …という話を脚本家で作家のアンソニー・ホロヴィッツに知らせたのは、彼が担当する警察ドラマのアドバイザーのダニエル・ホーソーンだ。彼は元刑事で、なんかやらかして辞職したらしいけ

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    2025年10月13日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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     本編と作中作のフーダニットだけでも面白いのに複雑に絡み合った人間関係と巧妙に仕組まれたミッシングリンク、果ては冤罪疑惑を晴らすための主人公の奔走まで本格ミステリー、エンタメとして最高だった。帯通り『アガサ・クリスティーへの完璧なオマージュ』だった。

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    2025年10月11日
  • マーブル館殺人事件 下

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    相変わらず素晴らしい。
    編集者が作家から預かった原稿の中の事件と、その編集者が現実世界で巻き込まれる事件が複雑に絡む、一作で二度美味しい作品の第三弾。その分登場人物も二倍になるから巻頭の登場人物一覧を何度か見直す必要があるけど。
    アティカス・ピュントシリーズの新たな書き手も見つかったので、今後のシリーズ展開が非常に楽しみ。

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    2025年10月11日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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     8年前にとあるホテルで起きた殺人事件と一冊のミステリー小説の事件、この二つの類似性に気づいた女性の失踪事件など、前作から面白さはそのままで新しいアプローチが展開されていて終始続きが気になってしまった。詳しい感想は下巻で。

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    2025年10月10日
  • マーブル館殺人事件 上

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    下巻未読。
    このシリーズは作中作がとても面白い。作中作単体でも面白いのがすごいしこの構成が面白くてとても楽しく読める。
    まだ疑惑止まりで、事件らしい事件は起きてないが、エリオットが何を企んでるのか?クレイス一族にどんな秘密があるのか?気になる展開になっている。
    最初に注意書きもある通りカササギ殺人事件からの流れもかなりあるため、読み直してからの方が良かったかなとも思うが、未読でさえなければ問題はなさそう。

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    2025年10月07日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    文句なしに面白かった。エリオットの轢き逃げ犯をスーザンになすり付けようとしたのが誰なのかは、すぐにわかったけど、それ以外は当てられなかった。というか、一番の驚きはエリオットが途中で退場して、作中作が終わってない…と絶望したのに、まさか代打の代打が登場したこと!

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    2025年10月03日
  • マーブル館殺人事件 上

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    ネタバレ

    クレタ島からロンドンへ戻ってきたスーザン。
    アンドレアスとお別れしちゃったのはちょっと残念。
    復縁の可能性は残されてるのかなぁ?とミステリと共にそちらも気になる。
    今作ではアランの後を引き継いでエリオットという若手作家がアテュカス・ピュントの新作を書くことに。
    エリオットの親族やエレインの登場でスーザンの周りにも不穏な空気が漂ってる気がする。
    スーザンの物語もピュントの物語も下巻でどうなっていくのかとっても楽しみ

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    2025年10月01日
  • マーブル館殺人事件 上

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    だいぶ前の「平成仮面ライダーシリーズ」に「仮面ライダーキバ」という作品があった。主演は瀬戸康史さん。

    この作品には他にない複雑な特徴があった。
    主人公がいる「現代」と、主人公の父が現役だった頃の「過去」がパラレルに描かれるのだ。
    物語が進むうち、「現代」と「過去」は近づいては離れ、離れては近づき、ある時融合する。さらにもうひとつの世界と絡み合い、独特の構造を持つ物語になっていた。過去と現代、もうひとつの世界はいくつかのポイントで接点を持ち、重なる。

    ******

    待ちに待ったホロヴィッツ新刊は「カササギ」シリーズの続刊。前作では、名探偵アティカス・ピュントシリーズの過去作が絡む物語だった

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    2025年09月26日
  • マーブル館殺人事件 上

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    テンポの良さと、このシリーズ固有の構成の出入りが心地よく、バランスよくスラスラ読める!
    ここからの下巻での波乱や驚きがどれくらいのものか、大変楽しみにさせてくれる

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    2025年09月23日
  • マーブル館殺人事件 下

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    カササギ、ヨルガオを読み返してから読みました。
    2作と比べると読んでいて長いなー、と途中少し中弛みしましたが、あるところからジェットコースターのような展開で特に下の途中からは一気読みしてしまいました。
    このシリーズはあと一作続くようで2027年から執筆予定とのこと(現在はホーソーンシリーズ執筆中)。
    スーザンのプライベートもこれから楽しみです。

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    2025年09月22日
  • マーブル館殺人事件 上

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    面白い。私はなかなか名前を覚えられずに居るが色々実際の館を想像しながら考えるとわかりやすくて、続きが気になります。

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    2025年09月21日
  • マーブル館殺人事件 下

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    もう、これは面白かった。
    とにかく作中作のクリスティ味とオチの嫌な読後感と現実の戻ってきてしまったから起こる事件のスピード感。
    とにかく最高だった。

    3017冊
    今年245冊目

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    2025年09月21日